勉強がすぐにできるようになる子と,なかなかできない子の違い

「勉強しているはずなのに成績が上がらない」「うちの子はコツを掴むのが遅いのか,他の子はもっと上手に何でもこなしている気がする」「コツを掴むスピードは生まれもった才能なのでしょうか?何かできることはありますか?」という質問をよく受けます。確かに,長時間勉強したり,塾に通ったりしているのに成績が上がらない子もいれば,部活や習い事を楽しみながらも,短時間で効率よく勉強に取り組み,よい成績を取る子もいます。両者の違いは一体どこにあるのでしょうか。

間違いを次に生かせるかどうか

勉強でも習い事でも,一度できなかったことを,次にできるようになれば,どんどん上達していきます。「ここを間違えたんだ!」「こうやってやるといいんだな」「次からは気を付けよう!」「もっとここを重点的に復習した方がいいかな」など,子ども自身で考え,学習に生かすことができれば,成果が自然とついてきます。一方,目的意識がなく,長時間何かをこなしているだけでは,同じ間違いを繰り返してしまい,上達しないままです。

勉強ができる子と,なかなかできるようにならない子の違いはここにあります。生まれつきの能力ではなく,取り組み方が違うのです。勉強ができる子に,スポーツや音楽が得意な子が多いのはこのためです。一度の失敗から多くを学び,次に生かすことができれば,物事のコツを掴み上達していきます。

取り組み方を変える声掛けを行う

子どもに長時間勉強をさせたり,一方的に教えたりするのではなく,ぜひ取り組み方を変えるような声掛けを行いましょう。学習後に「今日はどんなことを勉強したの?」「難しいところや間違えたところはあった?」「次は同じ間違いをしないことが大切だね」など声掛けして,振り返ってもらいましょう。このような声掛けを継続することで,子ども自身で考え,失敗から学ぶ力が身に付きます。このような力は社会に出てからもきっと役立つはずです。

 

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