『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』(ジュリア・キャメロン著/サンマーク出版)をもとに,効果的な家庭教育について考えます。
創造性を回復するには痛みを伴う
本書によると,創造性を発揮して,夢を実現するのは簡単なことではありません。なぜなら,創造性を回復させるために悲しみや痛みを伴うからです。
創造性を回復させるには,次のようなプロセスを経るそうです。
・抵抗感や居心地の悪さ
・爆発的な怒り
・その後に悲しみが続き,抵抗と希望の波が交互に訪れる
・強烈な気持ちの高ぶりと,「こんなことをしていてなんになるのだろう?」という疑いの間を行き来する
・何もかも放り出して,また元の生活に戻りたいという強い衝動が芽生える
このようなプロセスにあるときは,自分自身との取引の時期なので,瞑想をして自分のゆるぎない核を作ること=「創造的な引きこもり」になることを著者は勧めています。
引きこもりのプロセスを通して自分の核を形成すれば、自分自身の限界、夢、本当の目標といったものをもっとはっきりとさせることができる。ころころ変わる他人の気分に振り回されることも少なくなり、より柔軟に生きられるようになる。そのとき私たちは、自立することの真の意味を知る。
自分の創造性を本気で信じて,言い訳をやめよう
「妬み」という感情が,自分の創造性が阻まれているかどうかを知る鍵だと著者は言います。あなたは妬みを感じる相手がいるでしょうか。もし創造性を発揮して夢を叶えられたら,「妬み」という感情に変化があるかもしれません。
自分の創造的な力を本気で信じて,次のようなことをやめましょう。
・「遅すぎる」と自分自身に言う
・お金がたまるまで,自分が本当にしたいことをするのを待つ
・より創造的な人生を求めるたびに,「単なるエゴさ」と自分自身に言い聞かせる
・「夢は取るに足らないものだ。それはしょせん夢でしかない。お前はもっと良識をもつべきだ」と自分自身に言う
・家族や友人に,頭がおかしくなったと思われるのではないかと恐れる
・「創造はぜいたくであり,すでにあるものに感謝すべきだ」と自分自身に言う
教育に当てはめて考えてみましょう。子どもに次のような声掛け・接し方をしていないでしょうか。
- 親の都合やエゴで,子どものしたいことに取り組ませない
- 子どもがまだ小さい場合,「早すぎる」「どうせできないよ」と言う
- 子どもが好きなことの芽を見つけても,「年齢的にもう難しいよ」「勉強の方が大事だから」と取り組ませない
- 「そんなことをやっても将来お金にならないんだから」「安定した職業に就けるようにしなさい」と,子どもが好きなことを阻止する
- 学校の先生,親戚,ママ友の目を気にしすぎる
このような声掛け・接し方をしないように気を付けて,子どもが創造性を発揮できるように導きましょう。
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