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『カエルを食べてしまえ!』×教育⑥「何が足をひっぱっているか明らかにしよう」

勉強していないわけではないが子供の学習状況が良くならない,どうすれば現状が良くなるか分からない……このような悩みをお持ちの場合は,「足をひっぱっているもの」に目を向けてみましょう。

足をひっぱっているものの正体

『カエルを食べてしまえ!』に次のような記述があります。

あなたがまだ目標が達成できていないなら,それを阻んでいるものがあるはずだ。それをはっきりさせなければならない。

あなたの足を引っ張っているものは何だろう?なかなか目標が達成できないでいるのはなぜだろう?あなたが望んでいるところへ速やかに到達するには何が必要だろう?〔.......〕

足をひっぱるものは,あなたに必要な能力や決定をする人かもしれないし,必要な資源かもしれないし,組織のどこかにある弱点かもしれない。〔.......〕

足をひっぱっているものを的確に見きわめ,それに取り組めば,ほかのどんなことをするより短期間に大きく前進することができるのだ。

学習について考えたとき,足をひっぱっているものとして,学校・塾の先生,周りの友人を挙げる人がいるかもしれません。

先生の教え方が悪い,頑張っているのに正当に評価してくれない,周りの友人が遊びの誘惑を持ち掛けてくる......このようなことが足をひっぱっていると考える親子が少なくありません。しかし本当にそうでしょうか?

足をひっぱっているものの80%は「内面的なもの」

『カエルを食べてしまえ!』の記述を見てみましょう。

ここでも「80対20の法則」が当てはまる。あなたの足をひっぱっているものの八〇パーセントは「内面的なもの」だということである。あなた自身の中にあるということ,つまり,あなた自身の素質や能力,習慣,鍛錬,適性にあるということだ。あるいは,あなたの会社や組織の中にあるということだ。

先ほどの例について考えてみましょう。

先生の教え方が悪いからといって,他の生徒さんも悪い点数を取っていますか?点数の良い生徒さんもいるはずです。先生の教え方が悪くても,自分で予習・復習をしたり,個別に先生に質問したりできるはずです。そのような行動が起こせない,あなたの内面に問題があるかもしれません。

頑張っているのに正当に評価してもらえない……「頑張っているつもり」になっていませんか?評価されている子と自分の違いについて考えてみたことはありますか?冷静な分析・立ち振る舞いができていない,あなた自身に問題があるかもしれません。

周りの友人からの遊びの誘いを断れませんか?それは,そこまでして目標を達成したいと思えていないということです。遊びに行くとどうなるか,どのような結果が待っているか,目標達成の先には何があるのか等,長期的な視野から物事を考え,自制できないあなたの内面に問題があるかもしれません。

このように外的なものに理由を求めるのではなく,内面的なものに目を向けることは非常に重要です。外的なものに目を向けても,それらをコントロールすることは不可能だからです。先生の教え方が良くなったり,急に評価が上がったり,友人からの誘惑がなくなったりすることはありません。自身の内面に「足をひっぱっているもの」を見出し,改善していくことが大切です。子供が物事を自分以外の人・物のせいにしようとしたら,「自分に悪いことろはなかったか」「自分に変えられる部分はないか」を問うようにしてください。

「内面的なもの」の中には家庭も含まれる

『カエルを食べてしまえ!』では,足をひっぱる「内面的なもの」として,会社や組織も挙げられています。子供の学習に関して考えると,家庭や親が該当すると思われます。

家庭環境や親が子供の足をひっぱっていることは少なくありません。

例えば「こんなんじゃ宿題をやったうちに入らない!」と親に怒られて,子供がやる気を喪失してしまう,「こんな簡単な問題もできないなんて,次の学年に上がれないよ」と言われ,勉強に対してマイナスのイメージを持ってしまうことがあります。このような状態で学習しても,なかなか勉強が出来るようになりません

子供の勉強法に対して,「そんなやり方じゃ効果が出ないから教科書を読みなさい!」など,アドバイスしているつもりが,逆に子供の自律を阻んでいる場合もあります。何でも子供の代わりにやってあげる,過剰に失敗を防いであげる場合も同様です。子供の将来を考えると,これらの行為も子供の足をひっぱっていることになります。

教育者として,子供の足をひっぱらないようにするのは重要なことです。日常生活の中で,保護者様ご自身で,子供の足をひっぱっている言動・事実に気づくのは意外に難しいです。テラックでは保護者様向けトレーニングを通じて,振り返り・対策立案を実行しています。

ぜひ一度,足をひっぱっているものの正体を考える,お子様と話し合う機会を設けてみてください。

 

 

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