子どもに学習習慣が付かない!そんなときに確認したい3つのこと

「子どもに学習習慣を付けようとしても,三日坊主でなかなか続かない」とお悩みの保護者様は多いと思います。そのような方は,ぜひ次のことを確認してみてください。

1.内容が難しすぎないか

「もうすぐ中学生だから,今のうちに小6の内容をやっておかないと」「学年が上がる前に何とかしないと」と親が焦ってしまい,日々の学習内容が,子どもにとって難しすぎるものになっていませんか。内容が難しすぎるとやる気が出にくく,不正解が多いとますます勉強嫌いになってしまいます

目安としては,7~8割正解できるレベルの学習内容がおすすめです。小6の子どもであっても,子どもの理解度に応じて,小3・小4の復習から取り組むようにしましょう。

2.量が多すぎないか

「遅れている分を何とか早く取り戻してほしい」と子どものためを思って決めた学習量が多すぎる場合もあります。確かに,目標から逆算して学習量を決めることは,とても大切です。しかし,これまで学習の習慣がない子どもにとって,1日に数種類のドリルを何ページも進めることは大変です。「1日にドリルは1~2種類,分量は1~2ページ」を目安に学習をスタートしましょう。

3.子どもが学習内容・量に納得しているか

「なぜこの学習に取り組むか」「このドリルはいつ終わるのか」「学年が上がるまでに何の学習に取り組むか」など,学習の目的や計画について,子どもが納得していることも重要です。一時的に子どもが反発したとしても,また,すぐには理解し切れなくても,目標や計画,学習内容・量について話しておきましょう。学習への取り組み方が変わってくるはずです。

これまでにない習慣を身に付けることは,子どもに限らず,誰でも大変です。「今日はやりたくないな」「気分が乗らないな」というときもあるでしょう。そんなときに親が子どもを励ますことも大切です。コツコツ学習することが習慣になるまで,親が焦らずじっくりと子どもを見守りましょう。

 

 

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子どもの読解力を高める方法

「読書好き=読解力が高い」とは限らない

「本が好きでたくさん読んでいるのに,国語の得点が低いんです」「読書している割に,読解力が無いんです」という相談をよく受けます。一方で,本をたくさん読まなくても,読解力が高く,国語の点数が高い子もいます。その差はどこから生まれるのでしょうか。

要点を把握し理解する力こそ重要

本をたくさん読んでも,的確に内容を把握できているとは限りません。自分の好きなように内容を解釈し,勘違いしていれば,読書の時間を増やしても,読解力はなかなか高まりません。一方,本をたくさん読まなくても,要点を把握し理解する力があれば,読解で苦労することはないでしょう。読んだ本の数よりも,どのように読むか,読解の仕方が大切なのです。

親子の会話で読解力を高める

「この本にはどんなことが書いてあった?」「あらすじを教えてくれる?」と子どもに質問し,答えてもらいましょう。内容をきちんと理解できていれば,すらすらと答えてられるはずです。もし答えられないようであれば,親子で一緒に本を読み進めるのも効果的です。可能であれば,紙に内容を要約してみるのも良いでしょう。

重要な箇所を把握し,理解する力が高まれば,学習全般において効率が上がります。授業内容の吸収率が高まり,教科書を読んだり,文章題を解いたりする際もラクになるでしょう。ぜひ幼少期から,読解力が高まるような取り組みを心がけてみてください。

 

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『本物の家庭学習』から学ぶ家庭教育⑨~日常生活の中で楽しみながら学習する

『小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭教育』(杉渕鐵良 著/すばる舎)をもとに,効果的な家庭教育について探ります。

小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭学習

小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭学習

 

日常生活のあらゆることが楽しい教材になる

『小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭教育』(杉渕鐵良 著/すばる舎)では,ドリルやプリント以外の学習のタネがたくさん紹介されています。例えば,トランプ,読書,カルタ,お菓子作り,お金を支払う体験などです。

体験しながら楽しく学ぶ

私の教室で,こんなことがありました。小学3年生の男の子が授業に来てくれましたが,その日はあまり学習したくない気分のようでした。算数のドリルでちょうどサイコロの問題が出てきたところだったので,サイコロを一緒に作ってみることにしました。

  • 立方体の展開図を紙に書いて切り取る
  • サイコロの裏表を足すと7になるように数字を書き入れる
  • 組み立てる際に何本のセロハンテープが必要かを考える

最初に行った作業は上の3つでしたが,これだけでもかなり頭を使いました。生徒さんにとっては,とても刺激的で楽しかったようで,あっという間にサイコロを作ることができました。

すっかりやる気になった生徒さんは,出来上がったサイコロで遊びながら,色々なことを質問してきてくれました。

  • なぜスゴロクって言うんだろう?
  • 2回連続で同じ目が出るのはめずらしいことなの?3回連続は?

そこで,一緒にスゴロクの由来について調べたり,確率の話をしたりしました。1/6×1/6を解き,それをパーセントに直しました。小学3年生の子どもにはとても難しかったと思いますが,興味津々で話を聞き,計算まで手伝ってくれました。

サイコロ作りを通して,展開図や立体,辺や面,分数や少数の計算,確率,百分率,言葉の由来にまで話が発展しましたが,「そんな考え方があるんだ!」「そういうことなんだ!」と,生徒さんは最後まで目を輝かせて話を聞いてくれました。しばらくサイコロで実験をした後は,「よし,じゃあ今日の計算プリントやるか!」と学習にも前向きに取り組めるようになりました。

このようにドリルやプリント以外にも,楽しく学べるタネは身近にあるので,ぜひ時間に余裕があるときに子どもと一緒に取り組んでみてください。

 

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『本物の家庭学習』から学ぶ家庭教育⑧~1日1分の学習から始める

『小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭教育』(杉渕鐵良 著/すばる舎)をもとに,効果的な家庭教育について探ります。

小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭学習

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欲張って多くの学習に取り組ませない

親が焦って子どもに色々な学習をさせてしまうと,勉強嫌いの子どもはますます勉強が嫌になってしまいます。「周りの子と比べて遅れているから」「次の学年に上がるまでに何とかできるようになってほしい」という理由で,子どものためを思って取り組ませている学習が,逆効果になりかねません。「たくさんプリントがあってやる気が起こらない」「また間違えた……もうやりたくない」と,子どものやる気が失われてしまいます。

『小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭教育』(杉渕鐵良 著/すばる舎)では次のように書かれています。

1日にプリント1枚でいいのです。1枚でも大変なら、5問だけでもかまいません。極端な場合、1問だけでもいいのです。毎日くり返せば、1ヵ月後には大きな成果になります。家庭学習が習慣になったら、だんだん増やしていけばいいだけです。

成果をすぐに求めない

子どもに学習習慣を付け,テストの得点を上げるなど,目に見えた成果を出すには,多くの時間がかかります。小学校高学年や中学生の子どもなら,これまでの学習内容の取りこぼしを補うのにも,時間がかかってしまいます。

これまであまり勉強した経験がない子どもは,勉強の仕方が分からなかったり,ストレスを感じたりして,上手くいかないことも出てくるでしょう。そんなとき,親が「やっぱりうちの子はダメなんだ」と諦めないことが大切です。半年,1年,2年と家庭学習を続けていくうちに,(一時的に状況が悪化するようなことがあっても)全体的に見て良い兆しが見え始めているはずです。

「12歳までの習慣を変えるには,やっぱり時間がかかるんだな」「半年で一人で勉強できるようになるはずないよね」「でも前はプリント1枚しかできなかったのが,最近はドリルを4種類も進められているな」と子どもの成長した点に目を向けながら,ぜひ諦めずにサポートを続けていただきたいです。

 

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『本物の家庭学習』から学ぶ家庭教育⑦~できるようになるまで繰り返し同じ問題を解こう

『小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭教育』(杉渕鐵良 著/すばる舎)をもとに,効果的な家庭教育について探ります。

小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭学習

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できるようになるまで繰り返し同じ問題を解く

「漢字がなかなか覚えられなくて困っています」「数学の問題が解けるようになりません」「他の子より習得が遅くて悩んでいます」という相談をよく受けます。

このような場合,繰り返しの学習が不足していることが多いです。すらすら解けるようになるまで,何回も,何十回も繰り返し同じ問題を解くことが大切です。習得するスピードは人によって違うので,できるようになるまで反復演習をしましょう。

『小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭教育』(杉渕鐵良 著/すばる舎)でも,同じページを何枚もコピーし,繰り返し学習することを推奨しています。

反復演習は達成感や自信に繋がる

プリントをコピーして繰り返し学習すると,解いたプリントがどんどん溜まってくるので,子どもの達成感にも繋がると本書では述べられています。私の教室では,次のような表を作成し,得点の記録も付けています。

f:id:terakinc:20200109135208j:plainこのような表を作ると,学習の回数を重ねるごとに,得点が上がっていく様子が目に見えて分かります。満点になったら,よくできましたシールを貼ります。「だんだん得点が上がってきた」「次こそは満点を取りたい」と,子どものやる気を引き出すことができます。

同じ問題を繰り返し解くのは,地道な作業なので,「つまらない」「本当に意味があるの?」と感じるかもしれませんが,ぜひ工夫して楽しみながら取り組んでみてください。内容が定着してくると,すらすら問題を解けるようになり,「分かってきた!」「できるようになってきた!」と手ごたえを感じられるはずです。

 

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『本物の家庭学習』から学ぶ家庭教育⑥~小学生の間に「漢字と計算」は身につけておこう

『小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭教育』(杉渕鐵良 著/すばる舎)をもとに,効果的な家庭教育について探ります。

小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭学習

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「漢字と計算」は小学生の間にやっておいたほうが良い

「小学生の間はたくさん遊ばせたいんです」「とはいえ、学校の勉強だけでは心配です」「小学生の間にやっておいたほうが良い学習は何ですか?」という質問をよく受けます。

中学校に入って困らないように、「漢字と計算」にはコツコツと取り組んでおきましょう。小学生の間に、漢字の意味を理解してすらすらと書ける、ミスなく短時間で計算ができるようにしておくことが大切です。

『小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭教育』(杉渕鐵良 著/すばる舎)では,次のように書かれています。

家庭学習として何をすればいいのか。それは主に、計算と漢字の書き取り(低学年なら、ひらがなとカタカナも)です。

計算と漢字をマスターするには、一にも二にもくり返すことです。

さらに、くり返すことで「スピード」が上がります。たとえば単純な計算なら、じっくり考えずとも、見た瞬間にパッと答えがわかる。漢字なら、勝手に手が動く……。この「スピード」が、実はとても大切なのです。

計算ができないと文章問題や応用問題が解けない

算数や数学の問題を解く上で、 計算力は必須です。解き方が分かり、式が立ったのに、計算力がないと、解くのに時間がかかりすぎたり、計算ミスで不正解になったりします。そうなると、子どものやる気は大きく低下してしまいます。解き方が分かっているのに、計算でつまずき、得点に繋がらないのは、とてももったいないです。

小学生の間に反復演習の習慣をつける

計算と漢字を身につけるためには、上述の通り、繰り返し学習することが大切です。中学校に入ると学習内容が増え、家庭できちんと学習できるかどうかが、非常に重要になってきます。ぜひ小学生の間に、毎日コツコツと学習する習慣を身につけましょう。

 

 

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『本物の家庭学習』から学ぶ家庭教育⑤~本当に効果的な予習のやり方

『小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭教育』(杉渕鐵良 著/すばる舎)をもとに,効果的な家庭教育について探ります。

小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭学習

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先取り学習は必要?

「学校の授業だけでは心配です」「子どもに先取り学習をさせた方がいいんでしょうか」「周りの子が予習をしているので焦ってしまいます」という相談をよく受けます。先取り学習はやった方がよいのでしょうか。

「授業の取りこぼしが無いこと」が最優先

私はいつも「予習より復習を優先させてください」と答えています。学校の授業内容を理解し切れないまま,どんどん先の単元に進んでしまい置いて行かれることは,最も避けたい事態です。

カラーテストで,ほぼ満点を取れているでしょうか。数ヵ月前に習ったことでも,内容をしっかり覚えていて,問題をすらすら解けるでしょうか。もしそうでないならば,予習よりもぜひ復習に取り組んでください。

効果的な先取り学習の仕方

先取り学習をする場合も,先の単元の練習問題を解かせたり,難しいドリルをやったりするのではなく,子どもに興味を持たせるような取り組みを行いましょう。

『小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭教育』(杉渕鐵良 著/すばる舎)では,次のように書かれています。

 家庭での学習といっても、計算のやり方を家庭で先取りして教えてください、という意味ではありません。

教科書の内容を親が一から教える必要はありません。それは学校の役割です。[……]新しく習う単元に興味を持てるように、その子に合わせた動機付けをしてあげることが目的です。

家での予習をがんばりすぎて、家庭学習の時間が増える、そして学校の授業がつまらなくなる、では本末転倒です。

子どもに興味を持たせる取り組みとして,本書では次のような例が紹介されています。

  • 教科書を親子で先取りして読む
  • 日本地図をリビングに貼っておく
  • 旅行に行った際,その土地の特産品を知る
  • 一緒に星座を見る
  • リモコンや時計の電池が切れた時に,子どもに交換を頼み,乾電池に触れさせる
  • 料理を取り分けるときに,倍・分数の考え方を教える

今はインターネットで様々な動画が見られ,アプリで楽しみながら学習を進めることもできます。親が良さそうなものを選んで,子どもと一緒に取り組んでみるもの良いかもしれません。子どもが学校での授業内容に興味を持てるよう,ぜひ楽しい先取り学習を行いましょう

 

 

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目標を持ってプログラミング学習に取り組もう

楽しみながら学習に取り組むことは大事ですが,目標を持って,その達成に向けて努力することにも,大きな価値があります。「プログラミングを学習するとき,何を目標にすればいいですか?」という質問を受けることが多いので,以下ご紹介します。

(1)ジュニア・プログラミング検定

www.sikaku.gr.jp

スクラッチというプログラミング言語を使用した資格試験で,ブロンズ,シルバー,ゴールド級があります。難易度を考慮すると小学校2~3年生くらいからチャレンジできるかと思います。

(2)全国小中学生プログラミング大会

jjpc.jp

毎年,夏休みに開催されています。プログラミング言語や作品形式は自由ですので,年齢が小さいお子様もチャレンジしやすいかと思います。優秀者には景品としてPCなど豪華賞品が贈られるようです。

(3)プレゼント用のプログラミング作品を作る,皆の前で発表する

「お父さんの誕生日に贈るプログラミング作品を作りたい」「先生の結婚式に,お祝いの作品をプレゼントしたい」など,プレゼント用のプログラミング作品を作ることも,良い目標になるでしょう。「いつまでに,こんな作品を作りたい」と子ども自身で思い描いて,計画的に学習を進める機会となるはずです。

私の教室では,生徒さんの作品発表会を定期的に開催していますが,こちらも良い目標となるようです。「発表会でこんな作品を出したい」「次回は生徒さんの中で一番人気の作品を作るぞ」と,一人一人が目標を持って取り組んでくれています。

プログラミングに楽しんで取り組みながら,目標を自分で設定したり,達成したりする力も高めてもらえればと思います。

 

 

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『本物の家庭学習』から学ぶ家庭教育④~宿題+αの学習が大切

『小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭教育』(杉渕鐵良 著/すばる舎)をもとに,効果的な家庭教育について探ります。

小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭学習

小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭学習

 

「学校の宿題」以外の学習は必要?

「学校の宿題でいっぱいいっぱいなので,他の勉強はやらせていません」「勉強は分からないようだけど,小学生のうちに遊ばせておかないとかわいそう」「宿題をやっているから勉強は十分」という保護者の方がいます。小学校の宿題だけで,本当に十分なのでしょうか。

学校の宿題は「授業内容の確認」

学校の宿題は,数日前やその日習ったことの確認として出されることが多いです。もし宿題をやるのに苦戦しているあれば,まだ完全に内容を習得しきれていないということです。週末など時間があるときに,学校の授業内容を補えるような自主学習を行った方がよいでしょう。

学校の宿題がすらすらできたとしても,注意が必要です。学校で習った直後なので内容を覚えているだけで,数週間後,数ヵ月後に取り組んでみると,意外にできないというケースが少なくありません。『小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭教育』(杉渕鐵良 著/すばる舎)では,次のように書かれています。

 宿題の大半は、教科書準拠のプリントやドリルですが、子どもは今日習ったことを宿題に出されると、記憶が残っているので機械的に解いてしまいます。[……]

数日後、数週間後に同じ問題を出して答えられるかは怪しいでしょう。[……]

宿題は授業の補足として出るものです。1年間をトータルで見て、定着を目標に計画的に宿題を割り振ってもらえることは、ほとんどないと言っていいでしょう。

学校の宿題+αの学習が大切

小学校の宿題やカラーテストはよくできていたのに,中学に入って行き詰ってしまう生徒さんがいます。小学校での学習内容がきちんと定着していないのに,それに気づかずに中学生になってしまったことが原因の一つです。

学習習慣の重要性

中学生になると定期テストが始まり,家庭学習の時間が大幅に増えます。小学生の間に学校の宿題しか取り組んでこなかった子どもは,中学校での学習内容の難しさ,学習時間の増加に面食らってしまいます。このような観点からも,小学生の間に宿題+αの学習をする習慣を付けておくことは,とても大切なのです。

 中学校に入ってから,「小学校ではよく出来たのに……」「こんなはずじゃなかった」「もっと早くスタートダッシュを切っておけばよかった」と後悔することのないよう,ぜひ小学生の間に自主学習の習慣を付けましょう。弱点を克服し,得意分野をさらに伸ばせるような+αの学習に,ぜひご家庭で取り組んでみてください。

 

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