子どもの考える力を引き出す対話の仕方

『「非認知能力」の育て方 心の強い幸せな子になる0~10歳の家庭教育』(ボーク重子/小学館)をもとに,効果的な家庭教育について学びます。

親子の対話が子どもの将来を左右する

 3歳までに子どもが聞いていた言葉の量が,9歳時点の言語レベルや学校のテストと相関するという研究結果があるそうです。子どもがまだ小さくて言葉を理解していないだろうという時期から,頻繁に話しかけ,声をかけながら一緒に遊びましょう

家庭での効果的な声かけや対話の仕方

では,家庭での声かけや対話はどのように行えばいいのでしょうか。本書では,次のようなコツが紹介されています。

  • 3歳ごろまでの小さな子どもの場合は,考える力が足りないのではなく言葉を知らないために話せないこともあるので,質問するよりも,丁寧に教えてあげる。そうすることで,語彙が増え,言葉の能力が発達していく。
  • さらに大きくなると,子どもがたくさんの質問を繰り出すようになる時期があるが,子どもの問いにすぐに答えを出したり,無視するのではなく,「どうしてだと思う?」と親が問い返すことで,子どもに考える力をつけさせる。
  • 親が正解を教えてあげるだけでは,子どもは正解以外の豊かな発想をしなくなってしまうかもしれない。
  • 子どもの回答が間違っていても,すぐに否定するのではなく,その子が自分で考えたことを認め、なぜそう思ったかなどを詳しく聞いてみる
  • 親が常に「子どもには,正しい答えを教えてあげなければいけない」と考えるのではなく,子どもとの対話のチャンスと捉える。

「親がちゃんと答えないと!」と身構えてしまう方が多いですが,「あなたはどう思う?」「そう考えたんだ!面白いね」というように,子どもの考えを引き出すイメージで親子の対話を楽しみましょう

 

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