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『カエルを食べてしまえ!』×教育⑤「学習効果を得るために十分な睡眠を取ろう」

家庭教育 教育理論 教育者育成 書評

子供がぐずぐずしてなかなか勉強を始めない,集中力が続かない,自発的に行動できないという悩みをお持ちの保護者様は少なくないと思います。このような状況に陥っている原因は,もしかすると睡眠不足にあるかもしれません。

十分な睡眠をとれば生活全体が変わる

『カエルを食べてしまえ!』に次のような記述があります。

疲れると,それだけいい仕事はできなくなり,間違いをするようになる。そして,電池が切れるように,ある時点で限界に達し,それ以上続けられなくなる。〔......〕

ぐずぐずするのは主に疲れているときに仕事にとりかかろうとするためである。エネルギーや意欲がなくなっているのだ。朝の冷え切ったエンジンと同じで,自分を始動させることはできない。〔......〕

ときには早めに帰宅して床につき,ぐっすりと一〇時間ほど眠ったほうがいい。たっぷり充電ができて,翌日は夜まで働き続けたときの二倍も三倍も仕事ができ,しかもはるかに質の高い仕事ができるだろう。

学習も同様,睡眠時間が不足していると,ぐずぐずしてなかなか取り組めなかったり,集中力がすぐに切れたりしてしまいます。実際に指導していても,睡眠が足りていない生徒さんには同じ傾向が見られます。睡眠が足りていない状態で,いくら指導・学習しても内容が頭に入ってこないため,意味がありません。もちろん成果も期待できません。塾に行く,家で勉強する以前に,まず十分な睡眠をとることをおすすめします。

「うちの子は大丈夫」は危険

「9時間寝ているから大丈夫」など,「絶対安心な睡眠時間」というものは存在しません。子供によって,また日常の活動量によって,必要な睡眠時間数は異なります。睡眠時間が7時間で十分な子供もいれば,10時間以上必要な子供もいます。したがって,「うちはたっぷり寝ているから大丈夫」と安心せず,ダラダラして勉強しない,集中力が続かないという傾向がお子様に見られるならば,まず睡眠時間を見直すことをおすすめします。

なぜ睡眠不足になってしまうのか

「学習に時間がかかってしまい,どうしてもこれ以上睡眠時間を増やせないんです」とおっしゃる保護者様がいます。この場合,習い事の数が多すぎる,子供にとって習い事が難しすぎることが多いです。

特に器用な子供は,一つ一つの習い事を問題なくこなすかもしれませんが,全体の学習負担を見ると大きすぎることがあります。トータルの宿題量が多くなってしまう,習い事に通っている時間が自宅学習時間を圧迫するため,十分な睡眠時間の確保が難しくなります

その子供にとって難しすぎる習い事に通っている場合も,ストレス・理解不足から,宿題に余分に時間がかかり,睡眠時間を圧迫します。

宿題に時間がかかる→睡眠時間が減る→集中力が低下する→余計に宿題に時間がかかる......という悪循環に陥ってしまいます。

学習時間よりも睡眠時間が大切

睡眠時間が不足すると理解度・吸収率が落ちるため,色々な習い事に通っても,どれも中途半端になり,何一つ十分な効果が得られない可能性が高いです。

睡眠は,学校授業や部活,自宅学習など,子供の生活全てに影響を及ぼすため,習い事を削ってでも確保すべきです。辞めることが難しければ,一度お休みをしたり,難易度を下げたりして,様子を見るのもおすすめです。

事業活動の中で,睡眠不足の生徒さんを多く見てきたので,このような記事を書きました。お子様が効果的に学習に取り組めるように,一度,習い事・睡眠時間の見直しを実施してみてください。

 

 

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