子どもの読解力を高める方法

「読書好き=読解力が高い」とは限らない

「本が好きでたくさん読んでいるのに,国語の得点が低いんです」「読書している割に,読解力が無いんです」という相談をよく受けます。一方で,本をたくさん読まなくても,読解力が高く,国語の点数が高い子もいます。その差はどこから生まれるのでしょうか。

要点を把握し理解する力こそ重要

本をたくさん読んでも,的確に内容を把握できているとは限りません。自分の好きなように内容を解釈し,勘違いしていれば,読書の時間を増やしても,読解力はなかなか高まりません。一方,本をたくさん読まなくても,要点を把握し理解する力があれば,読解で苦労することはないでしょう。読んだ本の数よりも,どのように読むか,読解の仕方が大切なのです。

親子の会話で読解力を高める

「この本にはどんなことが書いてあった?」「あらすじを教えてくれる?」と子どもに質問し,答えてもらいましょう。内容をきちんと理解できていれば,すらすらと答えてられるはずです。もし答えられないようであれば,親子で一緒に本を読み進めるのも効果的です。可能であれば,紙に内容を要約してみるのも良いでしょう。

重要な箇所を把握し,理解する力が高まれば,学習全般において効率が上がります。授業内容の吸収率が高まり,教科書を読んだり,文章題を解いたりする際もラクになるでしょう。ぜひ幼少期から,読解力が高まるような取り組みを心がけてみてください。

 

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