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『カエルを食べてしまえ!』×教育⑦「お子様を思考力ある楽天主義者にしよう」

勉強ができるようになる/社会で活躍できるようになるかどうかは,生まれ持った能力や才能よりも,性格や思考の癖・考え方に依るところが大きいです。性格・考え方の素地は,子供が多くの時間を過ごす家庭で形成されるため,親は子供への接し方・声掛けに気を配る必要があります。

どのような性格・考え方であれば,勉強ができるようになる/社会で活躍しやすいのか,また子供をそのような性格・考え方にするために,親が気を付けるべきことは何かについて考えてみたいと思います。

最高の力を発揮するために自分のチアリーダーになろう

『カエルを食べてしまえ!』に次のような記述があります。

最高の力を発揮するには,自分で自分のチアリーダーにならなければならない。自分を指導し激励して最高のプレーをするように仕向けるのだ。〔......〕

やる気をもち続けるためには,徹底した楽天家になる必要がある。〔......〕

日々の生活につきものの困難や挫折によって気分や感情を左右されないようにしなければならない。

自尊心,つまり自分にどの程度好意をもち尊重できるかによって,やる気と根気が大きく変わる。だからたえず自分にポジティブなことを言い聞かせて,自尊心を高めなけらばならない。「私は自分が好きだ!自分が気に入っている!」と繰り返し言い聞かせ,それを信じ,優れた人間として行動できるように仕向けるのだ。

「ほらやっぱりダメだよね」「そんな問題も間違えたの」「こんな点数じゃ次の学年に上がれないね」など,子供に否定的な言葉をかける親がいます。この教育法では,子供の自尊心が育たず,壁にぶち当たったとき,子供自身でモチベーションをコントロールして立ち向かうことが難しくなります。自分を信じることができず,「やっぱりダメなんだ」「出来ない子なんだ」「いくらやっても無駄だ」と物事を諦めやすい性格になります。このような考え方・性格では,勉強ができるようになる/社会で活躍できるようにはなりません。

お子様を「思考力ある楽天主義者」にしよう

『カエルを食べてしまえ!』では,楽天主義は公私にわたる成功と幸福のために最も重要な特性であると述べられています。本書で言うところの「楽天主義」は一般的なイメージから少し乖離していますので,本記事では「思考力ある楽天主義」という言葉を使用することにします。

どんなことが起こっても,子供を褒めたり,おだてたりして,いわゆる「楽天主義者」にすることはおすすめできません。現実を知る機会がないため,根拠のない自信を持った大人になってしまいます。「こんなのできるよ」と言いつつ出来ない・努力しない等,自身の言動に責任を持つことができません。当然,勉強ができるようになる/社会で活躍することは難しくなります。

では「思考力ある楽天主義者」とは,どのような考え方・性格なのでしょうか。『カエルを食べてしまえ!』で挙げられている特徴を紹介します。

1.どんな状況でもいい面を見つけようとする

どんなに事態が悪化しても,常にいい面や有益な面を見つけようとする。

2.どんな挫折や難事にも教訓を見いだそうとする

どんな挫折や障害にも,そこから何かを学び成長することができるはずだと考え,それを見出そうとする。

3.どんな問題にも解決策を見つけようとする

事態が悪化したとき他人のせいにしたり,不平を言うのではなく,自分で何とかしようとする。「どうすればいいか?いま何ができるか?その次は何をすればいいか?」と考える。

4.たえず自分の目標について考え,語る

過去のこと,つまりこれまでどうだったかということより,将来のこと,つまり自分がめざすことを考え語る。

では,子供を「思考力ある楽天主義者」にするために,親はどのような接し方・声掛けをすればよいのでしょうか。上記1~4の力を高めるためには次のような取り組みがおすすめです。

1.「今回,悪いところが分かって良かったじゃない」など子供を励ましましょう。失敗にめげず,学びを次に生かすことができるようになります。

2.「今回,何が悪かったかな?」「次から何に気を付ければ良いかな?」など声掛けし,子供に考えさせるきっかけを与えましょう。

3.子供が失敗の原因を自分以外の人・物のせいにした場合は考え直してもらいましょう。自分が変わらなければ,状況を変えることは難しく,同じ失敗を繰り返してしまうことを伝えてください。

4.起こってしまったことを否定しないようにしましょう。例えばテスト答案が返却され,悪い得点だったとします。そのことに対して,いくら子供を叱っても,そのテストの点数を良くすることはできません。それよりも,子供に次の目標を設定してもらうことが大切です。なるべく具体的・定量的な目標を立て,どうやったら達成できそうか,詳細に考え語ってもらいましょう。

お子様を「思考力ある楽天主義者」にできれば,勉強ができるようになる/社会で活躍できる可能性が高まります。ぜひ,ご家庭でお子様への接し方に配慮し,考え方・性格の素地作りを行ってください。

 

 

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