あなたは大丈夫!?子どもにご褒美をあげるとき注意してほしいこと

目標に向かって頑張らせたい気持ちから,「~ができたらゲームをやっていいよ」「~を買ってあげるよ」と子どもにご褒美をあげるお母さん,お父さんは多いでしょう。

そもそも,ご褒美作戦自体は良い教育法なのかという議論については,以下の記事をご覧ください。

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今回は,子どもにご褒美をあげるときに注意した方がよい点についてご紹介します。

ご褒美を先に与えてしまう

ご褒美がほしい一心で,「次は絶対がんばるから!」「早くしないとこのゲーム機売り切れちゃうよ……」と子どもが感情的に訴えかけてくる場合があるかもしれません

「先に買ってあげるから,その代わり必ず頑張るんだよ」とご褒美を先に与えると,そこで子どもは満足してしまい,目標に向かって努力することが難しくなります。

子どもがお願いしてきても,「目標をきちんと達成したらね」とご褒美を先に与えないようにしましょう。

基準が明確でない

ご褒美をあげる基準が明確でないと,効果は期待できないでしょう。例えば,「テストに向けて頑張る」という目標を立てた場合,親から見て遊んでばかりだったとしても,子どもが「頑張ったよ!」と言い張れば,ご褒美をもらえることになります。

ご褒美作戦をおこなう際は,「定期テストで~点取ったら」「次の小テストが満点だったら」「ドリルを1か月でここまで進めたら」など,○×で判別できる明確な基準を設けましょう。

何のために頑張るのかを思い出させる

ご褒美がなければ頑張れなかったり,「~を頑張るから代わりに~ちょうだい!」と駆け引きがエスカレートしてきたら要注意です。そもそも誰のために,何のために努力しているのかを子どもに考えてもらうことが大切です。「お母さんのために習い事をやってるの?」「勉強は将来の自分のためにやってるんだよ」「将来どうなりたいの?そのためにはこの目標に向かって努力した方がいいね」など,大きな目的を子どもに思い描かせるような声掛けをぜひ行いましょう。

 

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