「7つの習慣」から学ぶ!社会で活躍できる子供の育て方~第4の習慣「Win-Winを考える」

目的のある成功した人生を送る指針となる「7つの習慣」。ティーンと保護者向けに書かれた『7つの習慣 ティーンズ』をもとに,自分の意志で人生を切り拓ける,社会で活躍できる子供の育て方について考えます。

7つの習慣ティーンズ【リニューアル版】

7つの習慣ティーンズ【リニューアル版】

 

今回のテーマは,第4の習慣「Win-Winを考える」です。 

Win-Winとは何か

Win-Winとは,自分も勝ち,相手も勝つという人生に対する態度や考え方のことであり,人とうまくやっていくための基礎です。人間関係こそが人生の本質であるため,より良い人生を送る上でWin-Winを身に付けることは非常に大切です。

人生の目的は競争でもなければ、人を出し抜くことでも、クラスで上位五%以内の成績を取ることでもないのです。ビジネス、スポーツ、学校はそうかもしれませんが、それは人がつくった、ただの制度にすぎません。人間関係はまったく違うものです。

Win-Winは誰もが勝つことができるという考え方です。素晴らしいけれど、難しくもあります。〔......〕人のことを思いやり、成功を願っていますが、自分のことも気にかけているし、自分も成功したい。〔......〕手に入る成功はたくさんあるという考え方です。

より深く理解いただくために,Win-Winでない考え方をご紹介しましょう。

Win-Lose:人生は勝ち負けだ

・利己的な目的のために人を利用する
・他人のうわさを広める
・人の気持ちを考えずに、いつも我を通す
・身近な人に何かいいことがあると、妬んだり,やきもちを焼く

Lose-Win:悪いのはどうせ私

・口論になるのが嫌で,何でも自分のせいにしてしまう
・「私ってバカよね」
・皆が私のことを悪く言うのは当然だ

Lose-Lose:らせん降下

・相手を束縛したり,やきもちを焼く
・常に一緒に居て触れ合っていないと不安,依存関係
・喧嘩や口論,仕返しをする

Win-Winを身に付けるには

人生を豊かにするWin-Winを身に付けるには,どうすればよいのでしょうか?

自分自身を安定させる

Win-Winで考えるためには,自分自身を安定させることが大切です。自分自身が安定していなければ,褒められても素直に受け取れなかったり,嫉妬に駆られやすくなります。例えば,こんなことはないでしょうか。

・他人(先生など)に褒められると「何か裏があるんじゃないか」と考える
・他の子の成績や習い事が気になる
・周囲と比較して,がっかりしたり,焦ったり,嫉妬したりする

まずは自信を持ち,自分自身を安定させ,他人や周囲の状況に振り回されないようにしましょう。

「競争」と「比較」に注意する

Win-Winを阻む悪習慣として,本書では「競争」と「比較」が挙げられています。これらを中心にする限り,Win-Winで考えることはできません。

次のような考え方にシフトしましょう。

競争は自分自身を評価するために使う

- 他人と比べて勝ち負けを競わない
-「以前の自分より成長したか」に着目する

自分と他人を比較しない

- 劣等感や優越感に振り回されない
- 人それぞれ成長のスケジュールが違うと心得る

子供たちがWin-Winの考え方を身に付けられるよう,親自身が周囲と比較するのではなく,子供一人一人の成長を見守ってもらえればと思います。

 

☆「7つの習慣」教育セミナーを実施しています。

www.at-s.com

詳細・お申し込みはこちらよりどうぞ

RESERVA予約システムから予約する

 

 

【関連記事】

blog.terak.jp

blog.terak.jp

【デジタルものづくりラボ@遠鉄百貨店】発明品,ロボット,プログラミング作品発表会を開催しました

2017年3月25日(土)テラック生徒さんによる作品展示・発表会を行いました。

f:id:terakinc:20170327205503j:plain

発明品,ロボット,プログラミング作品(PCアニメ・ゲーム)など,計17点の作品を展示しました。

f:id:terakinc:20170327205444j:plain

発明品部門では,ボタンを押すとダンスしたり止まったりする人,猫背防止装置(背もたれによりかかるとブザーがなる仕組み)の応募がありました。

f:id:terakinc:20170330123024j:plain

ロボット部門では,プロペラが回ったり銃が撃てる戦車や,キャタピラが付いていて,障害物を乗り越えることができるロボットの応募がありました。

f:id:terakinc:20170327205051j:plain

タッチセンサーを押すと前進するようプログラミングされています。

f:id:terakinc:20170327205405j:plain

PCプログラミング部門では,プログラミンやスクラッチを使用した,マリオ風ゲームや宇宙のシューティングゲームなどご応募いただきました。

f:id:terakinc:20170327205351j:plain

詳しい作品紹介は,今後のブログで少しずつ実施できればと思っています。

当日は,生徒さんによる作品プレゼンテーションも実施しました。

f:id:terakinc:20170327205624j:plain

事前に資料をつくってスライドで映しながら発表したり,動画や写真を見せながら発表したりする生徒さんもいれば,その場で話す内容を考えてプレゼンテーションする生徒さんもいらっしゃいました。

f:id:terakinc:20170327205231j:plain

「どう発表するのが良いか」「何をどのように伝えるか」「どれくらい練習して本番に臨むか」など,(アドバイスはしましたが,最終的には)全て生徒さんの自主性に任せました。

f:id:terakinc:20170327205249j:plain

 緊張も大きかったと思いますが,皆さん,最後までやり抜いてくれました。

発表会に向けて懸命に取り組む,本番の緊張感を味わう,他の生徒さんの作品・プレゼンテーションを見て刺激を受ける,次の目標が見つかる......など,今回の発表会が,生徒さんたちの今後の糧となれば嬉しいです。

開催にあたりご協力くださった方々,ご参加いただいた皆様,本当にどうもありがとうございました。

ロボットづくり,プログラミング講座@杉並区久我山を開催します

2017年4月23日(日)杉並区久我山にて,ロボットづくり・プログラミング講座を開催します

iko-yo.net

iko-yo.net

場所は,個別指導プラスジムさん久我山教室となります。プラスジムさんには,告知・集客等,全面的にご協力いただき,心より感謝しております。以下のような素敵なチラシも作成いただきました。

f:id:terakinc:20170326161713p:plain

 

2017年3月浜田山会館イベントに続き,テラックが東京で教室を開催するのは今回が2回目となります。(前回イベントの様子は以下の記事をご覧ください。)

blog.terak.jp

すでにリピーター様からの予約も入っていて,嬉しい限りです。参加者様と信頼関係を築き,少しずつ輪が広がっていけば......と思っています。皆様のご参加をお待ちしております。

f:id:terakinc:20170326170745j:plain

ロボットづくり,プログラミング講座@杉並区浜田山を開催しました

2017年3月20日(月)浜田山会館にて,ロボットづくり・プログラミング講座を開催しました。

f:id:terakinc:20170326162951j:plain

f:id:terakinc:20170326163657j:plain

早速,活動報告をハートコム浜田山さんが記事にしてくださいました。

www.facebook.com

年齢が小さなお子様も楽しんでご参加くださり,「また来たい!」「4月もやるの?」「家に帰ってきても,目をキラキラさせて,ロボットの話をたくさんしてくれた」など嬉しいお声をいただきました。イベントにご参加くださった皆様,本当にどうもありがとうございました。

 

次回は4月23日(日)13時~16時,久我山の個別指導プラスジムさん(久我山駅より徒歩1分)にて,イベントを開催予定です。

iko-yo.net

iko-yo.net

【デジタルものづくりラボ@遠鉄百貨店】発明品,ロボット,プログラミング作品展示・体験会まもなく開催!

2017年3月25日(土)遠鉄百貨店さんにて,テラック生徒さんによる作品発表会を実施します。皆さん,発表会に向けて最終準備中です。

f:id:terakinc:20170323001414j:plain

f:id:terakinc:20170323001312j:plain

f:id:terakinc:20170323001235j:plain

f:id:terakinc:20170323001059j:plain

f:id:terakinc:20170323001014j:plain

当日は,発明品やロボット操作,PCで作ったアニメやゲームを無料で体験いただけます。

<当日スケジュール>

10:30~12:00 作品展示・体験会

13:00~13:50 プレゼンテーション第1部(生徒さんによる作品発表)

14:00~14:50 プレゼンテーション第2部(生徒さんによる作品発表)

15:00~16:00 作品展示・体験会

遠鉄百貨店5F イ・コ・イ スクエアはオープンスペースとなっておりますので,ぜひお気軽にお立ち寄りください。一人でも多くの方に,作品をご覧いただけますと幸いです。

www.endepa.com

www.at-s.com

※毎週木曜日17:00に公開している家庭教育ブログ記事ですが,3月23日(木)はお休みとさせてください。いつもご覧くださっている皆様,大変申し訳ございません。

「7つの習慣」から学ぶ!社会で活躍できる子供の育て方~第3の習慣「一番大切なことを優先する」

目的のある成功した人生を送る指針となる「7つの習慣」。ティーンと保護者向けに書かれた『7つの習慣 ティーンズ』をもとに,自分の意志で人生を切り拓ける,社会で活躍できる子供の育て方について考えます。

7つの習慣ティーンズ【リニューアル版】

7つの習慣ティーンズ【リニューアル版】

 

今回のテーマは,第3の習慣「一番大切なことを優先する」です。 

時間管理と優先順位づけの重要性

人生は選択の連続です。毎日どのように時間を使うかも,自分で決めなくてはなりません。物事に優先順位を付けて,「人生の目的地」に辿り着けるような時間の使い方をすることが大切です。

今の子どもたちには、やらなければいけないことがたくさんあるのに、時間がありません。学校が終われば予習に宿題。明日の生物のテストに備えた勉強。友だちへのメールも外せない。その上、運動に犬の散歩。おまけに自分の部屋は散らかっている。どうすればいいのでしょう?

そこで第3の習慣「一番大切なことを優先する」の出番です。これは要するに、最初にやるべきことが最後ではなく最初に来るように、優先順位づけと時間のやりくりを学ぶことです。

重要性と緊急性で優先順位を付ける

本書では,時間の使い方を重要性と緊急性で分類する「時間管理のマトリックス」が紹介されています。(詳細は『7つの習慣 ティーンズ』184ページをご覧ください。)

重要性--あなたのミッション(使命)や目標の達成につながる一番重要なもの、一番大切なこと。

緊急性--すぐにやらなければならないこと、差し迫ったもの、すぐに対応しなければならないもの。

「重要性が高く,緊急性が高いもの」を最優先させない

一見,重要かつ緊急なものが一番大切に思えます。重要性・緊急性ともに高いものに時間を費やすとはどういうことでしょうか?教育の具体例を挙げてみます。

  • 受験合格のために,とりあえず勉強させる(差し迫っている受験さえ乗り切れれば良い,社会に出たときのことは考えない)
  • 計画なんて無駄。とりあえず目の前の勉強をこなす
  • 締切直前の宿題に取り組む
  • 明日に差し迫ったテストの勉強をする,一夜漬け

このように,重要性・緊急性ともに高いものを最優先させていると,どうなるでしょうか?「よりよく出来たはずなのに」と後悔が残る,成績は良くも悪くもない,燃え尽き症候群,行き当たりばったりなので将来の夢に向かって進んでいくことができない......という結果が待っているでしょう。

「一番大切なこと」は「重要性が高く,緊急性の低いもの」

実は「重要性が高く,緊急性の低いもの」が「一番大切なこと」です。

  • 将来の夢を明確にし,逆算的に進路を考える
  • 計画を立てて宿題やテスト勉強に取り組む
  • リラックスする時間を設け,より良い成果を残す

「重要性が高く,緊急性の低いもの」に時間を掛けると,自分の生活をコントロールで気,高い目標達成力を持つことができます。

「一番大切なこと」を優先させるために親がやるべきこと

「重要性・緊急性ともに高いもの」ばかりが目につき,「やりなさい!」と子供に強く声掛けする保護者の方も多いことと思います。「重要性・緊急性ともに高いもの」だけに着目するのではなく,ぜひ子供たちが「重要性が高く,緊急性の低いもの」を最優先できるようなアドバイス・接し方をしてみてください。

  • 「将来は何になりたいの?」「何が好きなの?」「どんなときが楽しい?」「こうすればその職業に就けるよ」と将来の夢や進路を描いてもらう
  • 「次のテストで何点取りたい?」「この復習はいつまでに終わらせたい?」「夏休みの宿題は1日何ページ進めれば期限までに終わるかな?」と一緒に計画を立てる
  • やるべきことが終わっていれば,子供が遊ぶこと・リラックスすることを許可する(「次の日の勉強を前もってやりなさい」「時間があるなら勉強しなさい」など言わない)

これらは緊急性が低く,親子共々,地道な努力が必要なので,後回しにしがちですが,「人生の目的地」に辿り着くために最も大切な取り組みです。ぜひトライしてみてください。

 

☆「7つの習慣」教育セミナーを実施しています。

www.at-s.com

詳細・お申し込みはこちらよりどうぞ

RESERVA予約システムから予約する

 

【関連記事】

blog.terak.jp

blog.terak.jp

blog.terak.jp

 

【レゴ ロボットづくり,プログラミング,MESH発明品づくり講座@杉並区浜田山】まもなく開催!

2017年3月20日(月・祝)浜田山会館にて開催予定のロボット,プログラミング,発明品づくり講座。

f:id:terakinc:20170310123238j:plain

f:id:terakinc:20170116182638j:plain

f:id:terakinc:20170310123904j:plain

f:id:terakinc:20170310123529j:plain

ハートコム浜田山さんにも取り上げていただき,すでに数件お申し込みがありました。ありがとうございます。

www.facebook.com

まだ空きのある講座・時間帯もございますので,お気軽にお問い合わせください。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

 

【デジタルものづくりラボ@遠鉄百貨店】発明品,ロボット,プログラミング作品展示・体験会を開催します

2017年3月25日(土)遠鉄百貨店さんにて,テラック生徒さんによる作品発表会を実施します。当日は,発明品やロボット操作,PCで作ったアニメやゲームを無料で体験いただけます。

www.endepa.com

www.at-s.com

当日スケジュールについて,10:30~作品展示,13:00~生徒さんによるプレゼンテーションを予定しています。

f:id:terakinc:20170310121321j:plain

f:id:terakinc:20170217121259j:plain

発表会に向けて懸命に取り組んできた生徒さんの作品を,ぜひ一人でも多くの方にご覧いただければ幸いです。皆様のお越しをお待ちしています。

 

「7つの習慣」から学ぶ!社会で活躍できる子供の育て方~第2の習慣「終わりを考えてから始める」

目的のある成功した人生を送る指針となる「7つの習慣」。ティーンと保護者向けに書かれた『7つの習慣 ティーンズ』をもとに,自分の意志で人生を切り拓ける,社会で活躍できる子供の育て方について考えます。

7つの習慣ティーンズ【リニューアル版】

7つの習慣ティーンズ【リニューアル版】

 

今回のテーマは,第2の習慣「終わりを考えてから始める」です。 

目的を持つことの重要性

第2の習慣の「終わりを考えてから始める」とは,自分の大切なものを決めて,目標を定めるということです。将来の方向性を考え,その着地点に向けて,毎日どのように一歩一歩歩んでいくかを決めるということです。

なぜ目的を持つことが大切なのでしょうか?人生は選択の連続で成り立っていて,今,自分の選ぶ道が一生を左右するためです。

たとえば、友だちを選ぶとします。友だちはあなたの態度や評判、進む道に大きな影響を与えます。〔......〕私たちは、誰でもいいから自分を受け入れてくれる人を友だちに選びがちですが、それがいいとは限りません。〔......〕悪い友だちを持つよりは、しばらく友だちをつくらない。たとえつらくても、そのほうがいいときもあります。悪い仲間は、あなたが本当に望んでいないあらゆる道にあなたを引っ張り込みます。そこから引き返すのは長く大変な道のりです。

友達選び,学校選びはもちろん,日々の時間の使い方も,自分の将来を左右します。勉強は辛いから避ける,コツコツ練習するのは嫌だからサボる,楽しいからゲームをする......そのような行き当たりばったりの生活を送っていると,将来自分の目指すゴールには辿り着けないでしょう。

子供に目標を決めてもらう

子供がだらだら遊んでばかりいる,周囲から言われないと勉強しない,コツコツ物事に取り組めないという場合,ゴールを思い描けていない・目標が定まっていないのかもしれません。子供に「将来どうなりたい?」「1年後どうなっていたい?」と声掛けして,目的意識を持ってもらいましょう。「こうなりたい」と目標を持ち,「ではどうすればよい?」と逆算して日々の選択を行っていくことが大切です。

目標を決める際に気を付けること

代償が必要であること

物事を成し遂げるには,代償(物理的・精神的労力)が必要です。たとえば,テストの得点を上げるためには,1日1時間勉強して,その分ゲームの時間を削ることになるかもしれません。部活でレギュラーに選ばれるには,今まで以上に練習して,その分友達と遊ぶ時間を削ることになるかもしれません。この部分を理解していない子供は意外と多いので,目標を決める際に一度確認しておきましょう。

レッテルを取っ払う

「将来なりたいものなんてない」「別にこのままでいい」と子供が言う場合,「どうせ自分にはこれ以上無理なんだ」と自分自身に限界を設けてしまっている可能性があります。これまで周囲から「あなたには無理だよ」と言われてきたのかもしれません。日々の行動を変えれば,自分の将来も変わることを伝え,小さな目標を達成できたら「ほら!できた」「もう少し頑張ってみよう」と声掛けして,次第に高いハードルを乗り越えられるよう導きましょう。成功体験を通じて,少しずつ自信が付き,「将来こうなりたい」と子供自身でイメージする・表明することができるようになってきます。

高い目標にし過ぎない

最初から大きな目標を掲げると,挫折しやすくなるので,小さな目標からスタートしましょう。「毎日自分の食器を洗う」「毎日朝7時に必ず起きる」「毎日算数ドリルを1ページ進める」など,何でも構いません。継続的に達成できるようになれば,より高い目標を設定して取り組みましょう。

目標を決めたら,「とにかくやること」が大切です。順調に物事が進んでいるか,親が定期的にチェックしたり,改善点をアドバイスしたりすると,成功のチャンスが増します。勢いがつくまで周囲がサポートし,ぜひお子様の目標達成を応援してください。

 

☆「7つの習慣」教育セミナーを実施しています。

www.at-s.com

詳細・お申し込みはこちらよりどうぞ

RESERVA予約システムから予約する

 

【関連記事】

blog.terak.jp

blog.terak.jp

blog.terak.jp

 

「7つの習慣」から学ぶ!社会で活躍できる子供の育て方~第1の習慣「主体的になる」

目的のある成功した人生を送る指針となる「7つの習慣」。ティーンと保護者向けに書かれた『7つの習慣 ティーンズ』をもとに,自分の意志で人生を切り拓ける,社会で活躍できる子供の育て方について考えます。

7つの習慣ティーンズ【リニューアル版】

7つの習慣ティーンズ【リニューアル版】

 

今回のテーマは,第1の習慣「主体的になる」です。 

「主体的である」とは?

主体的とはどのような状態を指すのでしょうか。

本書では,「主体的な人間」の反対語として「反応的な人間」が挙げられています。主体的な人間は,自分の行動に責任を持ち,事を自分で起こします。一方,反応的な人間は,すぐに何かを他人のせいにしたり,誰かが事を起こすのを待っています。例えば,反応的な子供は,次のような言動をとります。

・「勉強しなさい」「練習しなさい」と言われればやる
・「自分はここまでしかできないから」「こういう性格だから」「無理だ」と諦める
・「このままでいい」「自分にできることはない」と考える
・「先生のせいで~」「友達のせいで~」と物事を他人のせいにする

一方,主体的な子供は次のような言動が多いです。

・何も言われなくても自分から勉強や練習をする
・「もっと上手くなりたい!」「もっと出来るようになりたい!」と願う
・「こうしたらもっと良くなるのでは?」と自分で考え試してみる
・「先生が~だから」「友達が~だから」ではなく「自分が~だから」と考える

なぜ主体的になるのが大切か

そもそも,なぜ主体的になることが大切なのでしょうか。自分の身に起きることで,どうにもならないことは確かにあります。しかし,それに着目していても問題は解決しません。変えられる部分に着目し,自分の考え方・行動を変えていくことこそ,人生をコントロールする唯一の方法なのです。

〔......〕自分ではどうでもできないものに、時間とエネルギーを費やして心配しだしたら、どうなるでしょう?〔......〕まるで自分で犠牲者になったみたいな気分になるでしょう。他人にイライラして、他人の欠点(あなたにはどうにもできないもの)に文句ばかり言うとします。でもそれで、何かが解決するわけではありません。〔......〕あなたはあなた自身の人生の主役なのです。あなたが影響を与えることができることに集中しましょう。

このように,自分の意志で人生を切り拓いていくためには,主体的になることが大切なのです。

子供を主体的にする方法

子供を主体的にするには,どうすれば良いのでしょうか。以下のような,子供を反応的にしてしまう声掛け・接し方はNGなので注意しましょう。

×「勉強しなさい」「練習しなさい」と言う
×身の回りのことを何でもやってあげる
×子供が指示に従うからそれで良いと考える
×うちの子には向いていない・出来ないと決めつける
×子供が物事を他人のせいにしても,「先生のせいでかわいそうに」など思う

反対に,次のような家庭教育は,子供の主体性を高めます。

○子供自身で学習するように仕向ける
→学習意義を伝える,勉強する時間を約束しておく,成果に応じてご褒美をあげる......などお子様に合った方法を探しましょう

○子供が夢中になれることを探す
→子供が「もっと出来るようになりたい!」と思える対象を見つけましょう

○子供の可能性を信じて任せる,何でもやらせてみる

○他人のせいにしたときは指摘する
「自分にできることはないのか」「次はどうすれば良いか」を子供に考えてもらう

お子様が自らの意志で人生を切り拓いていけるよう,ぜひ主体性を高める家庭教育を実施いただければと思います。

 

☆「7つの習慣」教育セミナーを実施しています。

www.at-s.com

詳細・お申し込みはこちらよりどうぞ

RESERVA予約システムから予約する

 

【関連記事】

blog.terak.jp

blog.terak.jp

blog.terak.jp