東大生が意識している時間の使い方

教育事業を立ち上げ,これまで様々な生徒さんを指導してきましたが,東大や京大に合格するレベルの子は,時間に対する意識が他の子と明らかに違います

これまでの指導経験や私自身の受験経験を踏まえて,東大生が意識している時間の使い方について書きたいと思います。

【東大生が意識している時間の使い方】

①隙間時間を活用する

東大生(東大・京大に合格するレベルの子)は,隙間時間を有効活用しています。通学・移動時間や,ちょっとした待ち時間も,単語帳や一問一答集に取り組んだり,無駄にしません。

1回1回の隙間時間は数分~数十分かもしれませんが,蓄積すれば大きな時間差になります。

暗記は一度にたくさん覚えるよりも,何回かに分けて繰り返し覚える方が効果的なので,学習法としても理にかなっています。

②時間あたりの目標・ゴールを明確にする

東大生(東大・京大に合格するレベルの子)は,「30分でこの問題集を1ページ解こう」「今回の授業では,この問題を理解できるようになりたい」「授業中に出てきた知識・考え方は、授業中になるべく全て覚えてしまおう」というように,時間あたりのゴールが明確です。

何となくダラダラ勉強する,ただ授業を聞いているだけ......というように目的意識なく,漫然と時間を過ごすことはしません

その時間で自分は何を達成したいのか,目的意識がはっきりとしていれば,学習効果が飛躍的に上がります

③パフォーマンスを意識する

東大生(東大・京大に合格するレベルの子)は,自分のパフォーマンスやコンディションを把握し,時間の使い方を工夫しています。

模試の後やスランプの時期など,頑張り過ぎたときは,パフォーマンスが落ちることもあります。勉強していても内容が頭に入らないときは,自分の心・体の声に耳を傾け,思い切って数日勉強を休んだりもします。

何時間か続けて一つの教科に取り組んだ方が,思考や理解が深まる子もいれば,短時間で教科を変えて勉強したほうが集中できる子もいます。東大生(東大・京大に合格するレベルの子)は,色々な方法を試してみて,「こっちのやり方の方が身についている感じがするな」と自分に合った時間の使い方を見つけます

東大生(東大・京大に合格するレベルの子)は,決して時間を粗末に扱いません。どのように時間を使うかで,自分の未来が変わることを理解しているからです。

あなたは日々どのように時間を使っていますか。ぜひ時間の使い方を意識してみましょう!

 

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<これ止めると伸びる!>伸びない子の言動・考え方5つ

長年,数多くの生徒さんを指導してきて,伸びない子には共通点があると感じています。

今回は伸びない子の言動・考え方を5つ紹介したいと思います。お子様に当てはまっていないか,ぜひチェックしてみてください。

<伸びない子の言動・考え方>

① 他責思考

伸びない子は,他責思考です。

  • 「何であの子はあんなにできるの!ずるい!」「自分は頭が悪いからできないんだ」と才能のせいにする
  • 「家では兄弟がうるさいから勉強できない」「自習室は友達に会うから嫌だ」「図書館は閉まるのが早いから行きたくない」などと環境のせいにする
  • 「先生の教え方がわかりにくいから」「学校の先生が自分に合わないから」と他人のせいにする

才能や環境,他人のせいにしているだけでは,現状は変わりません

才能,環境,他人に原因の一部があるにしても,「では自分はどうすればいいかな?」「どう行動すれば理想に近づくかな?」「他の解決策はないかな?」と自分でできることを考える必要があります。

このような自責思考ができる子は伸びます。

② ネガティブ思考

「自分はできないんだ」「やってもどうせわからない」「無理だ」などとネガティブな考え・発言が癖になっている子がいます。

このような考え・発言は聞き手をうんざりさせますが,それ以上に発言している自分にとって悪影響です。ネガティブな発言を自分の耳で聞き,頭の中に強くインプットして,さらにネガティブな思考に陥るためです。

「ほら,やっぱりできない!」「また間違えた!どうせ無理なんだ」とちょっとした失敗にも意識を向け,悲観的になると,知識・考え方の吸収率が大きく下がります

③ 考えが甘い,失敗から学ばない

少し勉強したら,自分が望む成果が得られると思っている子がいます。

「1週間前から定期テストの勉強をやれば間に合うよね」

「前日に少し小テストの勉強をすれば,合格点を取れるよね」

本当にこれで成果が出る子もごく少数いますが,9割の生徒さんはこんなに上手く行きません。

そして,定期テストで何度悪い点数を取っても,小テストで何度不合格になっても,そこから学ばない子が多いです。

上手く行かないとき,「なぜ上手く行かなかったかな?」「どうすれば次から上手く行くかな?」と原因を分析して対策を立てることが大切です。伸びる子には,このような問題解決力があります。

④ 行動しない

伸びない子は「先生,どうすればいいですか?」と聞いてくる割に,アドバイスを実践しません。アドバイスを聞くだけで,実行に移さなければ現実は何も変わりません

「勉強ができるようになりたいな~」と言いながらも,勉強しない子がいますが,これまでと同じやり方・勉強量で成果が出るはずがありません

伸びる子はまず自分で考えて勉強します。そして,「こうやってみたんですけど,どうでしょうか?」「こっちのやり方のほうが良いでしょうか?」などと具体的に質問し,そこで得られたアドバイスをすぐに実行に移します

「この前教えてもらったことを試してみました!」「こうアレンジしようと思うのですが,どうでしょうか?」というように,どんどん行動してくので,成長スピードが非常に速いです。

⑤ すぐ投げ出す

伸びない子は何かにつけて,勉強をすぐに投げ出します

  • 数週間や数か月で思うような成果が出ないとき
  • テストで悪い成績を取ったとき→落ち込んで勉強しなくなる
  • テストで良い成績を取ったとき→油断して勉強しなくなる
  • 数か月経って勉強に飽きてきたとき

勉強は1年,2年,3年......と,継続してコツコツ取り組むことが何より大切です。数週間や数か月で思うような成績が取れることは稀です。

テストで良い成績であれば油断して勉強しなくなり,悪い成績であれば落ち込んで勉強しなくなる子がいますが,このようにテストの結果で一喜一憂して勉強しない期間があると,数か月のブランクが生じるので当然伸びません。コツコツ勉強している子に追い抜かれてしまいます。

家庭教育でできること

伸びるかどうかは,勉強内容・やり方以前に,子どもの考え方が鍵であることがおわかりいただけたと思います。

タイミングを見て,保護者の方からお子様にぜひ次のような話をしてみてください。

① 他責思考の子には......

「自分でできることはないかな?」

「確かにそうかもしれないけど,環境や他人のせいにしても何も変わらないよ」

自分でできることを考えよう

② ネガティブ思考の子には......

「『無理だ』『どうせわからない』が口癖になってるよ」

「そういう言葉を発して,自分の耳で聞くと,脳がますます『無理だ』『どうせわからない』と思ってしまうから,ネガティブな発言は意識的にやめるようにしよう」

③ 考えが甘い,失敗から学ばない子には......

「今回,なぜ思うような結果が出なかったかな?」

失敗から学んで,次に生かすことが大事だよ」

「もっと前もって取り組めば,良い結果になったんじゃないかな?」

「次は3週間前から取り組み,苦手なところは解き直しもしよう」

④ 行動しない子には......

行動しないと現状は変わらないよ」

「勉強ができるようになりたかったら,勉強するしかないよ」

「自分が今,何に時間を費やすか・どう行動するかで,自分の将来が変わるんだよ」

⑤すぐに投げ出す子には......

「数週間や数か月で諦めずに,何年もコツコツ取り組むことが大事だよ」

「スポーツでも音楽でもモノ作りでも同じだよ」

「一時の結果に一喜一憂せず,大きな目標(入試など)に向かって,今できる限りのことをしよう

自分の感情に振り回されず,自己コントロールができるようになるといいね」

 

このような考え方は,勉強面に限らず,きっと社会に出てからも役立つはずです。

 

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自律学習トレーニング モニター募集のお知らせ~東大卒 家庭教育コンサルタントが指導します!

2名様限定で,自律学習トレーニングのモニターを募集します。

東大卒 家庭教育コンサルタントが,子ども自身で目標を持ち,計画を立て実行できるよう導きます

【サポート内容】

目標から逆算して計画を立て,日々のタスクに落とし込みます。
② 毎日タスクを実行していただきます。アプリでノートや問題集の写真を提出してもらいます。
講師が週2回チェックし,コメント・アドバイスします。

+月2回のオンライン面談で,目標や計画,進捗状況の確認,学習法・教材のアドバイスを行います。

【お客様の声】

・志望校、学習目標・計画の相談に乗ってもらいたくても,学校や塾では対応してくれず,個別に相談に乗ってもらえて助かった。

子どもに合った教材を提案してくれたり,英単語テストの作成や,作文,過去問答案の添削もしてくださり,大手の塾ではなかなか手が行き届かない細かなケアをしてもらえた。

・ノートや問題集の写真を送るとコメントをもらえるので,モチベーションが維持できた。

・これまで自分で目標や計画を立てたりしてこなかったが,目標から逆算して計画を立てる習慣が付き,自分で考えて勉強できるようになった。

・これまで図書館か自習室でしか勉強できなかったのに,家で勉強できるようになった。

・これまで自分で勉強できなかった子ども。次第に自分で勉強できるようになり、「自分で立てた計画を実行するために塾に通う時間がもったいない」と言い始め、退塾しました。親として嬉しい限りです。

【こんな方におすすめ】

子ども自身で考えて,計画的に学習できるようになってほしい。
・子どもに学習習慣をつけたい。
・家庭教育や学習について個別のアドバイスがほしい。
塾や自宅学習の効果を最大化したい。

基本的に小中学生のお子様・保護者様が対象ですが,それ以外の方もご相談に応じます。

【料金】

月額30,000円(税抜)のところ,モニターの場合,1か月間 無料とさせていただきます。2か月目以降もご受講を希望される場合は割引価格をご案内いたします。

【応募方法】

モニター応募を希望される方は,5月24日までにcontact@terak.co.jpまでメールをお送りください。2日以内に弊社より返信がない場合,お手数ですが050-3595-0904までお電話ください。

応募者多数の場合は,抽選とさせていただきますので,ご了承くださいませ。

 

勉強ができるようになるたった一つの方法

どうやったら勉強ができるようになりますか?」と生徒さんや保護者の方に聞かれることがありますが,方法はたった一つしかありません。

それは,「自分でできるようになるまで何回でも解き直す」ということです。

勉強が苦手な子は,できるようになるまで,解き直しの回数がかなり必要です。1~2回で終わってしまうとできないままですが,5回,10回と解き直すと必ずできるようになります。それを1~2回で終わってしまうから,勉強ができないままなのです。

1~2回解くだけで理解できる子も確かにいます。

「早く勉強ができるようになる方法はないですか?」と聞かれることもありますが,5~10回解き直しが必要な子が,1~2回問題を解くだけで理解できるようになる特効薬はありません

もしそのような特効薬があるのなら,皆,ここまで勉強で悩んでいないでしょう。

日々コツコツと学習に取り組むことが大切

繰り返し解くと,その分時間がかかります。5~10回解き直しが必要な子が,他の子と同じようにテスト1~2週間前に勉強をはじめても,間に合わない可能性が非常に高いです。

解き直しの時間を多く確保できるよう,日頃からきちんと学習に取り組んでおくことが大切です。

勉強ができるようになる,ラクな方法を探していませんか?

勉強ができるようになるためには,「勉強する」という行動を継続するしかありません。勉強を継続するうちに,10回の解き直しが必要だったところ,5回,3回でできるようになり,だんだんとコツを掴むスピードが速くなってきます

勉強しないことには,コツを掴めないままです。勉強ができるようになる方法を探す前に,一回でも多く毎日問題を解くようにしましょう。

 

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中学・高校受験生も東大・京大卒の先生に教わった方が良い?

中学・高校受験生の保護者様から,「東大・京大卒の先生から教わりたい」「それもあって多田先生に指導をお願いした」という声をいただくことがあります。
一方,「中学・高校受験なんて,東大・京大卒の先生でなくても,偏差値50~60くらいの大学を出ている先生なら教えられるからいいんじゃないの?」という声も耳にします。

実際のところどうなのでしょうか。

東大・京大卒の先生に教わることのメリット

東大・京大に合格したということは,かなり高いレベルの受験知識を有しています。

東大・京大に合格するレベルに到達するまでに,その先生自身,学習法を試行錯誤したり,壁にぶち当たり都度乗り越えたりして,様々な経験を積んでいます

したがって高い視座から,生徒の学習状況を把握し,アドバイスすることができます。行き詰まっている原因を明らかにし,その子に合った解決策を導き出すことができるのです。

「そういうもんでしょ」「こうしなさい」と他の先生が決めつけたり,指示したりするような場面でも,「こうしてみるのはどうかな?」と他の解決策を提案することができるでしょう。

一つの指導法・説明の仕方で生徒が理解できないときも,別の方法でアプローチできるので,東大・京大卒の先生に教わると「これまでわからなかったことがわかるようになった!」という生徒さんは多いです。

東大・京大に合格するレベルに到達するまでに,スランプに陥ったり,ライバルに負けたり,辛く悲しい思いもたくさん経験しているので,東大・京大卒の先生はメンタル面のフォローも上手い傾向にあります。

真剣に勉強に向き合ってきたからこそ,勉強ができないときの苦しさ,成績が上がらないときのやるせなさを,心底理解しているのです。

「中学・高校受験において先生の学歴は関係ない」「東大・京大受験以外は,東大・京大卒の先生でなくても良いでしょ!」ということは決してないと思います。

 

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【タブレット学習 VS 紙で学習】どちらが効果的?

最近,学校でもタブレット学習が行われ,大手学習塾や通信教育サービスも,タブレットを使った教育プログラムに力を入れています。

タブレット学習と紙での学習は,どちらが効果的なのでしょうか。

デジタルと紙の違い

カリフォルニア大学ロサンゼルス校のメアリアン・ウルフ教授は,電子書籍と紙の本の違いについて,次のように述べています。

電子書籍は,情報のスキミング(上澄みをすくいとること)を手助けする。大量の情報を扱えるが,読み飛ばしを助長する。

紙の本の強みは,言葉や概念の咀嚼である。

 

参考記事

newspicks.com

 

タブレット学習と紙での学習に置き換えて考えてみると,タブレット学習はその性質上,読み飛ばしが発生する可能性があります紙での学習の方が,言葉や概念を咀嚼できるので,複雑な問題をじっくりと考えるのに向いています

私の教室に通ってくれている生徒さんで優秀な子ほど,「タブレット学習はあまり好きじゃない」「紙で勉強したい」「今までやってきた通信添削が,タブレット学習になって紙の教材が廃止されるそうだから辞めようと思う」などと言います。難易度が高い問題ほど,紙媒体でじっくりと読み解いて思考を深める必要があるからでしょう。

また,勉強ができる子ほど,学習内容が身についているかどうかの感覚が鋭く,「タブレットは学習内容が身につかない感じがする」「紙の方が考えやすい」というように敏感に感じ取るのだと思います。

タブレット学習のメリットももちろんあります。勉強が苦手な子は,タブレットの方が学習しやすいでしょう。映像を見ることで視覚的に理解できたり,クイズ形式でゲーム感覚で勉強に取り組めたり,学習への抵抗感が軽減するかもしれません。

また暗記に取り組むときなど,自分が間違えた問題のみをピックアップして再度出題してくれたり,タブレット学習も使い方によってはかなり役立ちます。

タブレット学習で概要を掴んだり,子どもの興味を引き出したりする→発展的な学習は紙媒体で行うというように,タブレット学習と紙での学習を上手く併用できると効果的だと思います。

 

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受験や勉強で「悲劇のヒロイン」になったら負け!

「なんで自分はこんなにできないんだろう」「周りはもっとできているのに」と,ちょっとしたことですぐに落ち込んで勉強しなくなる子がいます。できない問題があるとふてくされて泣いたり,模試の結果が悪かったら,1か月くらい落ち込んで勉強しなかったりします。

このような「悲劇のヒロイン」になれば,勉強しなくていい言い訳ができるので,自分にとって都合が良いのでしょう。しかし,ライバルたちはその時間にもコツコツと勉強しています。

成績が良い子も表に出さないだけで,皆,頑張って勉強しています。自分より良い成績を取っている子は,自分よりはるかに勉強していると思った方が良いです。

解けない問題があって悔しい思いもしているでしょう。模試で思うように点数が取れなかったり,スランプに陥ったりすることがあっても,泣き言を言わずに継続的に努力しているのです。

「悲劇のヒロイン」になっても,良いことは一つもありません。継続的にコツコツ勉強している子たちとますます差がつくだけです。

必要以上に現状を悲観して,それを口実に努力しない……というあり方・姿勢自体を見直す必要があります自分の感情をコントロールする力が勉強面では非常に大切です。

逆に言えば,勉強に一所懸命に取り組むことは,自分の感情と上手く付き合う術を身につけていく良い機会になるのです。勉強を通して身につけた自己コントロール力は,社会に出てからも大いに役立つはずです。

 

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「勉強ができる・できない」を分けるたった一つの考え方

教育事業を行う中で数多くの生徒さんと接してきましたが,ある考え方ができる子・ない子で伸びが大きく変わってくると感じています。それは望む未来を得るために,行動の積み重ねが大事だという考え方です。

勉強ができるようにならない子は,「勉強ができるようになりたいんです!」と言うわりに,アドバイスしても勉強量や時間を増やしません。「勉強ができるようになる方法を教えてください」と言い続けるだけで,自分は努力せず,ラクに成績が上がる方法を探しているようです。

友だちと遊ぶ時間や,動画を見たりゲームをしたりする時間は削りたくない,部活が終わった後は疲れているからダラダラしたい......。このような考え方では,成績を上げることは不可能です。

望む未来を手に入れるためには,行動を積み重ねていかなければなりません。行動や時間配分を変えずして,良い結果だけ得ようとするのは不可能です。

このことを理解して,「勉強ができるようになりたい!」「だから勉強量・時間を増やそう」「先生のアドバイス通りに行動を変えてみよう」というように素直に行動に移せる子は伸びます

勉強に限らず,何事においても,結果を出すためには行動を積み重ねることが大事です。音楽でもスポーツでも,習い事でも趣味でもビジネスでも,何でもそうだと思います。私自身,起業して10年ほどですが,10年間ビジネスを継続して,ようやく望む未来に近づいてきたなぁと感じます。

コツコツ継続することが,遠回りなようで実は一番の近道です。

お子様自身が本当に望む未来は何ですか?それに向けて毎日行動を積み重ねられていますか?保護者の方からお子様に,ぜひこのような話をしてみてくださいね。

 

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親の自己肯定感の低さは子どもに影響する

子どもは家庭で多くの時間を過ごすため,親の考え方は子どもに大きな影響を与えます

親の考え方がポジティブである場合,子どもへの声掛けもポジティブになるため,子どももポジティブになります。逆にネガティブな考えが強い場合,子どももネガティブになります。

最近,「自己肯定感」という言葉をよく耳にしますが,子どもの自己肯定感を高めるためには,親の自己肯定感を高めるのが一番だと思います。

親の自己肯定感が低いために,子どもの自己肯定感も低くなってしまうケースをこれまで多く見てきました。親の自己肯定感が低いと,どのような家庭教育をしてしまうのでしょうか。

① 褒め言葉を受け取れない

「こういう部分が良いですね」「ここができるようになりましたね」などと褒めても,自己肯定感が低い親は言葉通りに受け取ることができません

「先生は授業料がほしいからそう言っているんだ」「辞められたら困るからなんだ」と,ひねくれた解釈をします。そして,子どもにもそれを伝えます。そうすると,子どもも疑心暗鬼になってしまいます。

親も子どもも「頑張っても報われない」という気持ちが強くなり(実際には周りは認めているのですが親と子ども自身が信じられない),途中で物事を放棄したり,やり抜くことが難しくなります

② 「見捨てられるよ!」と言う

「これができないと先生に見捨てられるよ!」などと子どもに言う親がいますが,「何かができないと見捨てられる」という発想は自己肯定感が低い証拠です。自分自身の価値を自分で認められていないということです。

たとえ何かできないことがあっても,その人の存在自体に価値があります。その人なりに努力しているのに,「○○ができないから」と言って見捨てる人がいるとすれば,その方が問題だと思うのは私だけでしょうか......?

「○○ができないと見捨てられるよ」という声掛けは,「○○ができないあなたには価値がない」「あなたの存在には価値がない」と言っているようなものです。このような声掛けをされた子どもは,自己肯定感が低くなるでしょう。

③ 行動を起こせない

「○○してみましょう」とアドバイスしても,自己肯定感が低い親は「それは先生だからできたんですよね」「うちは出来が悪いから無理です」と言って,やる前から諦めてしまいます。

行動を起こさなければ,現状は良くなりません。せっかく変われるチャンスがあるのに,「自分には無理だから」「うちの子にはできないから」と言い訳して,行動に移さなければ,親も子も自己肯定感が低いまま停滞してしまいます。

人間の生まれ持った能力には大差がなく,単純に経験や行動量の差から,違いが生まれると私は思っています。

私もこれまで悪い成績を取ったり,挫折したり,たくさんの失敗をしてきました。行動やチャレンジをした分,失敗も増えますが,そこから学んだことは人生の大きな糧となります。特に年齢が小さいうちにたくさん失敗しておけば,その後の人生に行かせるので,チャレンジしないと逆にもったいないと思います!

①~③のような家庭教育をしていないか,ぜひ振り返って見てくださいね!

 

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【塾業界の闇!?】塾選びの際,合格実績をあてにしてはいけない理由

「○○中学校/高校/大学 ~名合格」というように,合格実績を売りにしている学習塾や予備校は多いですが,個人的にはあまり意味が無いように思います。今回はその理由についてお伝えします。

合格者以上に不合格者がいるから

「○○中学校/高校/大学 ~名合格」という華々しい合格実績の裏には,数多くの不合格者がいます

塾としては,レベルの高い学校に一人でも多く合格してくれた方が実績が上がるので,その子にとっては難しい(無謀な)学校でも,チャレンジを促すことが少なくありません。公立の学校は一校しか受けられないことが多いと思いますが,そのような場合でも難しい学校を受けるよう誘導します。その結果,不合格になる子も多いです。

「合格者数が多い=この塾はすごい!」のではなく,その裏には数多くの不合格者がいることを考慮する必要があります。

元からできる子が合格しているだけから

学習塾の中には,入塾時にテストを実施し,学力が一定水準以上の子しか入塾を許可しないところがあります。

また,模試しか受けていない子を合格実績にカウントしている塾もあります。

私自身の経験ですが,模試で成績が良く,優秀者の表に名前が載ると,その模試を受けた有名な塾から無料で教材(当時はDVD)が送られてきました。その代わり,私が志望校に合格した場合,その塾の合格実績にカウントされる仕組みでした。このようにして,普段はその塾の授業を受けていない子も,合格実績に含められている場合があるのです。

成績が優秀な子は,その塾に通わなくても,合格をつかみ取れる可能性が高いです。元から優秀な子を集めて,その子たちの合格実績=塾の実績と謳うのは,信ぴょう性があるのかな?と疑問に思います

例えば元から偏差値60くらいの子は,理解が速く,ある程度勉強のやり方もわかっているので,塾の指導に関係なく,自分で勉強を進めることができます。そのような子が,偏差値60の学校や,少し勉強して偏差値65の学校に合格しても,どれくらい塾が貢献したのかはわかりません。

偏差値30の子を偏差値50の高校に合格させることのほうが,よほど難しいです。偏差値30の子は,そもそも何学年も前の内容から理解していない可能性が高く,学年をさかのぼって復習しなければなりません。勉強のやり方がわからなかったり,解説しても一度では理解できなかったりするので,かなり手間がかかります。

精一杯指導して,偏差値30だった子が学力UPし,偏差値50の学校に合格したとしても,合格実績としては一般的に弱いでしょう。だから,一般的な塾はあまりやりたがらないのだと思います。

しかし,その子個人の人生を見たときに,きっと大きな変化・分岐点となったはずです。私自身,勉強のやり方がわからず困っている子,他の塾では指導が難しい子を教えることに,大きなやりがいを感じます。「わかるようになってきた!」「勉強ってやればできるんだ!」「楽しくなってきたかも!」と思ってもらえることが本当に嬉しいです。

合格実績以上に,生徒さん一人一人の人生にどれくらい影響を与えられたか,その生徒さんの成長にどれくらい貢献できたかが,私の中のやりがい・指標となっています。

塾を選ぶ際に合格実績だけを見るのではなく,ぜひ色々な角度から判断していただきたいなと思います!

 

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