『やり抜く力』から学ぶ家庭教育~12.将来社会で活躍するためには「才能」より「努力」が大切

人生において成功できるかどうかは,「やり抜く力」の有無に左右されると言われています。『やり抜く力――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』(アンジェラ・ダックワース著/ダイヤモンド社)を読み解きながら,「やり抜く力」について考察を深めます。

やり抜く力――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

やり抜く力――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

 
「うちの子は飲み込みが悪くて心配です」「他の子よりペースが遅いのですが,大丈夫でしょうか」という質問をよくいただきます。「才能」がなければ,将来社会で活躍できないのでしょうか。

この問いを考えるにあたって,「才能」と「努力」に関する公式をご紹介しましょう。『やり抜く力――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』の著者であるアンジェラ・ダックワース氏は,本書で次のような方程式を紹介しています。

〈才能 × 努力 = スキル〉→〈スキル × 努力 = 達成〉

「才能」とは,努力によってスキルが上達する速さのことで,「達成」とは,習得したスキルを活用することによって表れる成果のことです。
 
物事を「達成」する,成果を出すためには,「努力」が二重に影響することが分かります。例えばある人の「才能」が,たとえ普通の人の半分だったとしても,2倍「努力」すれば,皆に追いつくだけでなく,2倍の「達成」を得られることになります。
 
【才能1/2,努力2の場合】
〈才能 1/2 × 努力 2 = スキル 1〉→〈スキル 1 × 努力 2 = 達成 2〉
 
【才能1,努力1の場合】
〈才能 1 × 努力 1 =スキル 1 〉→〈スキル 1 × 努力 1 =達成 1〉
 
事業活動を通じて,要領よく物事をこなす「才能」がなくても,「努力」し続けることで,自身の夢や目標をどんどん達成していく生徒を多く見てきました。一方で,物事を要領よく「才能」があっても「努力」できず,自身の夢や目標を叶えられない生徒もいます。
 
どうか「うちの子は才能がないから」と言って諦めないでください。飲み込みが遅くても,コツコツ努力する姿勢があれば,夢や目標を叶えることができます。将来社会で活躍するために必要なのは,「才能」ではなく「努力」なのです。
 
 
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「途中で燃え尽きてしまう子」と「最後までやり抜ける子」の違い

何か目標を達成すると,燃え尽きてしまう子どもがいます。例えば,志望校に合格した途端,勉強しなくなるケースなどです。途中で燃え尽きてしまう子どもと,最後まで物事をやり抜ける子どもは何が違うのでしょうか。具体例をもとに考えてみましょう。
 
Aくんは長年の努力の末,東京大学に合格しました。「これまでの努力が実った!本当に頑張ってきたもんな~」「晴れてぼくも東大生かぁ!長年の夢が叶ったな!」とAくんはとても喜びました。
しかし,Aくんは次第に大学の授業に来なくなりました。サークル活動やテレビゲームに明け暮れ,授業に行くのが面倒くさくなってしまったのです。結局,単位が足りず,留年を繰り返し,退学してしまいました。Aくんは,やりたいことや就きたい仕事もないので,就職活動もせず,いまだにニートです。
 
Aくんのように,東大に合格するためだけに頑張ってきた場合,合格後に燃え尽きてしまいます。「東大に入ること」がAくんの最終ゴールで,それ以上「大きな目的」がなかったためです。
 
一方,Bさんは東大に入った後も,勉学に励みます。Bさんは常々,「自分の能力を他人のために生かしたい」と考えてきました。将来は官僚になり,日本をより良くしたいと考え,東京大学を志望したのです。東大入学後も,様々な授業や勉強会に興味を持って参加し,見聞を広めています。
 
Bさんの場合,「東大に入ること」はあくまで通過点でしかありません。「官僚になって人の役に立ちたい」という「大きな目的」を持っているためです。したがって,さらに先を目指して、努力し続けることができるのです。
 
通過点で燃え尽き症候群に陥り,ドロップアウトしてしまわないためには,「大きな目的」を持つことが大切です。「大きな目的」があれば,一時的にモチベーションが下がることがあっても,達成に向けて継続的に努力することができるでしょう。
 
志望校や検定試験に合格することをゴールにするのではなく,「何のためにその学校に行くか」「何のためにその検定試験が必要なのか」という「大きな目的」を子どもに描いてもらうことが大切です。「将来どうなりたいの?」「そのためには,この学校に行った方がいいね」「こういう力も必要だね」など,子どもに「大きな目的」を考えさせる声掛けをぜひ実施してください。
 
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「甘くしようか,厳しくしようか……」子どものしつけでお悩みの方に知ってほしい3つのポイント

「子どもが言うことを聞かないので困っています」「厳しくしつけるべきか,自由にさせるべきか悩みます」といった相談をよくいただきます。このようなお悩みをお持ちの方は,以下の点について振り返ってみてください。

1.叱る基準・ルールが明確かどうか

あるときは「テレビは30分までしか見ちゃダメ!」,またあるときは「今日はテレビ自由に見ていいよ」など,ルールが統一されていない場合,子どもは混乱してしまいます。子どもはOKだと思って、テレビをずっと見ていたら親に叱られた……といった問題が生じます。
「テレビを見るのは,どんなときでも30分以内にしようね」なのか,「宿題が終わったら自由時間だから,テレビを好きなだけ見ていいよ」なのか,ルールを明確にしておきましょう。

2.親の感情で子どもへの接し方を変えていないか

同じ状況下で,同じことを子どもがしていても,親の機嫌や感情で叱ったり叱らなかったりするのも問題です。
例えば,子どもがまだ宿題をやっていないのに,レゴで遊んでいたとします。親の機嫌がいいときや,たまたま「レゴは思考トレーニングに有効らしい」という話を聞いた直後には,「レゴで遊んでいるんだね!すごいね~何を作っているの?」と優しく質問し,子どもの創作活動を促します。
一方,親の機嫌が悪いときや,たまたま悪いテスト結果が返ってきた直後には,「レゴで遊んでいるの!?レゴで遊んでいる暇なんてないよね!?早く宿題しなさい!」と怒ります。
親のその時々の感情で,子どもに対する接し方を変えていると,親子間の信頼関係を築くことができません。子どもが小さいうちは大きな問題が出てこないかもしれませんが,反抗期以降,問題が表面化し,取り返しがつかなくなるので注意しましょう。

3.親のルールを押し付けていないか

親のルールを押し付けると,子どもはストレスを感じ,やる気がなくなってしまいます
例えば,お弁当箱を出すタイミングは,必ず帰宅後すぐでなくてはいけないのでしょうか。宿題は帰ってきてすぐにやらなければいけないのでしょうか。翌日の朝にお弁当箱が使える状態になっている,宿題を提出できる状況になっていれば問題ないはずです。
それなのに,「すぐにお弁当箱を出さないと気持ち悪いから」「宿題を先にやらせないと親が不安になる」といった親の感情で,「お弁当箱は帰ってきてすぐに出しなさい」「宿題は帰宅後すぐにやりなさい」と,ルールを増やしていないでしょうか。
親自身のルールを押し付けると,子どもに余計な負荷がかかり,本当に大事なことも疎かになってしまいます。ルールはなるべくシンプルにして,子どもの取り組みやすいタイミング・やり方を考慮しましょう。
例えば,晩御飯のときの方がお弁当箱を出しやすいのであれば,そのようなルールにしましょう。ルールを守れない場合は,子ども自身でお弁当箱を洗ってもらう約束をしても良いです。
帰宅後に一度休憩してから,宿題をやった方がはかどるのであれば,そうしましょう。ただし,宿題が間に合わないようであれば,きちんと叱ったり,子どもと一緒に話し合って別のルール(30分休憩したら勉強を始める,毎日19時~必ず勉強する等)を設けてください。
ぜひ明日からの家庭教育に生かしてもらえると幸いです。
 
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『やり抜く力』から学ぶ家庭教育~11.ご褒美作戦がうまくいかないときの対処法

人生において成功できるかどうかは,「才能」ではなく,「やり抜く力」の有無に左右されると言われています。『やり抜く力――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』(アンジェラ・ダックワース著/ダイヤモンド社)を読み解きながら,「やり抜く力」について考察を深めます。

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

ご褒美をあげて良いとき・悪いとき

子供のやる気を出させるために,ご褒美を与えることもあるでしょう。過去記事で述べた通り,ご褒美作戦自体は悪いものではありません。
しかし,ご褒美作戦がうまくいかないときもあります。本書では次のような例が紹介されています。
弟はとても頭がよい子なのに、あるときから成績が下がり始めたという。やる気を出させるために、選手は最新モデルのXboxのゲーム機を買い、ラッピングされた状態のまま弟の部屋に置いた。「成績表がオールAだったら、ラッピングを破いてもいい」という取り決めだった。最初のうち、作戦は功を奏しているように見えたが、やがて弟はスランプに陥ってしまった。
「こうなったら、Xboxをあげたほうがいいんでしょうか?」[……]
「ていうか、オールAなんて無理なんじゃないの?」[……]
弟は頑張って勉強したのだから、ご褒美をあげたほうがいいのでしょうか。もともとの目標が高すぎたから、達成できなくてもご褒美をあげるべきなのでしょうか。

目標が達成できなければご褒美は与えない

「オールAだったら、ラッピングを破いてもいい」という当初の約束に反するので,ご褒美は与えないのが適切です。「目標が達成できなくても,ご褒美はもらえるんだ!」と子供の甘えを助長してしまいます。「目標達成できなくても,ご褒美はもらえるだろう」という考えになり,ご褒美作戦の意味がなくなってしまいます
また「目標が高すぎた」というのは,後付けや言い訳にすぎません。目標が妥当どうかは,目標を設定する際に親子間で話し合っておく必要があります。すぐに達成できてしまう目標や頑張っても達成できない目標では,やる気が引き出せないので,「少し頑張ったら手が届く目標」を設定することが大切です。

目標達成の方法を一緒に考える

ご褒美を安易に与えてしまうのではなく,今回の失敗を次に生かせるよう,「どうすれば目標を達成できたか」について子供に考えさせましょう

「まず、弟にただゲームをあげるなんて絶対にいけない。[……]君の弟に必要なのは指導だ。また以前のようによい成績を取るには、具体的になにをすればいいか、よくわかるように説明してくれる人が必要なんだ。計画が必要なんだよ![……]」

例えば次のような内容について,子供に考えさせたり,一緒に話し合ったりしてください。
  • テストでどんな間違いが多かったか。どこが・なぜ出来なかったか。
  • 計画,学習法など,どこに問題があったか。
  • これからどのように変えていくか。
目標達成の方法が分かれば,次回に向け努力することができます。無事目標を達成できれば,お子様にご褒美を与えましょう。
 
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『やり抜く力』から学ぶ家庭教育~10.褒めても子どもの「やり抜く力」は引き出せない

人生において成功できるかどうかは,「才能」ではなく,「やり抜く力」の有無に左右されると言われています。『やり抜く力――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』(アンジェラ・ダックワース著/ダイヤモンド社)を読み解きながら,「やり抜く力」について考察を深めます。

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 褒めても「やり抜く力」は高まらない

「叱らない子育て」「褒める教育」が一時話題となりました。子どもを褒めると,やり抜く力は高まるのでしょうか。

  • 少し頑張ったら「すごいね」と褒める。
  • もっと頑張ってほしいから,親の希望通りに動いてほしいから,子どもがあまり努力していないのに,「すごい!」「やれば出来るよ!」とおだてる。
  • 目標を達成していないのにご褒美を与える。頑張ったのにかわいそうだ。

お子様にこのような声掛けや接し方をしていないでしょうか。著者は自身の子育てについて次のように振り返っています。

娘たちに対する自分の接し方を振り返って、私は反省した。私は学習に必要な条件をつくっていなかった。つまり、「がんばったらごほうびがもらえる」(「がんばらなければ、ごほうびはもらえない」)というルールを、子どもたちに認識させる環境をつくっていなかった。

子どもたちにとって望ましい適切なフィードバックを与えることが、私にはなかなかできなかった。娘たちがどんなことをしても、ついほめてしまった。

適切なフィードバックが「やり抜く力」を引き出す

子どもが何をしても褒めるのではなく,基準を明確にし,毅然と接しましょう。以下のような接し方を心がけることが大切です。

  • 本当に頑張ったときだけ「よく頑張ったね」と褒める
  • まだ足りていない点について言及する。「ここを直した方がいいね」と伝える。「どうすれば良いかな?」と子供に考えさせる。
  • 頑張っていても,目標を達成できなければご褒美は与えない。「よく頑張っているね」「目標が達成できるまで,もう少し頑張ってみよう」と励ます。

物事をやり抜くためには,数々の挫折や困難を乗り越える必要があります。そのために子どもの甘えを許してはいけません。「良く頑張ってるね」と努力した点については認め,「もっとこうしてみたら?」と努力の方向性を示しましょう。挫折や困難を乗り越えることができれば,さらに高い目標に向かって努力することができます。時には厳しいことも伝え,子どもの「やり抜く力」を引き出しましょう。

 

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『やり抜く力』から学ぶ家庭教育~9.やり抜く力を高める子育てとは

人生において成功できるかどうかは,「才能」ではなく,「やり抜く力」の有無に左右されると言われています。『やり抜く力――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』(アンジェラ・ダックワース著/ダイヤモンド社)を読み解きながら,「やり抜く力」について考察を深めます。

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やり抜く力を高める子育て

どのような子育てが子供のやり抜く力を高めるのでしょうか。本書には「育て方診断テスト」が掲載されており,ご自身の子育てが,どのような型に属するか分かるようになっています。以下,やり抜く力を高める上で良い子育て・悪い子育てを一部ご紹介します。

【OK】

  • 困ったときは,親を頼りにできる。
  • 親は,私(子供)にも自分の意見を持つ権利があると信じている。
  • 親は私(子供)に家族のルールに従うことを求めている。
  • 親は「こうすればもっとよくできるはずだ」という方法を指摘する。

【NG】

  • 私(子供)ががんばっても,親はほとんどほめてくれない。
  • 親は自分たちの言うことが正しく,私(子供)は文句を言わずに従うべきだと思っている。
  • 親は私(子供)が悪いことをしても叱らない。
  • まちがったことをしても,親から罰を与えられることはない。

子供のやり抜く力を高めるには,「厳しい要求をしながらも,子供の自主性を尊重する」「愛情深いが毅然と育てる」「自由を与えると同時に『限度』を示す」接し方が有効です。子供の興味を第一に考えながらも,「なにをすべきか」「それくらい努力すべきか」「いつならやめてよいか」など重要なことは,完全に子供に任せるのではなく,親がアドバイスを行うようにしましょう。目標を途中で諦めさせない,サボっているときは叱るなど,必要な場面で厳正に対処することが,子供のやり抜く力を高める上で重要です。

親自身が「やり抜く力」を高める

子供は皆,親の背中を見て育ちます。世界で活躍するスポーツ選手や芸術家など,「やり抜く力」の鉄人たちも,自分がもっとも影響を受けたのは親だと語っているそうです。

[……]子どもに対して厳しくも支援を惜しまない親たちは、ほぼ例外なく、子どもたちにとって努力の手本となっており、親自身が「努力家で、なにかに挑戦するときは全力を尽くし、楽しみよりもやるべきことを優先させ、遠い目標に向かって努力する」姿を子どもに見せていた。

[……]もしあなたが自分の子供の「やり抜く力」を引き出したいなら、まず、「自分が人生の目標に対してどれくらいの情熱と粘り強さをもって取り組んでいるか」、つぎに、「子どもが自分を手本にしたくなるような育て方をしていると思うか」、考えてみよう。

子供に「勉強しなさい」「練習しなさい」と言いながら,親自身がテレビを見たり,ゲームをしたり,友達と食事に出かけたりしていませんか。「子供に対する最大の支援」とは,多くのお金をかけたり,たくさんの習い事に通わせたり,手取り足取り教えたりすることではなく,親自身が努力してお手本となる姿勢を示すことだと思います。ぜひ親自身が人生の目標を持ち,情熱と粘り強さをもってその目標に取り組みましょう。

 

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【2017.05.26~28】保護者様向け教育セミナーと自由研究教室@東京都杉並区を開催します

2017年5月26日(金)~28日(日)浜田山・久我山にて,保護者様向け教育セミナーと自由研究教室を開催します。

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1.『一流の育て方』「7つの習慣」教育セミナー

将来,社会で活躍できる大人に育て上げるための家庭教育について学びます。お子様が多くの時間を過ごす家庭での声掛け・接し方は非常に重要です。教育に関するお悩みがある方,子育てが本格化する前に効果的な家庭教育について知っておきたいという方,ご興味がある方はどなたでも,ぜひお気軽にご参加ください。

  • 『一流の育て方』から学ぶ!教育セミナー 〜お子様に学習習慣を付ける方法

goo.gl

  • 「7つの習慣」から学ぶ!教育セミナー 〜社会で活躍できる子供の育て方

goo.gl

2.<思考力と文章力を高める!>夏休み自由研究教室

お子様が好きなテーマ取り組み,レポートにまとめ,成果発表を行います。テーマ決めからレポート項目・内容までアドバイスを行い,自由研究を完成させます。自由研究への取り組みを通じて,思考力と文章力を高めます

  • 発明品,ロボット,プログラミングを自由研究テーマとして希望される場合

goo.gl

  • 自由テーマを希望される場合

goo.gl

3.ロボットづくり,プログラミング教室@杉並区浜田山・久我山

毎月ご好評をいただいているロボット・プログラミング講座を5月も開催します。創作的な活動を通じて,主体的に学び「考える力」を高めます

  • <未就学児OK>子供向けプログラミング教室

goo.gl

  • <未就学児OK>レゴで学ぶ!ロボット教室

goo.gl

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残席が大変少なくなっております。最新の空き状況やイベント詳細につきまして,ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

「小・中学校の家庭学習アイデアブック」から学ぶ家庭教育①~これからの社会で必要な力とその鍛え方

変化が大きいこれからの社会では,与えられた課題がこなせるだけ,単純に勉強ができるだけでは,食べていくことができません。したがって子供が多くの時間を過ごす家庭で,思考力や主体性を高める教育を実施していくことが大切です。効果的な家庭教育・学習について,『アクティブ・ラーニングが絶対成功する!小・中学校の家庭教育アイデアブック』をもとに考察を深めます。

アクティブ・ラーニングが絶対成功する! 小・中学校の家庭学習アイデアブック

アクティブ・ラーニングが絶対成功する! 小・中学校の家庭学習アイデアブック

 

アクティブ・ラーニングとは

本書のタイトルにもなっている「アクティブ・ラーニング」とは何でしょうか。アクティブ・ラーニングとは,「課題の発見・解決に向けた主体的・協働的な学び」であるとされています。これからどの学校でも,このようなアクティブ・ラーニングが求められてくると著者は述べています。それは,社会が変化し,「主体的に問を立てて,他者と協働しながら解決していく力」が必要とされるためです。

〔……〕これからの社会では,「予測できない未来」が到来するため,受け身でその流れに対応するのではなく,「主体的に問いを立てて,他者と協働しながら解決していく力」を育てることが,学校教育のねらいであるということになる。

家庭で子供の主体性を育てる

学校教育でいくらアクティブ・ラーニングを実施しても,家庭での過ごし方によっては効果が期待できません。

〔……〕家庭教育にはまだ改善の余地があるといえる。「宿題には取り組んでも,『自ら学ぶ家庭教育』はしない」という子どもが多数である現状を変えなくてはならない。

学校や塾の宿題を受動的にやっている,塾に行って言われた通り勉強している,親や先生から言われた通りに課題をこなしているだけでは,「主体的に問いを立てて問題を発見・解決する力」は身につきません。

将来社会で活躍できる大人に育てるためには,子供自身で調べる・考えるという姿勢を養うことが大切です。そのためには,なるべく小さなうちから,子供の好きなこと・興味のあることに取り組ませましょう。「もっと知りたい!」「こうしたらどうなるんだろう?」と楽しみながら主体性や思考力を引き出すことができます。

弊社ではプログラミング・ロボットづくりを通して,子供の主体性・思考力を養う授業を実施しています。

iko-yo.net

iko-yo.net

www.at-s.com

家庭で子供の自己マネジメント力を鍛える

加えて,宿題への取り組み方・日々の過ごし方を変えるだけで,家庭で子供の自己マネジメント力を鍛えることができます。

自己マネジメント力とは,「子どもが自分の学習と生活の実態を自覚して,目標を設定したり,進捗状況を記録したりして,自己学習を改善していく力」である。〔……〕自分で学習計画を作成・実行し,振り返ったり,学習姿勢や生活態度などの自己点検を繰り返したりすることで,少しずつ自分をマネジメントして成長していく力が育つ。こうした力は生涯にわたる宝になる。つまり,家庭教育の自己点検を日常的に子どもたちに行わせることを提案したい。

親が口うるさく「勉強しなさい」と声掛けしたり,叱ったりするだけでは,このような自己マネジメント力は身につきません。具体的活動例を以下に挙げてみましたので,ぜひ家庭学習に取り入れてみてください。

P(Plan)計画

  • テスト日程・目標から逆算して1ヶ月単位の学習計画を作成する 
  • 毎日,当日のタイムスケジュールを立てる(19時〜19時30分:英語の宿題/19時30分〜20時:夕食など)

D(Do)実施

  • 日々,計画と実績に差がないかチェックする

C(Check)評価

  • 数日単位で見たときに遅れがないか,学習が上手くいっているかチェックする
  • 上手くいっていない場合は,どこが問題か,原因や対策について親子間で話し合う

A(Action)改善

  • 反省点を踏まえて,計画を練り直したり,学習方法を変更する

弊社では,学習PDCAサイクル改善の授業を実施していますが,どの生徒さんも次第にご自身で考えて勉強できるようになってきます。保護者の方より「勉強しなさい」と言われないと取り組まなかった,ダラダラ遊んで時間を過ごしてしまっていたお子様も,PDCAサイクル改善の取り組みを始めると,ご自身で問題意識を持ち,自発的に行動・学習できるようになります。「もうすぐ勉強の時間だ!」「今日は目標達成できなかったから,明日はもっと頑張ろう!」とご自身で考えられるようになります。

ぜひご家庭でお子様の主体性・考える力を引き出す取り組みを実施いただければと思います。

 

☆2017年5月26日(金)に保護者様セミナーを実施します。効果的な家庭教育について,ぜひ気軽に話し合いましょう。お気軽にご参加ください。

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【保護者様向け勉強会】『一流の育て方』「7つの習慣」から学ぶ!教育セミナー@東京都杉並区を開催します

静岡県浜松市で好評をいただいている保護者様向けセミナーを東京でも開催いたします。

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お子様が多くの時間を過ごす,ご家庭での声掛けや接し方は非常に大切です。今回は『一流の育て方』や『7つの習慣ティーンズ』を読み解きながら,効果的な家庭教育について学びます。

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① 2017年5月26日(金)16時〜16時50分:
『一流の育て方』から学ぶ!教育セミナー 〜お子様に学習習慣を付ける方法

www.kokuchpro.com

② 2017年5月26日(金)17時〜17時50分:
「7つの習慣」から学ぶ!教育セミナー 〜社会で活躍できる子供の育て方

www.kokuchpro.com

家庭教育についてお悩みがあるという方,子育てが本格化する前に効果的な声掛け・接し方を知っておきたいという方,教育に興味があるという方,誰でもお気軽にご参加ください。

※イベント日時・場所が変更となりました。2017年5月27日(土)ではなく,5月26日(金)浜田山会館での開催となります。よろしくお願いします。

2017年 夏休み自由研究教室を開催します

2017年5月より東京都杉並区と静岡県浜松市にて,「夏休み自由研究教室」を開催します。

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テーマ決めからレポート項目・内容までアドバイスを行い,自由研究を完成させます。次のような方におすすめです。

  • 取り組みたいテーマが思いつかない
  • 何を書いたら良いか分からない
  • 子ども自身で自由研究をやり遂げてほしい
  • 夏休み自由研究を通じて,思考力や文章力を高めてほしい

ご興味のある方は,ぜひ下記詳細をご覧ください。

【東京でご受講の場合】

① 発明品,ロボット,プログラミングを自由研究テーマとして希望される場合

iko-yo.net

② 自由テーマを希望される場合

iko-yo.net

 

【浜松でご受講の場合】

① 発明品,ロボット,プログラミングを自由研究テーマとして希望される場合

www.at-s.com

② 自由テーマを希望される場合

www.at-s.com

皆様のご参加をお待ちしております。