いつもご覧いただき,ありがとうございます。本日5月3日(木)はブログをお休みさせていただきます。HP・メールでのお問い合わせは,通常通り受け付けておりますので,よろしくお願いいたします。
それでは,引き続き素敵なGWをお過ごしください。
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「子どもにどんな教材を与えたらいいか分からない」「このままの自宅学習方法でよいか不安」とお悩みの保護者の方へ,今回は自宅学習を上手くいかせるコツをお伝えしたいと思います。
将来の夢や進路から逆算して,「定期テストでは~点くらい取れた方がいいな」「そのためには小学校のうちにカラーテストで~点は取りたい」など,具体的な目標を持つことが大切です。「いつまでに」という期限・時期と,「どれくらい」という数値を明確にして目標を立てることもポイントです。
ゴールや段階的な目標をはっきりさせることで,どこに向かってどれくらい頑張ればよいのか,方向性や指針が決まります。目標が定まっていないと,焦って必要以上の水準を子どもに求めたり,逆に到達すべき水準に達していないのに,上手くいっていると錯覚してしまうことがあるので注意しましょう。
子どもの苦手分野や間違いの傾向などを分析して,現在の学習状況や理解度を把握しましょう。学校のテストについて,得点だけを見るのではなく,どのような問題をなぜ間違えたのか,原因を探ることが大切です。内容の理解が曖昧なのか,それともケアレスミスなのか,間違いの原因によって取り組む教材や方法が変わってくるためです(ケアレスミスの場合も,ミスをなくすことができるようなトレーニングを学習に組み込んだ方がよいです。)
子どもの学習状況を判断する材料がないときは,前学年の総復習ドリルなどを使って,苦手分野を洗い出したり,理解度を確認したりするのもおすすめです。
子どもの現状が把握できれば,目標に近づくために,取り組んだ方がよい学習が見えてくるはずです。どのタイミングで,どのような学習に取り組むのか,計画を立てましょう。
(例)<小5の1学期>小4漢字ドリルを終わらせる
<小5の夏休み>毎週末自宅で漢字テストを実施し90点以上取れるようにする
<小5の2学期>小4算数文章題ドリル+小5漢字ドリルに取り組む……など
長期的な目標や計画が立てられていれば,「お友達はもうここまで進んでいるのにうちの子は……」と周囲と比較して焦ったり,「もっとやらせた方がいいのかな」と漠然とした不安にさいなまれたりすることも少なくなるはずです。ぜひ長期的な視野から,子どもの学習内容や計画について考えるようにしてみてください。
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これからの社会を生き抜くうえで,長期的な目標を掲げ,情熱を持って物事を「やり抜く」ことはとても大切です。『実践版GRIT(グリット)やり抜く力を手に入れる』(キャロライン・アダムス・ミラー著/すばる舎)をもとに,子どもの「やり抜く力」を高める家庭教育について考察を深めます。
本物のグリット(やり抜く力)を持つ人は,高い目標を設定する特徴があると本書では述べられています。目標は次のような機能を果たすそうです。
① 目標には、私たちの注意力(認知面・行動面の両方)を、フォーカスすべき重要な事柄に向ける働きがある。[……]
② 目標はエネルギー源となり、高い目標ほど大きなエネルギーが引き出される。[……]
③ 目標は粘り強さを引き出し、特に高い目標ほど、努力を長引かせことができる。[……]
④ 目標はその人特有のスキルやリソースの発見につながると同時に、自分の抱える課題につながる新たな戦略を見出し、知っておくべき知識を見極めることにもつながる。[……]
子どもの「やり抜く力」を高めるために,ご家庭で目標を立てることを習慣化しましょう。具体的には,次のような取り組みがおすすめです。
学習に取り組む前に,その日の目標を決めましょう。「今日は~ページまで進める」「8割は正解する」など,予め学習目標を設定することで,努力の方向性が明確になり,成果が上がりやすくなります。
子どものモチベーションが高く,高い目標設定を望む場合は別として,勉強嫌いの子どもには,少し頑張れば達成できる範囲内の目標を立てさせましょう。最初から高すぎる目標を設定すると,意欲が湧かないかもしれません。小さな目標達成,成功体験を積み重ねて,少しずつ目標を高くしていき,子どものやる気を引き出しましょう。
「3ヵ月後にどうなっていたい?」「6ヵ月後はここまでできているといいね」など,中期・長期目標を設定することも大切です。中期・長期目標から逆算して,1ヵ月,1週間,1日の学習目標や計画を立てることで,目的意識がより明確になり,学習効果が期待できるでしょう。
目標を忘れてしまわないようにするため,きちんと意識するために,ぜひ紙に書いておきましょう。本書では,目標を書くことの効果について,次のように述べられています。
目標を書きだすことで目標へのコミットメントが高まることは、科学的に証明されている。[……]粘り強さを引き出すと同時に、目標に向かう思考を促し、相容れない目標を明確にする効果もあることがわかっている。
学習面を例に挙げてご紹介しましたが,生活面やスポーツや音楽などの習い事も,同様の方法で取り組んでいただくことができます。子どもの「やり抜く力」を高めるために,ぜひ目標設定の取り組みを家庭教育に取り入れてみてください。
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2018年3月11日(日)に開催した,タミヤロボットスクール高井戸教室のプログラミングコース体験会の様子をGMOメディア「コエテコ」さまが取り上げてくださいました。
coeteco.jp
とても丁寧に取材くださり,体験会内容だけでなく,タミヤロボットスクールの理念や講師をつとめる私の考えまで詳しくご紹介いただき,心より感謝申し上げます。
長時間取材くださったGMOメディアの皆様,取材にご協力くださった皆様,本当にどうもありがとうございました。
2018年3月11日(日),高井戸地域区民センターにて,タミヤロボットスクール体験会を開催しました。
メカニック,プログラミングともにご興味をお持ちくださったお子様が多く,双方の課題に熱中して取り組まれていました。
年齢が小さなお子様にも,楽しんでご参加いただけたようで何よりです。
プログラミングコース体験会の様子は,GMOメディア「コエテコ」様にてご紹介いただきました。
体験会にご参加くださったお子様・保護者様,丁寧に取材くださったGMOメディアの皆様,開催にあたりご協力くださった皆様,本当にどうもありがとうございました。
2018年4月より,タミヤロボットスクール高井戸教室を開講しています。
途中入会も可能ですので,ぜひお気軽にお問い合わせください。
2018年5月6日(日),浜松こども館にて<キッズプログラミング>パソコンでゲームを作ろう!イベントを開催します。今回は小学生のお子様のみが対象となります。詳細は下記リンクをご覧ください。
www.city.hamamatsu.shizuoka.jp
紙媒体の「広報はままつ2018年4月号」にも,イベント情報が掲載されています。
www.city.hamamatsu.shizuoka.jp
皆様のご参加をお待ちしております。
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2018年3月29日(木)・30日(金),浜松こども館にて「キッズプログラミング体験!パソコンでゲームを作ってみよう!!」を開催しました。
今回も未就学児~小学校高学年まで,幅広い年齢のお子様がご参加くださいました。2017年夏休み,2018年冬休みにも同様のイベントを開催しておりますが,リピーターのお客様もいらっしゃり,とても嬉しかったです。
プログラミングが初めての方には,その楽しさや基本的な考え方を,すでにプログラミングに取り組まれている方には,さらに発展的な内容を学んでいただけたのかなと思います。
今回も満席で,ご参加いただけなかった皆様には心よりお詫び申し上げます。ゴールデンウイーク,夏休みにもイベントを開催予定ですので,ぜひご参加をご検討ください。
次回,皆様にお会いできますことを楽しみにしております。
これからの社会を生き抜くうえで,長期的な目標を掲げ,情熱を持って物事を「やり抜く」ことはとても大切です。『実践版GRIT(グリット)やり抜く力を手に入れる』(キャロライン・アダムス・ミラー著/すばる舎)をもとに,子どもの「やり抜く力」を高める家庭教育について考察を深めます。
子どもの興味の幅が広く,様々な活動や習い事をさせているご家庭を見かけます。子どもが色々なことに興味を持って取り組むことは,一見よいことのように思えます。「やり抜く力」を高めるという観点から見るとどうなのでしょうか。
「やり抜く力」を高めるには,情熱が必要です。興味は一過性のもに過ぎませんが,情熱は壁や困難を乗り越える原動力になります。
[……]「興味」は情熱とはまったく性質が異なる。グリットのスコアが低く、達成できない目標のことを悔やんでいるクライアントを見ると、多くのことに興味を持っていても、どの興味も本物の情熱に成長したためしがないということがよくある。そういう人たちは、新しいアイデアを探求するのが好きで、いわゆる新しい物好きの人たちだが、毎回、最後までやり通すのに必要な根気強さを見せることができないのだ。
子どもが様々なことを「やりたい!」と言った場合,その対象に抱いているのが情熱なのか,興味なのかを見極めましょう。そのためには,まずその対象に継続的に取り組んませ,基礎を一通り学んでもらうことが大切です。
[……]興味のあるものの中で一番関心の高いものを選んで、そのひとつを深めてみるとよい。[……]
例えば、あなたが楽器を少しかじってみたもののまだ本格的なレッスンを受けていないのなら、まずはレッスンを受けてみて、数ヵ月はやめずに懸命に取り組んでみよう。
[……]それが本当に自分を輝かせるものであるかどうかを確かめるためには、初期の模索段階を経る必要がある。
興味の対象を絞り込んだほうがよい理由について,本書では次のように述べられています。
いつでも注意力の扉を全開にして多くのことに手を出していると、あまりに多くのエネルギーが消耗されてしまい、ひとつのことに十分費やせるだけのエネルギーを残すことができなくなってしまう。
複数の対象に対して本物の情熱を持っている場合,時間,金銭,体力的な問題がない限り,あえて絞り込む必要はないでしょう。
子どもが色々なことに興味を示し「やりたい!」と言うことは,「やりたいことがない」という状態より,はるかに喜ばしいことです。単なる興味のまま終わらせるのではなく,情熱を持って物事をやり遂げられるよう,必要に応じて取り組む対象を絞り込みましょう。
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