「悩み」をはっきりさせることの重要性

「この子は~も出来ない」「~が出来るようになってほしい」など,日常生活で子供に対し不満や要望を抱く場面は多々あるかもしれません。一度それらを全て紙に書き出すことをおすすめします。理由は3つあります。

(1)考えを深めるため

悩みを言語化・可視化せず,頭の中に「感情」として放置しておくと,論理的な考察が難しくなります。紙に書き出すことで,「他にもこういう悩みがあるな」「この悩みとこの悩みは関連しているな」「なぜ自分はこのような悩みを持っているのだろう」など,頭の中を整理することができ,冷静な分析が可能になります。

(2)対策を立てやすくするため

 悩みがはっきりしない状態では,良い対策を立てることはできません。「子供にどうなってほしい」(=理想)と「でも今は~の状態だ,~が出来ない」(=現状)のギャップが悩み(=問題)であると言えます。まずは理想と現状を言語化してください。そして問題を明確にしてください。そうすれば「どうすれば現状を理想に近づけられるのか」という問題解決策(=対策)を考えやすくなります。

(3)振り返りを行うため

言語化し紙に記録として残しておけば,いつでもすぐに見直すことができます。本ブログ閲覧や日々の家庭教育を通じて,さらに考慮すべき点に気付いたり,新たな対策を思いたりするかもしれません。その際もすぐに追記でき,日々ご自身の考えを目に見える形で「更新」することが可能です。過去の記録を残しておくことは,成長過程の可視化にもつながります。「あの時はこんなことに悩んでいたんだ」「~という対策をとるようにしてから,この悩みはなくなったな」「子供も私もあの頃に比べて前進したな」と成長を実感できるはずです。

ぜひ,ご自身の悩みを紙に書き出してください。そこから家庭教育改善の第一歩がスタートします。

 

 

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