5分で「勉強したよ!」と開き直る子どもへの接し方

スタンドエフエムで次のようなご相談をお受けしました。

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★本内容については,スタンドエフエムでもお話ししています。

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子どもの学習が短時間で終わる場合,次のようなことを確認してみてください。

① 中期・長期的目標があるかどうか

「夏休み中にこのドリルを終わらせたい→では1日このくらいのページ数を進めよう」というように,中期・長期的な目標から逆算して,1日の学習量を割り出せているか確認しましょう。

「1日2ページ」というように先にページ数を決めるのではなく,いつまでに終わらせたいか,ゴールから逆算して学習量を決めましょう。1日当たりのページ数を多くして学習完了時期を早めるのも良いと思います。

このドリルが終わったら次はどんな勉強をやりたい?」と子どもに質問して一緒に書店に行き,決めてもらうのもおすすめです。自分はどんな勉強をした方がいいか,どこが得意でどこが苦手かなど,子ども自身で考えて戦略を立てる力は,中学校以降の学習で特に問われます。そして,自分がやりたいこと・自分で決めたことの方が,子どもはやる気になって取り組みます

中期・長期的な目標から逆算できているか,子ども自身で目標を持つことができているかどうかを確認してみてください。

② 同じ間違いを繰り返していないか

相談者様のお子様は,丸付け,やり直しまできちんと取り組めているようで素晴らしいです。ドリルを解き進め,同じ間違いを繰り返していない場合は,今の勉強のやり方で知識・考え方が身についているということなので心配は要らないと思います。

もし正答率が上がらないままだったり,同じ間違いを繰り返してしまったりする場合は,勉強のやり方を見直す必要があります

間違えた問題をランダムにピックアップして,「この問題を解いてみて」「今ならできるかな?」とお子様にクイズを出し,理解度を確認するのもおすすめです。

答えを1回見ただけでできるようになる子も確かにいます。実際に正答率が上がっているかどうか,間違えた問題をランダムにテストして解けるかどうかで,学習効果を測定して判断しましょう。

 

★勉強のやり方,成果が出る学習法について,セミナーを開催しています。

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すぐに「分からない!」と言う子は〇〇が無いのかも/自宅でできる集中力アップのトレーニング

集中力がないと考え続けることができない

生徒さんを指導していて,問題が分からないというより,集中力や考え続ける力が足りないのかな?と感じることがあります。

学年が上がるにつれ,「この問題文はどういうことを言っているのかな?」「どうやって解くのかな?」「次の式はどう組み立てるのかな?」と考え続ける力が問われます。難しい問題になればなるほど,考えるべきステップが多くなります。

集中力がないと,考え続けることができません。問題を読んでいる途中で「分かりません!」と言ってしまったり,解き終わる前に途中で諦めてしまったりします。

子どもが「分からない」と言っているので,「分からないんだ」と思うかもしれませんが,実は集中力がないだけということは多いです。集中力を身に付けると,考え続けられるようになる→解ける問題が増えるということはよくあります

集中力の養い方

分からない問題をかみ砕いて説明したり,「どうやったら理解してもらえるだろう?」と考えたりする前に,まずは子どもに集中力を付けるところから始めましょう。そもそも集中力や考え続ける力がないと,解説しても聞き流してしまうからです。

ポモドーロテクニックという時間管理術は,子どもの集中力を養う上で効果的です。「25分集中→5分休憩」という30分1セットを繰り返すというものです。

小学校低学年・勉強にまだ慣れていない子どもにとって,25分集中するのは難しいかもしれません。その場合は,まず10分計って集中するトレーニングを行いましょう。

私の教室でも「10分でプリント1枚やろう!」というように,最初は10分を目安にしています。国語10分→休憩→算数10分というように進めても,慣れないうちは最後の10分で混乱してしまい,普段は解ける問題が解けなくなってしまう......ということが少なくありません。

集中力が付いてくると,難しい問題も自分でじっくりと考えて解けるようになります。解説を集中して聞くことができるようになり,理解できる範囲も広がります。ますは10分一区切りで集中するトレーニングをお家でもやってみてください。

 

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頭が良いはずなのに!?なぜ社会で活躍できない東大生がいるのか

社会で活躍できる東大生は一握り

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保護者様面談で,東大卒業生は皆,社会で活躍してるのかという話になりました。私の個人的な実感としては,個人で活躍している人は少なく,テレビでお見掛けするような東大卒業生はほんの一握りの成功例だと思います。大半の友人が,上司の不満を言いながらもなかなか転職しなかったり,嫌々公務員をしていたり,研究は楽しいけどお金がもらえなくて困っていたり,起業する勇気がなかったり何をして良いか分からなかったり......というような状況です。東大を卒業したからと言って,社会で活躍したり,自分が思い描いているような人生を切り開けるわけではありません

なぜ社会で活躍できない東大生がいるのか

「そんなに頭がいいのに,なぜですか?」と保護者の方が質問してきてくださったので私なりに考えてみました。

①人に言われたまま勉強だけしてきたから

予備校に通い詰めたり,親や家庭教師の先生がつきっきりで指導したり,そのような勉強の仕方で東大に合格したとしても,考える力が付きません。

「どうやったら勉強ができるようになるんだろう?」「ここが良くないのかな?」「次はこういうやり方を試してみよう」と自分で考えて試行錯誤する経験がないので,勉強だけできる人になってしまいます

自分で考える力がないと,受験は突破できても,社会で活躍することは難しいでしょう。勉強だけできる人にならないために,子ども達にはぜひ勉強を通して,自分で考えて試行錯誤する経験をしてほしいなと思います。

② 人生には正解がないから

受験勉強の問題には正解がありますが,人生には正解がありません。国語は正解がない,記述問題は正解がないなどと言われますが,どのような要素が含まれていればいいか,明確な採点基準があります。

人生において「これをしておけば絶対大丈夫!」というようなことはなく,何でも自分で決めていくしかありません。ある選択肢を取れば相応のメリットやデメリットがあり,別の選択肢を取れば他の可能性やリスクがあります。

先読みしたり,色々な可能性を考えすぎると,「こうしたら,ああなるかもしれない」「でもこうしても,こうなるかもしれない」と人生における決断がなかなかできなくなってしまうかもしれません。正解にとらわれ過ぎると,このような傾向が少なからず出てきてしまうと感じます。

東大卒業生の中には,正解がある問題には強いけれども,正解がない問題・自分の人生における決断が下手という人がいるかもしれません。人生における決断に絶対的な正解はないため,結局自分がどうしたいか次第なのだと思います。

自分で決断して人生を切り開いていけるように,子どもには小さいうちから自分の責任で何事も決める経験をしてもらいましょう。

 

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子どもを理解するために,自分の子どもの頃の気持ちを思い出そう

子どもの頃の気持ち,忘れていませんか?

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教室で次のような出来事がありました。

中学1年生の生徒さんの話ですが,中学校への提出資料の中に志望校を書く欄があったそうです。そこに,その生徒さんは「親が希望する学校」と書いていたそうです。保護者の方がそれを見て「うちの子はやっぱりやる気がない…」と相談してきてくださいました。

その生徒さんは最近勉強を頑張っていて,成績が良い友達と同じ学校に行きたいようでした。「友達と一緒に〇〇高校に行きたい!」という気持ちがあるからこそ,勉強も頑張れるようになったのかなと思っていました。

志望校の欄に「〇〇高校」と自ら書くと,周りから「その成績じゃ無理だよ」「もっと勉強しなさい」と言われるかもしれない…と考えたのかもしれません。思春期特有の恥ずかしさもあったのかなと思います。

保護者の方に,私が感じたことをそのままを伝えました。「たぶんお子様は〇〇高校に行きたいと思いますよ!最近の学習の様子を見ていても,本当によく頑張っています。不安や恥ずかしさがあって,『親が希望する学校』と書いてしまったのではないでしょうか?」とお話ししました。

保護者の方は「言われてみればその通りです。自分も子どもの立場だったら,自らその高校名を書けないと思います。思春期の気持ちを忘れていました」と納得しておっしゃっていました。保護者の方がこのように気づいてくださったことは,とても素晴らしいことだと思います。

子どもの気持ちを理解する上で「自分が子どもの頃どうだったかな?」と振り返るのはとても大事です。

「自分も勉強嫌いだったな~」「子どものことを叱っているけど,自分もコレできなかったな」「あのときはこんなことが恥ずかしかったけど,今ではなんとも思わないな」など,自分の子どもの頃の気持ち・状況を思い出してもらうと,お子様に対する理解が深まるはずです。

「自分が小学生の時はどうだったかな?」「こんなことできてたかな?」「中学生の時はどうだったかな?」とぜひ思い出したときにでも,ご自身の子ども時代を振り返ってみてもらえればと思います。

 

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学習のコツを掴むためのマインドセット・家庭でできること

学習に取り組む上でメンタル面・考え方は重要

本内容については,スタンドエフエムでもお話ししています。

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勉強ができるようになるためには,他の物事を習得するときと同じく,気の持ちようや考え方がとても大切です。ぜひ次のようなことを意識してみてください。

①子ども自身で目標を持つ

  • 将来どんな大人になりたいですか?
  • どんな職業に就きたいですか?
  • どんな学校に入りたいですか?

このようなことについて,子ども自身で考えて目標を持つことが大切です。学習を継続する上で,スランプや上手くいかないことは付き物ですが,目標があれば乗り切ることができます

「どうせ自分には無理だから...」とすでに将来について諦めてしまっている子がいますが,可能性は無限大です。今から頑張れば,自分がなりたい大人になれるので,ぜひ目標を持ってほしいです。

②勉強は最初,誰でもできない

勉強ができないのは,頭が悪いからではありません。やり方を学べば,誰でもある程度勉強ができるようになります。できるようになるまで,諦めずにやり続けることが大切です。「どうやったらできるようになるかな?」と試行錯誤した経験は,将来きっと役立ちます

③できないことや間違えることは悪いことではない

できないことをできるようにするのが勉強です。できることばかりやっていても成長しないため,できないことにもチャレンジしていく必要があります。一つ一つの間違いに向き合い,「なぜできなかったのかな?」「どうすればできるようになるかな?」と考えることが大切です。

間違えたり分からなかったりしたときに子どもを叱ると,「間違えるのはダメなことだ」と子どもは考えるようになります。すると,間違いを見えなくするためにすぐに消してしまったり,テストの答案を捨てて振り返りをしなかったり,自分の間違いと向き合うことができなくなってしまいます。間違いと向き合わない→同じような間違いを繰り返してしまう→勉強しても成果が出ません。

「間違えるのは悪いことじゃないよ」「今,できないところが見つかって良かった」「次からできるようにすれば大丈夫だよ」と子どもに声掛けしましょう。

 

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気を付けて!絶対に成果が出ない学習法6つ【後編】

やり方を変えれば勉強はできるようになる!

本内容については,スタンドエフエムでもお話ししています。

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これまで学習法について指導し,日々の勉強への取り組み方を変えてもらうことで,多くの生徒さんの成績を伸ばしてきました。「勉強ができるようにならない」と悩んでいる方も,やり方を変えれば伸びるかもしれません。今回ご紹介する「成果が出ないやり方」で勉強に取り組んでいないか,ぜひチェックしてみてください。

 

★前編はこちら

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絶対に成果が出ない学習法6つ【後編】

④間違えた問題を解き直さない

「次からできる!」と思っていても,意外に解き方を忘れてしまったりして,解けないことがあります。必要な解き直しの回数には個人差がありますが,できるようになるまで何度でも解き直すことが大事です。

「うちの子は全然勉強ができるようにならないんです」というご相談を受けることがありますが,圧倒的に解き直しの回数が足りていません。2~3回でできるようになる子は少なく,5回くらい解き直さないと身につかない子もたくさんいます。

諦めずに,できるようになるまで何度でも解き直すようにしましょう。

⑤考えた過程・間違えた箇所を消してしまう

勉強ができるようになるためには,できないものをできるようにすることが大切です。そのときにどこをどう間違えたのか,間違いと向き合い,次に生かす必要があります。

考えた過程や間違えた箇所を消しゴムで消してしまうと,自分がどこをどのように間違えたのか分からなくなってしまいます。

「間違えるのが恥ずかしい」「できないのは悪いことだ」と考え,消して見えなくしてしまうのだと思いますが,間違えること自体は悪いことではなく,次からできるようにすることが大切です。

「できないのは嫌だ」「できる問題しかやりたくない」と言う子がいますが,できない問題をできるようにしていかなければ,成績は上がりません

何かできなかったとき・間違えたときに,親が子供を叱ったり責めたりすると,子どもは「できないこと=悪いことだ」と考えるようになります。自分の間違いと向き合えなくなったり,できる問題しかやらなくなるので気を付けましょう。

「今,できないところが見つかってよかった」「次からできるようにしておこう」「どこを間違えたのかな?次に同じ間違いをしないことが大切だよ」と子どもに声掛けしましょう。

⑥気分で学習したりしなかったりする

計画を立てて学習することはとても大事です。目標から逆算して「この学習内容をこれくらいのペースでやろう」「このページをこの日にやろう」と具体的な計画を立てて日々実行することで,目標を達成できます

計画を立てないと,気分で勉強したりしなかったり,苦手なものは気が乗らないから,つい得意なものばかりやってしまったり,テスト前に勉強がすべて終わらなかった......という事態にも繋がります。

予め計画を立てておいて,気分が乗らなくても,日々の計画をきちんと実行することが,成果を出す秘訣です。

現在の学習法を振り返り,もし改善点が見つかったら,焦らずに一つずつ変えていきましょう。

 

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気を付けて!絶対に成果が出ない学習法6つ【前編】

やり方を変えれば勉強はできるようになる!

本内容については,スタンドエフエムでもお話ししています。

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これまで学習法について指導し,日々の勉強への取り組み方を変えてもらうことで,多くの生徒さんの成績を伸ばしてきました。「勉強ができるようにならない」と悩んでいる方も,やり方を変えれば伸びるかもしれません。今回ご紹介する「成果が出ないやり方」で勉強に取り組んでいないか,ぜひチェックしてみてください。

絶対に成果が出ない学習法6つ【前編】

① 丸付け・やり直しをしない

丸付け・やり直しをしない子は多いですが,問題をこなして終わりというやり方では伸びません。やりっ放しということは,間違えたものをそのまま放置しているということです。このようなやり方では,解ける問題が増えないので,もちろん点数も上がりません。

解く問題数を減らしてでもいいので,丸付け・やり直しまできちんとやるようにしましょう。

② 丸付けが間違えている

丸付けが間違えていたら,①と同じ理由で成果は出ません。丸付け・やり直しが面倒だから,いい加減に済ましてしまう子が少なくありませんが,そのようなやり方では成果が出ないので,時間を割いて勉強している意味が無くなってしまいます

「丸付け・やり直しが一番大事だよ」「解く問題数は減らして良いから,丸付け・やり直しまできちんとやって,一問でもできる問題を増やそう」とぜひお子様にお声掛けください。

③ 答えを写している

自分で考えずに,いきなり答えを見て書き写す子がいます。このようなやり方だと,自分がどこまで理解できていて,どこから理解できていないか,分からなくなってしまいます

  • 自分でまずは考えてみて,分からなければ×をつける
  • 答えを書き写す場合は赤で書く

このように,自分が既にできるもの・まだできないものの区別を明確にすることが大切です。

自分ができるものは繰り返し学習する必要はなく,できないものに絞って反復演習した方が効率的に学習を進めることができるからです。その準備として,既にできるもの・まだできないものの区別を日ごろから明確にしておく必要があります。詳しくは【後編】でお伝えします。

今回お伝えしたことは基本的なことですが,できていない子が本当に多いのでぜひ見直してみてください。

 

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勉強のやる気が出ないんです→自然と勉強する「仕組み」を作ろう!

待っていてもやる気は出ない

本内容については,スタンドエフエムでもお話ししています。

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勉強のやる気が出なくて困っているという相談を受けることがあります。やる気は出そうと思って出るものではありません。勉強が好きで自分からやりたい!と思える子は稀です。また,そのような子でも勉強をやりたくない時期はあるものです。

意志の力に頼ると,いつまでたってもやる気が出ず,勉強を開始できずにダラダラしてしまいます。

勉強を生活リズムの一部に組み込む

やる気が出るのを待つのではなく,勉強を習慣にしてしまいましょう。歯磨きをしたり,お風呂に入ったりするのと同じように,勉強を生活リズムの一部に組み込めば,やる気に左右されずに済みます

【勉強を生活リズムに組み込むときのポイント】

① 集中しやすい時間帯にすること

子どもによって集中しやすい時間帯は異なります。朝起きてすぐが集中しやすい場合は,その時間帯がベストです。夜だとテレビやゲームが気になってしまう子もいます。逆に朝は眠くて夜にやった方が集中しやすいという子もいます。

集中しにくい時間に勉強に取り組むと,子どもがグズグズしてしまい,なかなかスムーズに行きません。子どもが一番集中できる時間帯に勉強に取り組むようにしましょう。

② なるべく決まった時間帯にすること

日によって学習のタイミングを変えるよりも,毎日7時~など決まった時間帯の方が習慣になりやすいです。なるべく毎日取り組める時間帯に勉強するようにしましょう。

③ 小さいうちから習慣化すること

小学校高学年や中学生以降に,必要に迫られて勉強の習慣を付けようとしても,そのころには子どもなりの生活リズムが出来上がってしまっているので,新たに学習習慣を付けるのはかなり大変です。

小学校低学年のうちから勉強を生活の一部にしておくと,保護者の方もお子様もラクだと思います。

勉強時間は最初,5分でも10分でも構いません。ぜひ子どもが小さいうちに勉強を習慣化しましょう。

 

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勉強ができるようになりたいです!→結局〇〇するしかないという話

どうすれば勉強ができるようになるのか?

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「勉強ができるようになるにはどうすればいいですか?」という質問は本当によく受けます。国語,漢字や計算が苦手,語彙力がない等,特定の苦手分野に関するご相談を受けることも多々あります。保護者様からだけでなく,お子様から直接質問を受けることもあります。

「コツを教えてください!」と言われるのですが,「コレをやれば絶対に一発でできるようになるよ」という学習法は残念ながらありません

1日1つでも取り組み,継続することが大切

苦手なものをできるようにするには,毎日やることが何より大事です。どんなに苦手なものでも毎日1つずつ取り組めば,半年,1年経つと変化が見られ始めます

1ヶ月,2ヶ月で成果が出始めてそこで止めてしまう,逆になかなか成果が出ないから止める......というように,9割の子は途中で止めてしまいます。これが成果が出ない要因です。

ダイエットを例に考えてみましょう。1ヶ月,2ヵ月が経過し,順調に痩せ始めていたのに,そこで油断して元の生活に戻してしまうと逆戻りしてしまいます。あるいは1ヶ月,2ヵ月で「なかなか痩せないから......」とダイエットを止めてしまったら,それ以上の成果は望めないでしょう。

本気で何かができるようになりたかったら,それ相応の努力や労力が必要です。スポーツが本気でできるようになりたい子は毎日練習します。勉強もそれと同じです。

もし簡単なコツがあるのだったら,皆,すぐに勉強ができるようになっているので,ここまで色んな塾や参考書が世の中に溢れていないと思います。皆,「どうやったら勉強ができるようになるのかな?」と日々勉強しながら,試行錯誤しているのです。自分に合った学習法や学習のコツは,毎日勉強しながら自分で見つけていくものです。(私の教室では生徒さんに合った学習法を提案しますが,やはり生徒さんに毎日実践していただいて,試行錯誤しながらより良い方法を模索していきます。)

「1日1つ」なんて意味がない?

「1日1つだけやっても何も変わらないのでは?」とやる前から言う子がいますが,1年継続すれば365個身に付きます。1日2つずつ取り組めば,730個も身に付きます。0と365や730は全く違います。それを2年,3年と続けていけば差はますます広がります。小さなことを一つずつ着実に積み重ねていきましょう

 

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好きなことを伸ばせと言うけれど…苦手なことは捨てていいの?

捨てる・捨てないの判断基準

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子どもの好きなことや得意なことを伸ばすのは確かに大事です。「苦手なものは完全に捨ててしまっていいの?」「なるべく克服した方が良いのでは?」と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。今回は,苦手なものを捨てるかどうかを判断する基準についてお伝えします。

①子どもの年齢

子どもがまだ小さいのに「苦手なんだね!じゃあやらなくていいよ」と言うのは,子どもの可能性を狭めてしまいます。

年齢が小さいと感情的に「嫌だ!」と言ってしまうことがあります。なかなかコツを掴めないこともあるでしょう。「ここを乗り越えたらできるようになるのに」というところでやめてしまうと本当にもったいないです。

子どもの年齢が小さい場合,ある程度親が苦手なことをやるように促す,子どもと一緒に取り組むことが大事です。

具体的には,小学生~中学2年生くらいの間に,苦手なものを捨ててしまうのはもったいないと感じます。小学校で苦手なものを放置してきたけれども,中学校に上がってからコツコツ頑張って,中学3年生ごろに苦手分野を克服できた生徒さんを知っています。

子どもの気持ち次第ではありますが,中学2年生くらいまで頑張ってみて,やはりどうしても苦手でやりたくないということであれば,それ以上取り組まなくて良いと思います。

  • 理系教科が苦手なら文系に進む
  • 文系教科が苦手なら理系教科をとことん伸ばす
  • 勉強自体が合わない場合は専門職を検討する

年齢が小さいうちは苦手なものを捨ててしまうのではなく,なるべく「克服できないかな?」と考えてみてほしいです。

②将来への影響度

以前,運動が苦手でつい子どもを叱ってしまうという相談をいただいたことがあります。運動ができないことは子どもの将来にそこまで影響を及ぼさないので(もちろん職業にはよりますが),克服に注力しなくても良いのではと思います。

一方,勉強が苦手な場合は,子どもの進路や将来に大きくかかわってくるでしょう。特に国語が苦手だと影響が大きいです。教科書を読み解いたり,授業を聞いて理解するにも国語力が必要です。学年が上がると理系教科でも文章題が増えてきますが,問題がどのような状況を指しているか,何を聞かれているのかを読み解く力が必要になってきます。面接や入社試験においても,さらには社会に出た後も国語力は必要になってきます。

したがって国語が苦手な場合,将来に及ぼす影響が大きいので,克服できるようなるべく取り組んだ方が良いと言えます。

苦手なものが子どもの将来にどれくらい影響を及ぼすか,影響の大きさで捨てるかどうかを考えてみてください

③拒否感の大きさ

最初はアレルギー反応が出そうなくらい嫌い・苦手なものでも,少しずつ取り組むうちに抵抗感がなくなってくるものです。私の教室にも,勉強や特定の教科に強い苦手意識を持つ生徒さんが通ってくれていますが,早い子では1~2ヵ月,遅い子でも半年ほどで拒否感が薄れてくるようです。

しかし,最初の拒否感があまりにも強いと,ご家庭で苦手なものに取り組むのは難しいと思います。そのような場合,一度苦手なものは置いておいて,子どもの得意なこと・好きなことをまずとことん伸ばして自信を付けるのがおすすめです。

得意なもので自信を付ける→苦手なものにも少しずつチャレンジする→苦手なものができるようになってきたら褒める...というように,一歩一歩ステップアップしていきましょう。

 

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