『勉強法以前の「勉強体質」のつくりかた』から学ぶ効果的な家庭教育⑤~子どもを伸ばす親の心構え

『勉強法以前の「勉強体質」のつくりかた』(伊藤敏雄著/主婦の友社)をもとに,効果的な家庭教育について学びます。

勉強法以前の「勉強体質」のつくりかた

勉強法以前の「勉強体質」のつくりかた

  • 作者:伊藤 敏雄
  • 発売日: 2018/02/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 
 
『勉強法以前の「勉強体質」のつくりかた』では,子どもを伸ばす心構えと,子どもをダメにする親の言動が紹介されています。次のうち,あなたに当てはまるものはあるでしょうか。

子どもを伸ばす親の心構え

①がんばったことをほめる

  • わざとらしくほめない
  • 賞賛の言葉を探すのではなく,「やればできる」とわが子を信じる

②やればできるを見守る

  • 子どもの能力は持って生まれたもので決まってしまうのではなく,努力やくふうでいくらでも伸ばせると信じる
  • 子どもに対してポジティブな意識をもつ

③ほめる=子どもの変化を認める

  • 子どもの行動を日々観察し,成長や変化に気づく
  • 変化があったときにだけ,「以前は文句を言ってやらなかったのに,今日は最後までできたね」とありのままを言葉にする

 子どもをダメにする親の言動

①すぐにできるを求める

  • すぐに結果を求めて,できるを期待すると,平凡な点数でがっかりしてしまう→親がネガティブになってしまう
  • 親のネガティブな姿勢によって,子どものやる気や自信がなくなってしまう
  • まずは勉強に取り組めたということにすなおに喜ぶ
  • すぐに芽は出なくても確実に変化が起こっている

②もっと(量)やもう少し(質)を求める

  • 1ページという約束だったのに,すぐに終わってしまったから,もう1ページかってに追加するのはルール違反
  • 子どもの勉強への心理的抵抗感が出てくるため,すべてが台無しになってしまう
  • 1ページと決めたのであれば,それ以上欲ばらない

無意識に,子どもをダメにする言動をしてしまっていませんか。

「もう少し見守ってもらえれば成果が出そうなのに」「せっかく量を減らして上手く行き始めていたのに」「あとちょっとで子どもから動き出しそうなのに」という局面で,我慢できなくなってしまう保護者の方が少なくないので,とてももったいないなと感じます。子どもを信じて最後まで見守りましょう。

 

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