『勉強法以前の「勉強体質」のつくりかた』から学ぶ効果的な家庭教育⑬~子どもを勉強嫌いにさせる原因

『勉強法以前の「勉強体質」のつくりかた』(伊藤敏雄著/主婦の友社)をもとに,効果的な家庭教育について学びます。

勉強法以前の「勉強体質」のつくりかた

勉強法以前の「勉強体質」のつくりかた

  • 作者:伊藤 敏雄
  • 発売日: 2018/02/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 子どもを勉強嫌いにさせる原因とは

 『勉強法以前の「勉強体質」のつくりかた』では,子どもを勉強嫌いにさせる原因が紹介されています。
  • 書き取りのような「作業」を勉強だと思っている
  •  書き取りをすれば勉強したつもり,分かったつもりになるが,実際には効果が出ない(書き取りで暗記できる子は除く)
  • 勉強は量をこなさないといけないから,面倒くさいと思ってしまう

親が学習法を押し付けない

知識や考え方を習得するのには,様々なやり方があり,人によって適した方法が違います。例えば,視覚的に覚える子どもに対して,「そんなの勉強しているうちに入らない」「書いて覚えなさい」と心配になって言ってしまう親がいますが,逆効果です。自分に合った学習法は,試行錯誤して自分で見つけていくしかありません

  • たくさん書かないと覚えられないはずだ
  • 勉強量をたくさんこなすのは,すごいことだ
  • 子どもには親が学習法を教えてあげないと……

保護者の方がこのような思い込みをお持ちでないでしょうか。ぜひ次のような考え方に変えてほしいと思います。

  • 勉強は,少ない時間・量でできるようになった方がいい
  • 書いて覚える子もいれば,見て覚える子もいる
  • 自分に合った学習法は,子ども自身で見つけていくしかない

このような視点を持ってお子様に接していただけると,勉強嫌いになりにくいはずです。

「試行錯誤して自分に合った学習法を見つける」「目標を持ってその達成方法を考える」ことこそ,勉強の醍醐味です。勉強を通して培ったこのようなスキルは,きっと社会に出てからも役立つでしょう。

 

 

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