英語ができるようになるために国語で特に勉強しておくと良いこと

英語と国語の力は密接に関連しています。英語ができるようになるためには,国語力が大切です。その理由はこちら↓

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英語ができるようになるために,具体的にはどのような国語の勉強をすればよいのでしょうか。

読解や作文ももちろん大事ですが,品詞の勉強がおすすめです。

英語を学ぶ際,「英文の中に動詞は一つ」「SVOC=主語+動詞+目的語+補語」
「補語には、形容詞と名詞が当てはまる」など,文法的な説明が多く出てきます

バイリンガルではない私たちは,英語をシャワーのように浴びるのではなく,このように文法的に学ぶ必要があります。

日本語でも品詞や文法が理解できていなければ、英語でも行き詰まってしまいます

市販の小学生の国語ドリルで基本的なものでも,主語・述語・修飾語、品詞などのページがあるはずですので,繰り返し取り組んで理解を深めておきましょう。

国語の文法をしっかり理解してから,英語の学習を行うと,習得の度合いやスピードが変わりますよ!

 
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学習法のアドバイス,お子様にあった教材のご提案をしたり,話し合って学習計画を立てたり,毎日計画通りに学習が進められているか講師がチェックしたり,二人三脚で教育や学習を改善していきます。

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勉強のやり方,工夫していますか?

勉強ができるようになるためには,成果が出ているか確認して,やり方を工夫することが大事です。やみくもに惰性で同じ勉強法を続けていないでしょうか。
 
先日,こんなことがありました。
 
勉強が苦手な中学2年生の生徒さん。授業中に暗記の時間を取れば,英単語をきちんと覚えられるのですが,暗記を宿題にして授業で小テストを行うと,毎回不合格になってしまいます。何回再テストをしても,一向に点数が上がりません。

 
「家でどうやって暗記してる?」「もしかして一気にまとめて覚えようとしていないよね?」「小テストの点数が伸びていないし,一日で暗記するのは難しいんじゃないかな?」とお声掛けすると,「一日でまとめて覚えようとしていた!」とのこと。
 
一日あたり1~2単語を覚える形にするのはどう?」「分けて暗記すると覚えやすいんじゃないかな?」という私からの提案に,目から鱗が落ちたようでした。
 
小テストで何回も不合格になり,点数が伸びていないということは,今の学習法が上手く行っていないということです。自分で問題・目的意識を持ち,「なぜ点数が伸びないんだろう?」「学習法をどう変えればいいかな?」と試行錯誤したり,工夫したりできる子は伸びます
 
上手く行かないときに,「なぜ上手く行かないんだろう?」「どうすれば上手く行くかな?」と考えて問題を解決する力は,社会に出てからも役立ちます。ぜひ勉強を通して,このような問題解決力を養いましょう。
 
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数学の問題の解き方が思いつかない!効果的な数学の勉強法とは?

中学生の生徒さんから,「数学の問題の解き方が思いつかないんです。どうすればいいでしょうか。」と質問を受けることがあります。
 
私はいつも「問題のバリエーションをたくさんこなすことが大事だよ。」「間違えた問題は,一人で解けるようになるまで何度でも解き直そう。」とお答えしますが,その理由をご説明します。

守破離という考え方

武道に「守破離」という考え方があります。
 
型を忠実に守る段階
:型から少し外れたり,組み合わせたりしてアレンジする段階
:型から完全に外れて自由に創作する段階
 
勉強もこれと同じで,まずは解き方の型を身につけることが大事です。「こういうときは,こう考えるといいんだな」「この問題は,こう解けばいいんだ」と解き方の型が身につけば,次第に型を組み合わせたり,少しアレンジしたりすることによって,応用問題も解けるようになります。このような段階を経て,未知の問題に対しても,解き方の糸口を見つけられるようになっていきます。
 
「数学の解き方が思いつかないんです。どうすればいいでしょうか。」と質問する子の大半は,「守:型を忠実に守る段階」で停滞しています。問題のバリエーションをたくさんこなし,間違えた問題は自力で解けるようになるまで何度も解き直すことで,「守→破→離」へとステップアップすることができますよ。
 
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英語学習でChatGPTを活用しよう!

ChatGPTは上手く使えば,良い「家庭教師」になると思います。

先日,高校1年生の生徒さんから,英単語の使い分けについて質問を受けました。

「acceptやpermitなど『許可する』という日本語に対して,色々な英単語があるから,どう使い分けたら良いかわからない」「意味の違いはあるの?」とのこと。

確かに,和訳は同じでも,意味や使用する場面が異なる英単語はたくさんあります。一つ一つの英単語に対して,辞書を引いてももちろん良いですが,英単語がたくさんあると時間が掛かりすぎてしまいます。その生徒さんの学校では,夏休みの宿題として,市販の英単語帳1冊分の暗記が出されていたので,毎回辞書を引くのは現実的ではありません
そこで,私はその生徒さんにChatGPTをご紹介しました。
「acceptとpermitはどう違う?」と質問するだけで,ニュアンスの違いや例文まで全て情報を提示してくれます。
ChatGPTの回答内容・言い回しは少し難しいため,小中学生だと読み解くのが難しいかもしれませんが,高校生であれば十分に理解できます。「これすごい便利!」「家でもChatGPTを使って勉強しよう!」とその生徒さんもおっしゃっていました。

英単語の使い分けやニュアンスの違いについて,私の授業で毎回解説することもできますが,ChatGPTなどで自宅で調べてみて,それでもわからなければ授業中に質問するなど,ITを活用したほうが対面授業の時間を有効活用することができます。
ぜひ使えそうな場面で,ChatGPTなどのITを活用してみてくださいね。

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言動が一致しないと,勉強はできるようにならない!

 
勉強ができるようにならない子の特徴として,「言動が一致しない」ということが挙げられます。
最近,このようなことがありました。中学1年生の生徒さんが,初めての定期テストを受け,自分で決めた目標得点に届かず,悔し涙を流しました。目標得点に届かなかった原因は明白でした。
  • テスト1週間前からは頑張っていたが,その前はきちんと勉強していなかった
  • 言われた宿題をやってこないことが続いていた。
  • 丸付け・やり直しをせずに,やりっ放しにしていた。
  • 丸付け・やり直しをするように言われてもやらなかった
このようなことについて,保護者様を交えて話し合い,今後改善していこうと決めました。生徒さんも「今度こそ頑張る!」「目標得点に届くよう,今回の反省点を生かして,勉強のやり方を改善する!」とおっしゃっていました。
しかし,その矢先に,また上記のような効果的ではない勉強法を行っていました。答えを写して全部〇を付けたり,定期テスト後の悔し涙から1週間も経っていないのに,反省点を全く生かせておらず,「あの悔し涙は何だったんだ!」と保護者様もおっしゃっていました。

この生徒さんのように,言動が一致していない子は意外と多くいます。
  • 「勉強ができるようになりたい!」と言いながら,勉強しない
  • 「テストの点数を上げたい!」と言いながら,苦手な問題を避け,できる問題ばかりやる。=点数を上げるためには,今できないものを,できるようにすることが大切です。
  • 「東大に行きたいんです!」と言いながら,自分が好きな教科・範囲だけやる。入試に必要な教科であっても,自分がやりたくないものは避ける
  • 「今日から心を入れ替えて頑張ります!」と言いながら,「ここ最近ちょっと忙しいんで時間ができたらやります」とタスクを後回しにする。

言動が一致しないと,勉強はできるようになりません。言葉では何とでも言えますが,大事なのは行動=実際に勉強したかどうかです。(私は生徒さんのやる気を判断するときに,言葉ではなく,行動を見るようにしています。)

勉強が本当にできるようになりたいのであれば,とにかく行動=勉強するしかありません。そして,試行錯誤しながら,勉強のやり方を良くしていくことも大切です。このような積み重ねで,必ず勉強ができるようになりますよ。

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国語ができるようになるには,結局どうすればいい?

「国語ができるようになるためにはどうすればいですか?」とご相談を受けることがあります。

「やっぱり読書ですよね?」と聞かれることもありますが,「読書をして国語ができるようになるかは,お子様によります」「読書をしても国語力がつかない場合もありますよ」といつもお答えしています。

理由はこちら↓

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端的に言うと,読書をしても,アウトプットをしないと内容を勘違いしたままだったり,理解しきれていないことに子ども自身気づけなかったり,問いに答える練習をしないと国語の点数は伸びないままです。

※「読書で感性を育む」「趣味で読書をする」ことを否定するわけではありません。あくまで国語力を高める手段として,読書(のみ)は最適ではないかもしれないということです。

問いに対して自分なりに答える(アウトプット)→解答と自分の答えを見比べる→ズレを確認・修正するという取り組みを通して,国語力は磨かれます。このような取り組みを様々なテーマ・ジャンルの文章に対して行うことで,読み解ける文章の幅が広がってきます。

「国語ができるようになりたいんです!」「コツを教えてください」と言われることがありますが,どのような文章・問いにも適用できる公式のようなものはありません。もちろん接続詞や指示語,言い換えに着目したり……などという考え方のポイントはありますが,これも実際に様々な文章に触れ,問題に取り組む中で,経験として習得していくしかないでしょう。

保護者の方やお子様とお話しする中で,国語の成績が上がる「特効薬」のようなものを期待されていると感じることがありますが,結局は問題演習・やり直し=経験を積んでコツを掴んでいくしかないのです。

「ここがズレているよ」「こう考えるといいよ」と第三者目線でアドバイスし,コツを掴むお手伝いをすることはできても,最終的にはその子自身の経験値がものを言うと思います。

数か月授業を受けたからと言って,「国語のコツが完全にわかった!」「もうどんな文章が出てきても完璧に読み解ける!」ということはあり得ません。

私自身が東大を受験する際も,同級生の中に,出題される文章によって国語の点数が大きく変動する子がいました。東大を受験するレベルの子でも,常に国語で高得点を取るというのは,非常に難しいことなのです。

日々,様々なジャンルの文章を読み解き,アウトプットをして,ズレを認識し,どのような文章が出題されても安定的に点数が取れるよう,年単位で地道な努力を重ねていくしかありません。

1日に1題でも良いので,国語問題集に取り組み,良質な文章に触れ,アウトプットをする経験を積み重ねましょう。1年,2年,3年......と積み重ねていくうちに,国語力が大いに高まっているはずです。

 

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漢字を使わず、何でもひらがなで書く子は要注意!

習った漢字を使わずに,何でもひらがなで書く子がいます。

小学生の間はひらがなで答えを書いても,おまけで○にしてもらえるかもしれません。しかし,中学校以降は,習った漢字を使わずにひらがなで書くと減点されてしまいます。だから,小学生の間から,なるべく漢字を使う習慣をつけておくことが大切です。

漢字を使わずに何でもひらがなで書いていると,漢字を忘れていってしまいます。日頃から積極的に漢字を使うことで,漢字の力が高まります
 
また語彙力を高めるためにも,漢字を使うようにしましょう。何でもひらがなで書く子は,漢字が苦手なだけでなく,語彙力も低い傾向にあります。言葉を音だけでとらえており,漢字の持つ意味とリンクさせられていないからです。
 
例えば「こうてい」と言うと,「高低」「校庭」など様々な漢字・意味があります。「『高い低い』で『高低』」「『学校』の『庭』で『校庭」というように,語彙の意味と漢字は結びついていますが,何でもひらがなで書く子は「こうてい」という音だけで言葉を認識しています。だから,同音異義語(音が同じで意味が違う言葉)を理解できていないことが非常に多いです。
 
最初は間違えても良いので,どんどん漢字を使うようにしましょう。お子様が何でもひらがなで書くという場合は,漢字を使うように声掛けしてください。
「ここも漢字で書いたんだね!いいね!」というように,漢字を使ったら積極的に褒めましょう。もし漢字が間違えていたら,「これはちょっと違うかな?こう書いてみよう」と指摘していただいて構いません。
このようなやり取りを通して,漢字を使う習慣,漢字の力・語彙力が身につくはずです。
 

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自分がやりたいことをやるために,賢い子がする行動とは?

自分がやりたいことをやるために,どのような行動を取るかは,子どもによってかなり差があると感じます。

  • 「どうすれば自分がやりたいことができるかな?」と考えたり,自分の行動を顧みたりしない
  • 自分がやりたいことができないと不機嫌になる
  • 自分のやりたいことを無理やり押し通す

このような子は伸びません。

教室でこんなことがありました。

日常的にミスが非常に多い小学6年生の生徒さん。いつも宿題のやり直しにかなり時間がかかっていました。

その生徒さんは,自分がしたい質問も毎回たくさん準備してきてくれるのですが,宿題のやり直しに時間がかかりすぎてしまい,授業時間が足りず,授業中に対応できない質問が出てきてしまいました。

そこでその生徒さんはどうしたかと言うと......

何と自分で宿題の見直しを自宅で行い,ミスがない状態で持ってきてくれるようになったのです!

毎回,質問を全てできないのはなぜか?

宿題のやり直しに時間が掛かりすぎているから

→なぜ宿題のやり直しに時間がかかるのか?

ミスが多いから

自宅で見直しをして,ミスを減らせばいいんだ

とご自身で気づいたようです。

このように問題が生じている原因を自分で分析し,対策を考えられる子は伸びます

「先生がたくさん宿題を出すのが悪い!」と人のせいにしたり,「宿題のやり直しはやりたくない!」「自分がやりたい勉強だけやる!」と自分のやりたいことを押し通す子は伸びません。

人や環境のせいにしたり,自己流で突っ走ったりするのではなく,「なぜこのような問題が起きているのかな?」「どうすれば解決できるかな?」と落ち着いて考え,自分の行動を変えていくことができれば,現状を良くすることができます

お子様が原因を分析したり,対策を立てたりできるよう,壁にぶち当たったときは「なぜこのような問題が起きているのかな?」「どうすれば解決できるかな?」とぜひ保護者の方から声掛けしましょう。

 

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苦手な学習内容にどう対応するかで学力が決まる!

生徒さんを指導する中で,勉強が嫌い・全くできない状態から,自ら意欲的に勉強できる状態へと変化する過程を多く見てきました。この過程で必ずと言って良いほど,苦手なものへの向き合い方が変わります

【勉強が嫌い・全くできない状態】

  • 苦手な学習内容を避けようとする
  • 「やらないとできないままだよ」と言っても理解できない
  • できない・わからない問題が出てきたら感情的になる
  • 全問正解できる簡単な内容にしか取り組まない

【自ら意欲的に勉強に取り組める状態】

  • 苦手を克服したい!」と子ども自身で思えている
  • 苦手だからこそやった方が良い」「ここは苦手だから勉強したい」と考え,自ら勉強できる
  • できない・わからない問題も投げ出さずに自分がわかる範囲で考えられる
  • 落ち着いて前向きに解説を聞ける

最初は「勉強したらできるようになった!」という経験がないので,(多少子どもが嫌がっても)親や先生が横に付いて一緒に勉強することが大切です。その中で,「できないものができるようになった!」「苦手なものもやればできるんだ!」という成功体験を子どもに積み重ねてもらいましょう。

できない・わからない問題(最初はなるべく簡単なもの)を子ども一人ですらすら解けるようになるまで,反復学習するのがおすすめです。できるようになったら,「すごい!苦手だったのにできるようになったね!」「前は15分かかっていたのに5分で解けたね!」などと褒めましょう。できる問題が増えてきたら,学校のテストの点数が上がったり,授業がわかるようになってきたり,子ども自身も変化を感じ始めます

このような過程を経て,苦手なもののとらえ方,勉強への向き合い方が少しずつ変わっていきます。子ども自身で「苦手なものをやらないと苦手なまま」「苦手なものもやればできるようになるんだ!」と気づいてもらうことが何より大事です。

このような気づきを得られるよう,親や先生がサポートしましょう。「勉強しなさい!」と周りが言うよりも,自身の経験から学び気づいた方が,子どもは大きな変化・成長を遂げますよ。

 

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子どもにイライラしない方法~とらえ方を変えればイライラしなくなる

教育業界に携わって10年以上経ちますが,私は生徒さんにイライラしたことがほとんどありません

保護者の方に,「なぜ先生はそんなに怒らないんですか?」「私はいつも子どもに怒ってばかりです」と不思議がられることも多いです。

今回は,私が子どもに腹が立たない理由やイライラしない方法についてご紹介します。

怒っても無駄

数多くの生徒さんを受け持っているため,いちいち怒っていたら身が持たない......というのはもちろんありますが(笑)保護者の方が怒っていらっしゃるようなことに対して,私はそもそも腹が立たないことが多いです。

例えば......

  • 何度も同じ間違いをする
  • 成績が悪い
  • 自分から勉強しない
  • 説明しても理解してくれない

このようなことで怒っても,現状は何も変わりません私は「怒っても無駄」だと心底思っているので,そもそも腹が立たないのです。

それよりも,問題が起きている原因を分析して対策を立てることが大切です。そもそも問題が起きなければ,怒らなくて済みます

  • なぜ何度も同じ間違いをするのか
  • どうすれば成績が上がるのか
  • なぜ自分から勉強しないのか
  • どうすれば親の言うことを理解してくれるのか

子どもを怒る代わりに,このようなことを考えるためにエネルギーを使った方が生産的です。

期待値を上げ過ぎない

子どもに対して怒りが湧いてくるのは,期待値が高いからかもしれません。「これくらいできて当然」「なんでわかってくれないの!?」というように,期待しすぎると基準値に満たないときに苛立ちが芽生えます

色々な生徒さんを指導していたら,次のようなことは日常茶飯事です。

  • 何度も同じ問題を間違える
  • 成績がなかなか上がらない
    • 一生懸命勉強しても,成果が出るまで半年以上はかかります。
  • 自分から勉強しない
    • 学習が軌道に乗るまで,勉強したりしなかったりを繰り返す子が多いです。
  • 説明しても一度でできるようにならない-
    • 自力で解けるようになるまで最初は5-6回解き直しが必要です。学習のコツが掴めてきたら理解のスピードが上がります。

したがって,私の子どもに対する期待値はそこまで高くありません。できたらたくさん褒めますが,できないからと言って,イライラすることはないです。

親ではなく「子どもの人生」

自分から約束した宿題をやってこなかったり,嘘をついたりする生徒さんも稀にいます。

「ごめんなさい」と後から謝ってくれる子が多いのですが,「先生の人生ではなく、自分の人生だから,先生に謝る必要はないよ」といつも伝えています。

宿題をやってこなかったり,嘘をついたりしたことが原因で,成果が出ない場合,損するのは子ども自身です。

宿題や自宅学習の重要性について話したり,必要な情報は子どもに何でも伝えますが,どう判断・行動するかは,子ども自身に委ねています。結局,子ども自身の人生なので,先生や親がコントロールすることはできないのです。

今回ご紹介したような視点でとらえていただけると,子どもに対してイライラする場面が減ってくるかなと思います。少しでもご参考になれば幸いです。

 

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