夏休みに子どもに計画的に学習してもらう方法

夏休みが残り1ヶ月を切りました。「子どもがダラダラしていて自分から勉強しない」「宿題が夏休み中に終わるか不安」という保護者様も多いと思います。ぜひ次のような取り組みを試してみてください。

1.夏休み終了後にどうなっていたいかを考えてもらう

「学校の宿題を~日までに終わらせる」「苦手分野のドリルを1冊やり終える」「宿題を一通りやるだけでなく、間違えた問題の解き直しまで行う」など,夏休み終了後にどうなっていたいかを子どもに考えてもらいましょう。

目標がはっきりすれば,目の前の課題に納得して取り組めるようになります。「~日までに宿題を終わらせたいから今日もがんばるんだ」「夏休み中に苦手分野を克服するぞ」といように子ども自身に目的意識を持ってもらうことが大切です。(「宿題を終わらせる」というのは,正確には「目標」ではありませんが,別記事で扱いたいと思います。)

2.無理のない計画を立てる

学習計画は無理のないものを立てるようにしましょう。旅行に行く日は勉強をお休みして,その前後に多めに学習するような計画を立てたり,実行しやすいものにすることを心がけてください。

計画通りにいかない日が続くと,「また今日もできなかった……」とモチベーションが下がり,計画自体が狂ってくるので,立て直しの作業も発生してしまいます。

「今日もできた!」「明日もがんばろう!」「夏休みの目標を達成できた!」というように,日々の学習の積み重ねを通して,子どもに達成感を味わってもらうためにも,実行可能な計画を立てることが肝要です。

3.一日の終わりに振り返りを行う

予定していた計画を実行できたかどうか,一日の終わりに振り返りを行いましょう。実行できなかった場合は,その分をどこで補うのかを考え,リカバーするようにしましょう。

「何でできなかったの!」と叱るのではなく,子どもと一緒に「できなかった分はいつやる?」「なぜできなかったかな?」「次からはどうしようか?」と原因や対策を考えることが大切です。「予想以上に学習時間がかかった」など,計画自体に無理があると分かった場合には,目標や計画を変更するのもよいでしょう。

このようなPDCAサイクルを子ども自身で回せるようになると,学習面はもちろん,社会に出てからも安心です。ぜひ上記取り組みを試してみてください。

 

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