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『ユダヤ式Why思考法』から学ぶ自律教育②「子供の思考力を伸ばす接し方3つ」

なぜ思考力を鍛える必要があるのか

日本人は疑問を持たず,議論することをしない。議論しない人=思考が停止している人であり,日本では「良い子」「空気が読める人」として重宝されるかもしれないが,世界では活躍できない。また議論をしない国は革新を生み出すことができず,衰退する。したがって,日本人は議論する習慣を付け,思考力を高めるべきであると『ユダヤ式Why思考法』では述べられています。

家庭で子供の思考力を鍛える

家庭教育の重要性

ユダヤ式Why思考法』では,日本人が疑問を抱きにくい原因の一部は教育にあると記述されています(詳細は以下の関連記事をご覧ください)。

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学校教育を個人で変えることは難しいですが,家庭教育はすぐに変えることができます。また子供は多くの時間を家庭で過ごすため,親の接し方・声掛けの影響を大きく受けます。家庭教育によって,子供の思考力が決まると言っても過言ではありません。したがって,家庭で子供の思考力を高める声掛けを実践することは非常に重要なのです。

子供の思考力を高める接し方3つ

具体的に,子供の思考力を高める効果的な接し方をご紹介します。

(1)論点の重要度を考えてもらう

ユダヤ式Why思考法』に次のような記述があります。

論点が的外れだったり,重要度が低い場合,どれだけ議論しても思考は深まらないし,有益で効果的な解決策も見つからないだろう。的外れな議論は物事の本質から目をそらし,思考停止の状態を生み出しかねない。

例えば,子供が「先生の教え方が分かりにくいから,成績が悪かった」と言ったとしましょう。どのように対応すれば子供の思考力が高まるのでしょうか。子供の意見を「そうなんだね。かわいそうに」と無条件に聞き入れるのは,親の思考が停止している状態です。もちろん子供の思考も「先生が悪い!」で止まったままです。子供の発言を受けて「じゃあ塾に行きましょう。どの塾が良いかしら」と議論を続けるのも,効果的な解決策の発見には結びつきません

「先生の教え方が,どれだけ成績に影響を及ぼすのか」を考えてもらうのが良いです。同じ先生に教わっている友人の中にも,成績が良い子はいるはずです。その子はなぜ成績が良いのでしょうか。授業外に自分で勉強しているからかもしれません。個人的に先生に質問しに行っているからかもしれません。「先生の教え方が悪い」→「かわいそうに」「だから塾に行く」では,成績が悪いという問題の核心に迫り,解決策を見出すことはできません。

(2)別の視点から考えてもらう

 子供の宿題のやり方がとても雑だったとします。子供は「宿題自体はやってあるから問題ないよ」と言います。どのように声掛けするのが良いでしょうか。

「長期的に見てどうか」「他の人から見てどうか」など,別の視点から考えられるような声掛けを実施してください。子供は「とりあえず宿題やってあるからいいでしょ」と現在のこと・自分のことしか見えていない,視野の狭い状態です。「今はいいかもしれないけど,後から宿題を見直したときに,何が書いてあるか分からないよね。復習のとき,余分に時間がかかってしまうよ」「学校の先生から見たら,どう見えるかな?『がんばってるな』と思ってもらえるかな?」など,子供の視野を広げる声掛けが効果的です。

(3)可能性を否定しない

ユダヤ式Why思考法』に次のような記述があります。

「こんなことはあり得ない」と否定した瞬間に,思考は止まる。〔......〕「あり得るかもしれない」と考えることで,「どうしたら起こり得るか」と前向きで創造的な思考へと向かうことができる

子供が「宇宙飛行士になりたい」「〇〇高校に行きたい」など大きな理想を掲げた時,親が「あなたになれるわけないじゃない」「そんなの無理よ」と否定してしまうケースが多いです。親が子供の理想を否定した瞬間に,子供の思考は止まります。「どうすれば宇宙飛行士になれるか」「どうしたら〇〇高校に入れるか」と考えることを止めてしまうのです。たとえ実現可能性が低くても「絶対に無理」ということはなく,効果的な対策が見つかれば,必ず理想や夢の実現に近づきます。親が子供の可能性を信じることが大切です。

 これらの家庭教育法を実践いただき,ぜひお子様の思考力を高めてもらえればと思います。

 

 

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