書き取りで漢字嫌いになってない?

書き取りの目的を考えよう

「書き取りが面倒くさい→漢字が嫌い!」というように,書き取りが原因で漢字が嫌いになっている子がいます。

もちろん宿題=学校の先生との約束として,書き取りにきちんと取り組むことは大切です。しかし,漢字を綺麗に書くことが目的になってしまったり,漢字の勉強とは面倒くさいもの・面白くないものというイメージが付いたりするのは考えものです。

書き取りは,漢字学習の方法の一つでしかありません。書き取りで綺麗に漢字を書いても,覚えられていないのであれば意味がありません。極論を言えば,書き取りをしなくても漢字を覚えられるのであれば,それでも構わないのです。

綺麗さを求め過ぎない

学校の先生から漢字の書き方について指摘があるかもしれませんが,家庭で「もっと綺麗に書きなさい!」と漢字の綺麗さを求め過ぎないようにしましょう。漢字の書き順や形が合っていればそれでOKとしてください。綺麗に書くことに集中しすぎて漢字を覚えられていなかったり,漢字学習自体が苦痛になってしまったりするのを防ぐためです。

書き取り以外の漢字学習を行う

「書き取りは漢字を覚える手段でしかないからね」「漢字を覚えることがゴールだよ」と私はいつも生徒さんに話しています。「漢字学習=書き取り=苦痛」という認識を取り除くために,漢字アプリを使って学習するのもおすすめです。習った漢字を使って,自由に作文を書いたりするのも良いでしょう。

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「書き取り以外にも覚える方法があるんだ!」「漢字の勉強って楽しいかも!」「綺麗に書くことがゴールではなく,漢字の意味を理解したり,書き順や形を覚えたりすることがゴールなんだ!」と子どもに気づかせましょう

 

 

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勉強ってやらないといけないもの?自分の気持ちに正直になろう

嫌々勉強しても成果は出ない

勉強をやる必要性を感じていないのに,「先生,勉強のコツを教えてください!」「勉強ができるようになりたいんです」と言う子がいます。

話をよく聞いてみると「家で勉強できないんです」「やる気はあるんですけど」などと言います。「家で勉強できないなら,図書館や自習室はどう?」と話すと,「でも図書館は家から遠いし......」「学校の自習室は友達に会うと気まずいからなぁ」と乗り気ではないようです。「家のリビングで勉強しているんでしょ?自分の部屋で勉強するのはどう?」と話すと,「自分の部屋は漫画とかがたくさんあって集中できないから......」などと言い訳ばかりします。

このように言い訳がたくさん出てくるということは,そこまで勉強をやりたくないということです。本当に勉強をやりたければ,友達に会って気まずくても自習室を活用したり,自分の部屋の漫画を片付けて集中できる環境を作ったり,何とかしようとするはずです。「勉強をやりたくないなら,やらなくてもいいんじゃない?部活が楽しいのなら,一回部活に専念してみるのはどう?」と声掛けすると,「いや,勉強はやりたいんです!できるようになりたいんです!」と言います。

このような状況で勉強しても成果は出ません。「こうしてみたら?」「こういうやり方もあるよ」と提案しても,「でも」「だって」「それはちょっと」というネガティブな言葉が返ってきます。だからといって自分から「こういうやり方でやってみようと思うんです!」というような自発的な言動もありません。これでは学習方法を良くしていくことができません。授業料,時間,エネルギーの無駄遣いになってしまうため,勉強にこだわるよりも,趣味や習い事,部活など自分の好きなことにとことん打ち込んだ方が有意義です。

勉強をやりたくないなら「やらない!」と決める

勉強をやりたくないのであれば,「今は勉強をしない!」と決断することも大事です。子どもが自分の気持ちに正直になれないのは,周囲の大人からの「勉強はやらないといけないもの」という刷り込みが大きく影響しているのではと感じます。

もちろん勉強することは大切です。勉強の必要性・重要性について,大人が子どもに話したり,学校見学に足を運んで進路について親子で話し合ったりする中で,子どもなりの「勉強する理由」を見つけられるのが一番です。

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それでも「今は部活や習い事に打ち込みたい!」と子どもが考えるのであれば,一度そうしてもらいましょう。勉強する必要性を感じていないのに,無理やり勉強しても成果は出ず,得られるものも少ないです。自分が好きなことに打ち込む中で,「もっと上達するためにはどうすればいいんだろう?」と考えたり,上手く行かなくて悩んだりする経験をした方が人生の糧になります。

勉強する必要性を子ども自身で心底感じたときに,勉強に取り組み始めた方がスムーズに行きます。「勉強はやらないといけないもの!」「勉強しなさい!」と刷り込むよりも,「何で勉強した方が良いと思う?」「自分が本当にやりたいことは何かな?」と子どもに考えてもらいましょう

 

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塾にたくさん通う=やる気がある!?

塾にたくさん通うのは良いこと?

色んな塾を掛け持ちしたり,とにかく塾の授業をたくさん入れたりする子がいます。そして保護者の方が「うちの子はやる気があるんです」と喜んでいることがあります。

これはあまり良くない傾向だと私は思います。このような生徒さんを実際に見てきて感じることは,

  • 自分で考えて勉強するのが面倒くさいから塾に行く
  • 塾が何とかしてくれると思っている

ということです。

塾に通いすぎて,結果,消化不良になり,成績が上がらないままの子を多く見てきました。

自分で考えて勉強することが何より大事

自分で考えて塾の宿題をやったり,テスト勉強をしたりしないと成績は上がりません。塾の授業を聞いているだけで身に付くことは少なく,自宅学習をどのように進めるかの方が圧倒的に大事だからです。間違いやすい問題をできるようになるまで復習したり,漢字,理科や社会の用語,英単語等を身に付くまで何度も暗記したり,地道な努力が必要です。(だから私の教室では,勉強の仕方をお伝えして,授業をたくさん入れるというよりも,なるべく家で学習してもらっています。)

いつまで塾に頼るの?

近年,就活塾が流行っているようですが,塾がないと就活できない子がいるのは,塾に通わないと勉強できない高校生がいることからも,容易に想像がつきます。就活は就活塾で乗り切れたとしても,その後はどうするのでしょうか。

社会に出たとき,子ども自身で考えて人生を切り開いていけるように,勉強を通して「考える力」を身に付けてもらいましょう。ここでいう「考える力」とは,難しい問題を解ける力のことではなく,子ども自身で考えて勉強に取り組める力,学習目標を持ち達成できる力のことです。

「塾にたくさん通う=やる気がある」と捉えるのではなく,

  • 本当にそこまで授業を受ける必要があるのか?
  • 家で自分で勉強できないか?

ということを考えてみたり,

  • 「自分で考えて勉強を進めることも大事だよ」
  • 「社会に出てから塾は無いからね!勉強を通して,自分で目標を立てて達成する力を身に付けよう」

というような話をぜひお子様にしていただければと思います。

 

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「根拠のない自信」を「本物の自信」にするには

前向きな声掛けは子どもを「実力の伴わないナルシスト」にする!?

前回の記事で子どもに前向きな声掛けをすることが大切だと書きました。

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一方で教育事業を通して,保護者の方が「あなたはやればできるのよ!」という声掛けをし続け,実力がないのに「自分はやればできるんだ!」と子どもが努力しない事例も見てきました。

子どもをこのような「実力の伴わないナルシスト」にしないためには、どうすれば良いのでしょうか。

壁を乗り越えさせる経験が大切

自信は,実際に努力して壁を乗り越えられた経験から身に付きます。いくら周りが「あなたはやればできるのよ!」と言っても,子ども自身が努力せず,壁を乗り越えなければ,本当の意味で自信は付きません

保護者の方が「あなたはやればできるのよ!」と声掛けして,子どもが努力してこなかった場合,子どもは「自分はやればできるんだ!」と言いつつ,やはり自信がないように見えました。先生から少し厳しいことを言われると「この人は自分のことを分かってくれない」と反発して,褒め言葉ばかり周囲に求めていました。本当に自信があれば,周囲からの褒め言葉は必要なく,厳しいアドバイスも素直に聞き入れられるはずです。

前向きな言葉は壁を乗り越える原動力になる

前向きな言葉は,子どもが壁を乗り越える際の原動力になります。「もうダメだ......」と子どもが諦めそうなとき,「大丈夫!あなたならできる!」「もうちょっと頑張ってみようよ!できるよ!」と前向きな言葉をかけると,子どもはもうひと頑張りして,壁を乗り越えることができます

普段は「あなたならできるわよ!」と声掛けしているのに,このような肝心な場面で「もう辛いならやらなくていいよ」「お母さん(お父さん)の子どもだから無理だよね」「諦めてもいいよ」と甘やかせてしまうと,子どもは実力の伴わないナルシストになり,本当の意味で自信を付けることができません。(もちろん子どもの限界を超えている場合は止めさせて良いと思います。)

 

  • 前向きな言葉 + 甘えを許す     → 実力の伴わないナルシスト
  • 前向きな言葉 + 壁を乗り越える経験 → 本物の自信


ぜひ子どもに前向きな言葉をかけて,壁を乗り越える経験をしてもらいましょう。

 

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ここぞというときに踏ん張れる子を育てるには?

ネガティブな声掛けをしない

子どもへの声掛けは,子どもの考え方に大きな影響を及ぼします。「どうせあなたはできないわよ」と言われて育った子は,深層心理で「どうせ自分はできないから……」と考えるようになります。

教室に通ってくれている生徒さんも,保護者の方から,あるいは兄弟間で「やっぱりダメだね」「ほら,できない!」と言われてきた子は,少しできないことがあると「やっぱり自分はできないんだ......」とひどく落ち込み,伸び悩んでしまいます。精神面でブレーキがかかってしまうのです。

とにかくポジティブな声掛けを!

先生が『絶対に受かるよ!』って言ってくれたから,中学受験の勉強を最後まで頑張れた」と伝えてきてくれた生徒さんがいました。その子は大変な努力家で,私も本当に「その子なら受かる!」と思っていたので,当時は過去問の正答率も低かったですが,期待を込めてそのような声掛けをしました。

他人から言われた言葉というのは,意外に頭の中に残っていて,ふとした瞬間に蘇ってくるものです。勉強が上手く行かないときも,「絶対受かるよ!」という言葉がその子の支えになっていたようです。

今は有名な漫画家の方も,まだ売れていない時期に,毎日奥様に自身の漫画について褒めてもらう時間を設けていたそうです。奥様からの褒め言葉を胸に,漫画を描き続け,売れっ子漫画家になれたそうです。(漫画家の方の名前を失念してしまいました。申し訳ございません。)実業家の孫正義氏も「正義,お前は天才だな!」と言われて育ち,その言葉がずっと支えになっていたそうです。

孫正義を育てた天才教育【高い志、考えさせる、褒める】

普段何気なくお子様に掛けている言葉は,確実にお子様の考え方・将来に影響を及ぼします。「ダメな子」「どうせできない」などネガティブな声掛けはやめて,「あなたならできる!」「こういうところがいいね!」とぜひポジティブな声掛けをしましょう

 

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予習した方が良い子・しない方が良い子

保護者の方から「予習した方が良いですか?」と質問をいただくことが多いですが,お子様のタイプによると思います。予習した方が良い子は,どんな子でしょうか。逆に予習する必要が無い子・しない方が良い子は,どんな子でしょうか。

予習した方が良い子:新しい考え方に慣れるまで時間がかかる子

新しい学習内容・考え方に身構えてしまう子,習得までに時間がかかる子は,予習しておくことをおすすめします。予習することで,「次はどんな内容だろう?」「理解できるかな......」という不安が減り,学校の授業も理解しやすくなります。予習→学校の授業→復習というように,反復学習を通してテストでも点数を取りやすくなります。

予習する必要が無い子:コツをすぐに掴める子

新しい考え方を習ったときに,すぐにその考え方を理解して使いこなせるようになる子は予習する必要はありません。予習よりも復習に取り組み,考え方を定着させ,応用問題にもチャレンジしていきましょう。

予習しない方が良い子:油断する子

予習をすると「もうこの考え方,知ってる!」と油断して学校の授業をきちんと聞かなくなる子がいます。ざっと予習しただけだと,学習内容を理解しきれていないため,学校の授業をきちと聞かなければ,「あれ?予習しない方がテストの点数が良かった......」という事態になることも少なくありません

 

子どもの特性に応じて予習するかどうかを決めましょう!

 

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学習効果を高めるためのアウトプット法3つ

教科書を読んで終わり,解説を聞いて終わり,動画を見て終わりというようにインプットだけで学習を終わってしまうと,「分かったつもりだったけど実は理解できていなかった!」ということが少なくありません

学習効果を高めるために,インプットとアウトプットをセットで行いましょう。アウトプットすることで頭の中の情報が整理され,知識・考え方が定着します。また,ときには「あれ?できない」「ここが分かっていなかったんだな」と気づき,理解を深めることができます

次のようにアウトプットの方法は色々あります。

① 問題を解く

問題を解くことで,自分がどこまで分かっているか,まだ分からないところはどこかが明確になります。テストでも,問題に答えることで初めて点数がもらえますので,聞かれていることに答える,学習内容を思い出すという作業を日ごろから行っておきたいです。

② 勉強したことをノートにまとめる

教科書を読んだり,動画を見たりした後,学習内容を自分なりの言葉でノートにまとめるのも効果的です。分かりやすく図式化したり,間違えた問題の解説を書いたりすることで,頭の中の情報が整理され,理解が深まります。

ただ,ノートまとめは勉強に慣れていないと難しいかもしれません。子どもが上手くノートを作成できない,時間がかかりすぎるという場合は,他のアウトプット方法を試しましょう。

③ 解き方を説明する

学習内容や問題の解き方を思い出しながら,声に出して説明するのもおすすめです。例えば間違えた問題について,答えを見て理解した後に,「じゃあ解き方を思い出して説明してみて」と伝え,子どもに説明してもらいましょう。「今日勉強したことを教えて」と声掛けするのも良いと思います。

このような取り組みは,ノートまとめよりも簡単で,「お母さん,お父さんに後で説明するために,ちゃんと勉強しよう!」と集中力が高まる子も多いです。

解き方の説明を動画に収めておくのもおすすめです。「後で見直せるように,解説動画を撮ろうよ」と言うと,子どもは「じゃあ後から見て自分が分かる解説動画にしないといけないね」「どういう説明の仕方が分かりやすいかな?」と真剣に考え始めます。解説を受動的に聞くのではなく,「今の部分は少し分かりにくかったな。どういうことだろう?」「自分ならこう解説するな」と自ら考えるため,学習効果が高まります

動画を後から見て,「次はこういう説明の仕方をしよう」と自然と振り返りを行うため,分かりやすく説明する力も高まります。これが後々,筆記の記述力にも繋がってきます。

解説動画を撮影しておけば、同じ問題が何度も分からなくなってしまう→その度に親や先生が解説しないといけないという事態も起こらなくなるのでおすすめです。

今回ご紹介したアウトプット法①~③の中から,お子様に合ったものに取り組み,学習効果を高めましょう。

 

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良い教育者とは?

優しい先生=良い先生?

「あの先生は良い先生だ」「あの先生はイマイチだ」などと言いますが,その基準は人それぞれでしょう。良い教育者とは一体どのような人なのでしょうか。

良い教育者とは,子ども自身で考え決断し,後悔のない人生を切り開くサポートができる人のことだと私は考えます。学校や習い事の先生はもちろん,保護者の方も教育者です。

子どもに対して次のような接し方ができれば,良い教育者なのではないかと思います。

① 子どもの話を最後まで聞き,真意を汲み取る

子どもの発言に即座に反応して叱るのではなく,話をじっくりと聞いて,その子がどのように考え,何を望んでいるのかを知ることが大切です。子どもの考え・望みを知っているのと知らないのとでは,同じアドバイスをする場合でも,声掛けの仕方が変わってきます。

表面的な言葉に囚われてすぐに叱ったり,意見を押し付けたりすると,子どもは反発し心を閉ざしてしまいます。

一緒に話し合って解決策を探っていくために,「なぜそう思ったの?」「なるほど!そう考えたんだね」と子どもの話を最後まで聞いて,「こういう気持ちからこう発言したんだな」と真意を汲み取るようにしましょう。

 

★参考記事

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② 子どもに情報を与える

子どもはまだ人生経験が浅いので,どうしても視野が狭くなりがちです。目の前の楽しいことに夢中になり,やるべきことを後回しにしてしまったり,楽な方に流れてしまったりすることがあります。そんなとき,大人の視点を伝え,子どもに長期的で広い視野を持ってもらいましょう
  • 今,宿題をやっておくと後でラクになるね。
  • 動画やゲームは楽しいかもしれないけど,将来の自分の役に立つかな?勉強は大変なこともあるけど,将来自分の役に立つよ。なぜ勉強するか考えてみようか。
  • 中学校に上がったら定期テストが始まって,勉強が忙しくなるよ。そのとき小学校の勉強が分からないと大変だから,今のうちにしっかりやっておこう。
  • 今はスランプかもしれないけど,ここを乗り越えると楽しくなるよ!ここが踏ん張りどころ!

子どもが気分のままにゲームしたり,勉強を先延ばしにしたり,習い事を辞めたりするのを許すのではなく,「今,こうすると将来こうなる」「将来のためにこうした方が良いよ」など,ぜひ長期的な視点を伝えましょう

長期的な視点を伝えないと,「そんなの知らなかった」「あのとき勉強の重要性を伝えてくれたら,もっと勉強したのに」「あのとき辞めずに,もうひと踏ん張りしていたら違ったかも」など将来的に子どもが後悔する可能性があります。(実際,このような発言をよく耳にします。)子どもが納得した人生を歩めるように,大人の視点を伝え,判断材料を多く与えましょう

③ 子ども自身に決めさせる

大人の視点や,様々な判断材料を子どもに与えた上で,最終的な判断は子どもに委ねましょう
例えば「こういう理由から,あなたは中学受験して〇〇中学校に行った方が向いてると思うよ」と伝え,学校見学に行ったり,将来の進路の話をしたりすることは大切です。よく話し合った上で,「でも自分はこういう理由で中学受験をしたくない」と子どもなりの意見があり,筋が通っている場合は,子どもの決断を尊重しましょう。
逆に「もう中学受験は間に合わないから,止めておいたら?」「レベル的に難しいよ。入学後も大変だよ?」と伝えても,子どもが「中学受験をしたい!」という場合は,ぜひチャレンジさせましょう。
色々な判断材料をもとにして,子ども自身で考え,選択していくことに意味があります。自分で選んだ道であれば,壁にぶつかっても,「自分が決めたことだから」とやり抜くことができます。「自分で決めた!」という納得感がないと,「親の希望に沿っただけ」「自分は本当はこうしたかった」と言い訳してやり抜くことができません。
子どもが悔いのない人生を歩めるよう,色々とアドバイスした上で,最終的な判断は子どもに任せることが大切です。

 

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子どもの話をきちんと聞けば,より良い方向に導ける!

子どもの話を聞くことで適切なアドバイスができる

子どもの話を最後まで聞かずに「それは違うよ」「こうしなさい」という先生や保護者様がいます。それでは子どもが何を伝えたかったのか,本当は何を望んでいるのかが分からず,適切なアドバイスができません

私の教室に勉強がとても苦手な生徒さんがいました。その生徒さんは,不登校のクラスメイトのためにノートを作ってあげていました。

私,不登校の子のためにノートを作ってあげてるんだ!授業中に自分のノートとは別にもう1冊ノートを書いてるんだよ」とある日私に伝えてきてくれました。

私は「え,授業中に2冊ノートを作っているの?授業をちゃんと聞けているのかな?」と思いましたが,「そうなんだ!授業中に2冊作るのは大変だね」と話しました。するとその生徒さんは,授業中にノート作りをとても頑張っていること,自分が友達思いであることを熱心にアピールしてきました。

勉強ができなくて自信がないから,頑張っていることや優しい性格を認めてほしいんだな」と感じた私は,「優しいね!友達のために授業中に頑張ってノートを2冊作れる子なんか,なかなかいないよ!すごいことだね」と伝えました。その生徒さんはとても嬉しそうでした。

「1冊のノートを綺麗に分かりやすく書いて,コピーしてお友達にあげるという手もあるよ。先生が授業中に話していたことをメモで書いてあげたりするのもいいね。復習もかねて,お家でまとめノートを作ってその子にあげるのもいいんじゃない?」と私はその生徒さんに話しました。授業中にノートを2冊書いていることが原因で,その生徒さんの場合は授業の理解度が下がっていましたが,そのことを真正面から指摘するのは良くないと感じたからです。

同時期にその生徒さんは,お母さんに同じ話をしたようです。お母さんはその生徒さんが「授業中に2冊ノートを書いている」と言った時点で,頭ごなしに「あなたにはそんなことやっている余裕なんてないでしょ!授業中に先生が言っていることをきちんと聞きなさい!」と怒ったそうです。

その生徒さんは「やっぱりお母さんにはもう何も話さない」と心を閉ざしてしまい,勉強に関する話題はご家庭でタブーになってしまいました。

そのご家庭は普段からそのような親子喧嘩が絶えず,必要な場面で親子で話し合ったり,親が子どもにアドバイスをしたりすることができない状態になってしまっていました。

途中でカチンときて怒りたくなる気持ちも分かりますが,そのような接し方をしていると,子どもを良い方向に導くのが難しくなってしまいます。子どもの話をきちんと聞けば,その子が何を望んでいるのか,どのようなアドバイスをすれば良いのかが見えてくるため,不要な親子喧嘩を避けることができます。子どもの話を最後まで聞いて一度認めた上で,「そう考えてそういう行動をしたんだね」「次からこうするのはどうかな?」と新たな視点を伝えましょう。

 

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