予習した方が良い子・しない方が良い子

保護者の方から「予習した方が良いですか?」と質問をいただくことが多いですが,お子様のタイプによると思います。予習した方が良い子は,どんな子でしょうか。逆に予習する必要が無い子・しない方が良い子は,どんな子でしょうか。

予習した方が良い子:新しい考え方に慣れるまで時間がかかる子

新しい学習内容・考え方に身構えてしまう子,習得までに時間がかかる子は,予習しておくことをおすすめします。予習することで,「次はどんな内容だろう?」「理解できるかな......」という不安が減り,学校の授業も理解しやすくなります。予習→学校の授業→復習というように,反復学習を通してテストでも点数を取りやすくなります。

予習する必要が無い子:コツをすぐに掴める子

新しい考え方を習ったときに,すぐにその考え方を理解して使いこなせるようになる子は予習する必要はありません。予習よりも復習に取り組み,考え方を定着させ,応用問題にもチャレンジしていきましょう。

予習しない方が良い子:油断する子

予習をすると「もうこの考え方,知ってる!」と油断して学校の授業をきちんと聞かなくなる子がいます。ざっと予習しただけだと,学習内容を理解しきれていないため,学校の授業をきちと聞かなければ,「あれ?予習しない方がテストの点数が良かった......」という事態になることも少なくありません

 

子どもの特性に応じて予習するかどうかを決めましょう!

 

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学習効果を高めるためのアウトプット法3つ

教科書を読んで終わり,解説を聞いて終わり,動画を見て終わりというようにインプットだけで学習を終わってしまうと,「分かったつもりだったけど実は理解できていなかった!」ということが少なくありません

学習効果を高めるために,インプットとアウトプットをセットで行いましょう。アウトプットすることで頭の中の情報が整理され,知識・考え方が定着します。また,ときには「あれ?できない」「ここが分かっていなかったんだな」と気づき,理解を深めることができます

次のようにアウトプットの方法は色々あります。

① 問題を解く

問題を解くことで,自分がどこまで分かっているか,まだ分からないところはどこかが明確になります。テストでも,問題に答えることで初めて点数がもらえますので,聞かれていることに答える,学習内容を思い出すという作業を日ごろから行っておきたいです。

② 勉強したことをノートにまとめる

教科書を読んだり,動画を見たりした後,学習内容を自分なりの言葉でノートにまとめるのも効果的です。分かりやすく図式化したり,間違えた問題の解説を書いたりすることで,頭の中の情報が整理され,理解が深まります。

ただ,ノートまとめは勉強に慣れていないと難しいかもしれません。子どもが上手くノートを作成できない,時間がかかりすぎるという場合は,他のアウトプット方法を試しましょう。

③ 解き方を説明する

学習内容や問題の解き方を思い出しながら,声に出して説明するのもおすすめです。例えば間違えた問題について,答えを見て理解した後に,「じゃあ解き方を思い出して説明してみて」と伝え,子どもに説明してもらいましょう。「今日勉強したことを教えて」と声掛けするのも良いと思います。

このような取り組みは,ノートまとめよりも簡単で,「お母さん,お父さんに後で説明するために,ちゃんと勉強しよう!」と集中力が高まる子も多いです。

解き方の説明を動画に収めておくのもおすすめです。「後で見直せるように,解説動画を撮ろうよ」と言うと,子どもは「じゃあ後から見て自分が分かる解説動画にしないといけないね」「どういう説明の仕方が分かりやすいかな?」と真剣に考え始めます。解説を受動的に聞くのではなく,「今の部分は少し分かりにくかったな。どういうことだろう?」「自分ならこう解説するな」と自ら考えるため,学習効果が高まります

動画を後から見て,「次はこういう説明の仕方をしよう」と自然と振り返りを行うため,分かりやすく説明する力も高まります。これが後々,筆記の記述力にも繋がってきます。

解説動画を撮影しておけば、同じ問題が何度も分からなくなってしまう→その度に親や先生が解説しないといけないという事態も起こらなくなるのでおすすめです。

今回ご紹介したアウトプット法①~③の中から,お子様に合ったものに取り組み,学習効果を高めましょう。

 

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良い教育者とは?

優しい先生=良い先生?

「あの先生は良い先生だ」「あの先生はイマイチだ」などと言いますが,その基準は人それぞれでしょう。良い教育者とは一体どのような人なのでしょうか。

良い教育者とは,子ども自身で考え決断し,後悔のない人生を切り開くサポートができる人のことだと私は考えます。学校や習い事の先生はもちろん,保護者の方も教育者です。

子どもに対して次のような接し方ができれば,良い教育者なのではないかと思います。

① 子どもの話を最後まで聞き,真意を汲み取る

子どもの発言に即座に反応して叱るのではなく,話をじっくりと聞いて,その子がどのように考え,何を望んでいるのかを知ることが大切です。子どもの考え・望みを知っているのと知らないのとでは,同じアドバイスをする場合でも,声掛けの仕方が変わってきます。

表面的な言葉に囚われてすぐに叱ったり,意見を押し付けたりすると,子どもは反発し心を閉ざしてしまいます。

一緒に話し合って解決策を探っていくために,「なぜそう思ったの?」「なるほど!そう考えたんだね」と子どもの話を最後まで聞いて,「こういう気持ちからこう発言したんだな」と真意を汲み取るようにしましょう。

 

★参考記事

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② 子どもに情報を与える

子どもはまだ人生経験が浅いので,どうしても視野が狭くなりがちです。目の前の楽しいことに夢中になり,やるべきことを後回しにしてしまったり,楽な方に流れてしまったりすることがあります。そんなとき,大人の視点を伝え,子どもに長期的で広い視野を持ってもらいましょう
  • 今,宿題をやっておくと後でラクになるね。
  • 動画やゲームは楽しいかもしれないけど,将来の自分の役に立つかな?勉強は大変なこともあるけど,将来自分の役に立つよ。なぜ勉強するか考えてみようか。
  • 中学校に上がったら定期テストが始まって,勉強が忙しくなるよ。そのとき小学校の勉強が分からないと大変だから,今のうちにしっかりやっておこう。
  • 今はスランプかもしれないけど,ここを乗り越えると楽しくなるよ!ここが踏ん張りどころ!

子どもが気分のままにゲームしたり,勉強を先延ばしにしたり,習い事を辞めたりするのを許すのではなく,「今,こうすると将来こうなる」「将来のためにこうした方が良いよ」など,ぜひ長期的な視点を伝えましょう

長期的な視点を伝えないと,「そんなの知らなかった」「あのとき勉強の重要性を伝えてくれたら,もっと勉強したのに」「あのとき辞めずに,もうひと踏ん張りしていたら違ったかも」など将来的に子どもが後悔する可能性があります。(実際,このような発言をよく耳にします。)子どもが納得した人生を歩めるように,大人の視点を伝え,判断材料を多く与えましょう

③ 子ども自身に決めさせる

大人の視点や,様々な判断材料を子どもに与えた上で,最終的な判断は子どもに委ねましょう
例えば「こういう理由から,あなたは中学受験して〇〇中学校に行った方が向いてると思うよ」と伝え,学校見学に行ったり,将来の進路の話をしたりすることは大切です。よく話し合った上で,「でも自分はこういう理由で中学受験をしたくない」と子どもなりの意見があり,筋が通っている場合は,子どもの決断を尊重しましょう。
逆に「もう中学受験は間に合わないから,止めておいたら?」「レベル的に難しいよ。入学後も大変だよ?」と伝えても,子どもが「中学受験をしたい!」という場合は,ぜひチャレンジさせましょう。
色々な判断材料をもとにして,子ども自身で考え,選択していくことに意味があります。自分で選んだ道であれば,壁にぶつかっても,「自分が決めたことだから」とやり抜くことができます。「自分で決めた!」という納得感がないと,「親の希望に沿っただけ」「自分は本当はこうしたかった」と言い訳してやり抜くことができません。
子どもが悔いのない人生を歩めるよう,色々とアドバイスした上で,最終的な判断は子どもに任せることが大切です。

 

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子どもの話をきちんと聞けば,より良い方向に導ける!

子どもの話を聞くことで適切なアドバイスができる

子どもの話を最後まで聞かずに「それは違うよ」「こうしなさい」という先生や保護者様がいます。それでは子どもが何を伝えたかったのか,本当は何を望んでいるのかが分からず,適切なアドバイスができません

私の教室に勉強がとても苦手な生徒さんがいました。その生徒さんは,不登校のクラスメイトのためにノートを作ってあげていました。

私,不登校の子のためにノートを作ってあげてるんだ!授業中に自分のノートとは別にもう1冊ノートを書いてるんだよ」とある日私に伝えてきてくれました。

私は「え,授業中に2冊ノートを作っているの?授業をちゃんと聞けているのかな?」と思いましたが,「そうなんだ!授業中に2冊作るのは大変だね」と話しました。するとその生徒さんは,授業中にノート作りをとても頑張っていること,自分が友達思いであることを熱心にアピールしてきました。

勉強ができなくて自信がないから,頑張っていることや優しい性格を認めてほしいんだな」と感じた私は,「優しいね!友達のために授業中に頑張ってノートを2冊作れる子なんか,なかなかいないよ!すごいことだね」と伝えました。その生徒さんはとても嬉しそうでした。

「1冊のノートを綺麗に分かりやすく書いて,コピーしてお友達にあげるという手もあるよ。先生が授業中に話していたことをメモで書いてあげたりするのもいいね。復習もかねて,お家でまとめノートを作ってその子にあげるのもいいんじゃない?」と私はその生徒さんに話しました。授業中にノートを2冊書いていることが原因で,その生徒さんの場合は授業の理解度が下がっていましたが,そのことを真正面から指摘するのは良くないと感じたからです。

同時期にその生徒さんは,お母さんに同じ話をしたようです。お母さんはその生徒さんが「授業中に2冊ノートを書いている」と言った時点で,頭ごなしに「あなたにはそんなことやっている余裕なんてないでしょ!授業中に先生が言っていることをきちんと聞きなさい!」と怒ったそうです。

その生徒さんは「やっぱりお母さんにはもう何も話さない」と心を閉ざしてしまい,勉強に関する話題はご家庭でタブーになってしまいました。

そのご家庭は普段からそのような親子喧嘩が絶えず,必要な場面で親子で話し合ったり,親が子どもにアドバイスをしたりすることができない状態になってしまっていました。

途中でカチンときて怒りたくなる気持ちも分かりますが,そのような接し方をしていると,子どもを良い方向に導くのが難しくなってしまいます。子どもの話をきちんと聞けば,その子が何を望んでいるのか,どのようなアドバイスをすれば良いのかが見えてくるため,不要な親子喧嘩を避けることができます。子どもの話を最後まで聞いて一度認めた上で,「そう考えてそういう行動をしたんだね」「次からこうするのはどうかな?」と新たな視点を伝えましょう。

 

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中学受験の意外なメリット

中学受験を経験した子は,合否に関係なく,その後大きく伸びることが多いなと感じます。(周囲がうるさく言って無理やり受験させた場合は別です。)

今回は中学受験のメリットについて考えてみたいと思います

壁を乗り越える経験ができる

一つのことを続けていると,上手くいかないことが出てきたり,スランプに陥ったりするものです。そのような壁を何度も乗り越えて,受験まで走り抜けたこと自体に価値があります

勉強以外のことでももちろん構いませんが,小学生という時期に一つのことに打ち込んだ経験は人生の大きな糧になります

視野が広がる

模試を受けたり,中学受験の問題にチャレンジしたりする中で,こんなに出来る子がいるんだ」「こんな難しい問題があるんだ!どうやったら解けるようになるんだろう」と子どもの視野が広がります
小学校の授業やカラーテストだけでは,このような刺激はなかなか得られません。小学校のカラーテストがいつも満点だと「勉強ってこんなものか!授業を聞いていればテストも満点取れるんだな」と思うようになり,中学校以降の定期テストや模試で面食らってしまいます。
中学受験を経験した子は「世の中にはこんなに優秀な子がいて,こんな難しい問題があるんだ」と現実を知っています。「高校入試や大学入試でも,このライバル達と戦うんだな」「中学校に上がっても勉強を頑張ろう」という心構えもできています。

自己分析できる

中学受験に向けて勉強に取り組む中で,次のようなことが少しずつ分かってきます。
  • 時間あたりに学習できる量
  • 学習時間と成績の上げ幅(自分はどれくらい勉強したらできるようになるのか)
  • 自分に合った学習法

小学生の間にこのような自己分析がしっかりとできていれば,「これくらいの学習量が必要だな」「この方法でやれば自分は上手く行く!」と勉強に対する勘が身に付いているため,中学校に上がるとすぐにスタートダッシュを切れます

一方,中学受験を経験していない子は,中学校に上がってから勉強を本格的にスタートすることが多く,このような自己分析から始める必要があります。定期テストを何度も経験し,トライ&エラーを繰り返して,少しずつ感覚を掴んでいくことになるので,どうしても時間がかかってしまいます。

合否に関わらず,中学受験という目標に向かって努力する経験自体に大きな価値があり,その過程で子どもは様々なことを学び取ります。子どもが「行きたい!」と思える中学校があるなら,ぜひ中学受験に挑戦してみましょう。合格でも不合格でも,きっと子どもの人生の糧になるはずです。

 

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テストの点数が悪いとき、子どもを叱るのが逆効果な理由

子どもを叱っても意味がない

子どもがテストで悪い点数を取ってきたら叱る保護者の方がいます。悪い点数を見ただけで怒りがこみあげてくる方もいるかもしれません。子どもに反省してほしくて,厳しく𠮟る方もいるでしょう。

しかし私の経験上,テストの点数が悪いときに子どもを叱るのは逆効果です。その理由を3つお伝えします。

① 勉強自体が嫌いになるから

点数が悪いと叱る,間違えたら叱る――このような家庭教育は子どもを勉強嫌いにします。勉強のやり方が分からないうちは,誰しもテストで点数を取れないものです。コツコツ学習を続け,自分に合った勉強法を見つけていくことで,少しずつ点数を取れるようになっていきます。問題が解けなかったり,テストの点数が悪かったりするのは,誰しも通る通過点ですが,そこで子どものやる気の芽を摘み取ってしまっては,継続的に学習することができず,勉強ができるようになりません

② 子ども自身もどうしていいか分からないから

テストの点数が悪いときに叱られても,子ども自身どうすればいいか分からない場合が多いです。勉強のやり方が分からないから,テストで点数が取れないのに,「またこんな点数取ってきて!もっと頑張りなさい!」と言われても子どもは困ってしまいます

実は勉強のやり方が分からないから,やる気が出なかったり,サボってしまったりする子が大半です。しかし「勉強のやり方が分からない」と気づいている子は少ないため,大人が一緒に「どうやって勉強するのがいいかな?」と具体的な対策を考えることが大切です。

③ 現状が改善せず叱り続けないといけなくなるから

テストで悪い点数を取ってきたときに子どもを叱っても,①,②のような理由から勉強ができるようになりません。いつまで経っても現状が改善せず,叱り続けなければいけなくなります。子どもはどんどん勉強嫌いになり,中学生ごろに反抗期を迎えると手が付けられなくなります

  • なぜ今回のような点数になったのか
  • どの範囲からどんな問題が出題されたのか
  • どの問題が正解で,どの問題が不正解だったのか
  • 今後,どの問題集にどういう計画で取り組むか
  • 親が手伝った方が良いことはあるか
    • 丸付け,計画管理,理解度確認のクイズ,分からない問題の解説など

子どもがテストで悪い点数を取ってきたら,このようなことについて親子で話し合って今後の対策を立てましょう。叱るよりも,きっと効果が表れるはずですよ。

 

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中学校の数学・理科で伸び悩む原因3つと小学生のうちにやっておきたいこと

数学的センスはそこまで重要ではない

「数学のセンスが無いから」「理系教科に適性が無いから,できないのは仕方が無い」というような言葉を耳にしますが,センスや適性が無くても,基礎的な理科や数学・算数は問題なくできるようになります。私自身,いわゆる「理系教科のセンス」はそこまで無いと思っていますが,東大文系数学なら何とかなりました。学校の勉強においては困ったことがなく,理系教科も常に高得点をキープしていました。

東大・京大の理系を目指すのであれば,もしかすると「理系教科のセンス」は必要なのかもしれません。しかしそこまでのレベルを目指すわけではない場合,次のことができていれば中学校の数学や理科で困ることはないはずです。

中学校の数学・理科で伸び悩む原因と対策

中学校の数学・理科でつまずく主な要因は次の通りです。

1.問題文を正しく読み解けていない

問題文がどのような状況を指しているか,何を問われていて何を答えるべきかを把握できていないために,理系教科でも行き詰まってしまう子が少なくありません。

問題文を正しく読み解く→情報を整理する→問題文の条件に沿う形でアウトプットできて初めて,正解を導き出すことができるからです。

このような国語力は一朝一夕では身に付かないため,小学生の早い段階からしっかりと国語の学習に取り組んでおきましょう。

「自分は理系だから」「国語は嫌いだからやらない」と早い段階から国語の学習を諦めてしまうと,理系教科も伸び悩みます

2.手を動かして考える習慣がない

数学や理科で考えを深めていくとき,自分なりに図を描いてみたり,途中式を立ててみたり,手を動かすことが大切です。問題文を読んだだけで「分かりません」という子がいますが,手を動かして情報を整理しなければ,ステップを踏んで思考を深めていくことができません。

  • 問題文の図形を自分で描いてみる
  • 分かる長さや角度の情報を図に書き込む
  • 分かる範囲で線分図やメモをかいてみる
  • 自分なりに式を立て,考えた過程を残す

このようなことを小学生の間にできるようにしておけば安心です。

お子様が問題文を見ただけで「分からない」と言っていたら,「手を動かして考えよう」「図は描いてみた?」「途中式を分かるところまで立ててみよう」など声掛けしましょう

3.計算が遅い,ミスが多い

上記1,2がクリアできていて自力で式を立てられても,計算のスピードが遅かったり,計算ミスが多かったりして,得点が伸び悩んでしまう子も少なくありません。

計算のスピードが遅いと,テスト問題に最後まで取り組めず,見直しの時間も確保できません。計算ミスが多いと,せっかく式は合っていても不正解になってしまうので点数に繋がらず,とてももったいないです。

中学校以降は,理科でも計算問題が多く出題されます。特に小数と分数の計算でつまずいている子が多いので,小学生の間にできるようにしておきましょう。

上記1~3ができていれば,数学や理科が壊滅的にできない......という状況にはならないと思います。中学校以降は学校の授業進度が速いため,いずれも中学校に上がってから改善するのはとても大変です。ぜひ小学生のうちから取り組んでおきましょう。

 

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親が子どもをサポートするのは悪いこと?過保護にならないために気を付けたいこと

子どもが困っているときはサポートしよう

「過保護になりたくないから,何でも子どもに任せています」「どこまで子どもをサポートすればいいか分かりません」という保護者の方も多いと思います。確かに過保護は良くありませんが,子どもをサポートすること自体は悪いことではありません

子どもが本当に困っているときや悩んでいるときに,「自分で考えなさい」と言ってサポートしないと,子どもは突き放された気分になります。「なぜ上手く行かないんだろう?」「こういうときはどうすればいいんだろう?」と子どもは分からないままなので,考える力も身に付きません。結局困りごとが解決せずに,大きな問題に発展することもあります。

私の教室に中学2年生から通い始めた生徒さんで,勉強がとても苦手な子がいました。小学校中学年の勉強からつまずいており,理解できていない内容が山積みになっていました。その子はレベルの高い小学校に通っており,小学校ではプレゼンテーションやディベートの授業が多く,基礎学習は各家庭に委ねられていました。小学生の頃から勉強が苦手で,学校のテストはいつも点数が低かったそうです。お父さんやお母さんに「勉強ができるようにならない」「どうすればいいか分からない」と言い続けましたが,毎回「自分で考えなさい」と言われるので,悩みを話すことも止めたそうです。

勉強のやり方が分からないまま,中学2年生になってしまったため,リカバリーがとても大変でした。保護者の方は「自分で問題を解決してほしかったから,全て子どもに任せてきた」とおっしゃっていました。テストの点数も小学生の頃から把握しておらず,子どもがそこまで深く悩んでいることも知らなかったようです。

子どもをサポートするときに気を付けたいこと

必要な場面で子どもをサポートすることはとても大切です。子どもをサポートするときは次のことに気を付けましょう。

①子どもを信じてまずは任せてみる

子ども自身でできるのに,親が手伝うのは良くありません。まずは何でも子どもを信じて任せてみましょう。子ども一人でできなくて困っている場合のみ,サポートするようにしましょう。

②やってあげるのではなく,やり方を伝える

親が子どもの代わりにやってあげるのではなく,「こうするのはどうかな」「こういうやり方もあるよ」とやり方を伝えるようにしましょう。「ここを調べてみるといいんじゃない?」「学校の先生に聞いてみたら?」等のアドバイスも良いでしょう。

そして,その後は子どもに任せてください。子ども自身で考えて,行動することが大切です。

③上手く行ったか最後まで見守る

アドバイスしても子どもが実行しなかったり,問題が解決しないままになっていることも多々あります。「この前の話,どうなった?」「あれやってみた?」と子どもに質問したり,子どもの様子を注意して見たり,困りごとが解決したかどうか,最後まで見守るようにしましょう。

大人の視点を伝えることで「そういうやり方もあるんだ」「確かにそんな考え方もあるな」と子どもの視野が広がります。実際に困りごとが解決できれば,子どもの自信にも繋がります。子どもの問題解決力を高めるために,子どもが困っているときはぜひサポートしましょう。

 

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