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『トヨタの問題解決』から教育を考える⑦「『なぜ』を繰り返すことが家庭教育改善のコツ」

家庭教育 教育理論 教育者育成 書評 問題解決

いつも子供に声掛けをしているが,一向に状況が良くならない......それは問題の真因を取り除けていないためかもしれません。

真因を取り除かないと問題が再発してしまう

真因とは,問題を発生させる真の要因のことであり,解決すべき課題を発生させている真因を取り除くことによって,目標を達成できると『トヨタの問題解決』では述べられています。また次のような記述もあります。

目の前の要因に安易に飛びついて,それらを解決したとしても,それが真因でなければ,目の前の原因を取り除いただけで,また同じ問題に直面することになります。〔......〕大切なことは,問題を発生させた真因を追究し,抜本的な解決を図ることなのです。

具体例を見ていきましょう。

家庭教育の具体例

【問題】子供の成績が悪い

→(なぜ①)なぜ成績が悪いのか?……勉強しないから

「勉強をしない」ことが真因であると考え,「『勉強しなさい』と言う」「無理やりにでも勉強させる」という対策をとったとします。それで本当に問題は解決されるでしょうか。おそらくこれでは子供の成績は良くならない(=問題は解決されない)でしょう。

「なぜ」を繰り返して真因に迫る

「なぜ」をさらに繰り返してみましょう。

【問題】子供の成績が悪い

→(なぜ①)なぜ成績が悪いのか?……勉強しないから

→(なぜ②)なぜ勉強しないのか?……勉強が楽しくないから

→(なぜ③)なぜ勉強が楽しくないのか?……やってもできないから

→(なぜ④)なぜやってもできないのか?……勉強のやり方が分からないから

「なぜ」を繰り返して深掘りすることで,「勉強のやり方が分からない」という真因を見出すことができました。「子供に合った勉強のやり方を探る」という対策をとり,真因を取り除くことで初めて,「子供の成績が悪い」という問題を根本的に解決することができます

トヨタの問題解決』に記述されている通り,途中で「真因だ」と早合点せずに,問題が発生する真因を最後まで絞り込んでいくことが重要です。そのために,「なぜ」を繰り返して物事を分析することは非常に有効です。

 「なぜ」を繰り返し真因に迫ることが家庭教育改善のコツ

何か問題が生じたとき,すぐに真因や対策を決めつけてしまわず,「なぜ」を繰り返すようにしましょう。親が「なぜ」と考えることはもちろん,子供に直接尋ねたり,一緒に冷静に話し合うことも効果的です。真因に迫ると,取るべきアクションや対策が明確になります。このように一つ一つの問題に丁寧に対処し,解決していくことこそが,家庭教育改善への一番の近道なのです。

 

 

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