2015-01-01から1年間の記事一覧

東大卒業生が語る!息子3人を東大に入れた佐藤ママ「受験に恋愛は無駄」に対する一意見

「受験に恋愛は無駄」――息子3人を東大理Ⅲに入れた佐藤亮子さんの発言が議論を巻き起こしているようです(内容については以下の記事をご覧ください)。 dot.asahi.com 自律化コンサルタントとして教育的な観点から,また東大卒業生として自身の経験を踏まえな…

あなたの家庭教育は大丈夫!?「~しなさい!」という声掛けは子供の思考を奪う

「勉強しなさい!」「読書しなさい!」「早く着替えなさい!」「もう寝なさい!」――「~しなさい!」が癖になっていませんか。今回は「~しなさい!」という声掛けが良くない理由と効果的な接し方についてご紹介します。 ※「~したら?」「~の方が良いよ」…

『ユダヤ式Why思考法』から学ぶ自律教育⑥「将来を見据えた教育ができているか確かめる方法」

長期的な視野を持つことの重要性 『ユダヤ式Why思考法』では,別の次元から物事を見ること,その一つとして長期的視点で物事を見ることの重要性が述べられています。 現状はこうだが,1年後,2年後,さらに10年後や20年後,50年後,100年後はどうか考えてみ…

【問題解決まとめ①】実は原因にアプローチできていない!よくある家庭教育パターン

これまで問題解決や「なぜ?」と問うことの重要性について,複数の記事で扱ってきました。数が多くなってきたので,一度,関連記事を整理してみたいと思います。 問題解決に関する記事一覧 以下5つの記事を振り返ってみると,家庭教育の問題解決にあたって,…

『ユダヤ式Why思考法』から学ぶ自律教育⑤「教育法の丸暗記は意味がない」

「How」ではなく「Why」と問いかけることの重要性 日本人はどちらかというと「How=どのように?」と問う科学的アプローチが得意のようだが,「Why=なぜ?」と問いかけることで物質の本質や根源に迫っていくのがユダヤ式アプローチである,と『ユダヤ式思考…

「最終日に大慌て」はもう卒業!計画的に子供に宿題をやってもらう方法

8月最後の月曜日,本日より二学期が開始する学校も多いのではないでしょうか。ここ数日「子供 勉強しない」などのキーワード検索によるブログ流入が多く,「お子様の夏休みの宿題がまだ残っていて,焦っている保護者様が多いのかな」と感じました。「次の冬…

『ユダヤ式Why思考法』から学ぶ自律教育④「『あれもこれも』を止めれば現状は改善する」

何かを得るには,まず捨てることが大切 「あれも」「これも」は手に入らない。失って初めて得るものがある。幸せや成功を手にするには,まずは捨てることが重要であると『ユダヤ式Why思考法』では述べられています。具体例を見ていきましょう。 「あれも」「…

勉強しているのに成績が上がらない!そんなときに確認してほしいたった一つのこと

基礎学習の重要性 「進学塾に通っているのに成績が上がらない」「頑張って勉強しているのに成果が出ない」という人に考えてほしいことがあります。それは基礎学習を疎かにしていないかということです。「え!そんなこと?」と思うかもしれませんが,非常に重…

『ユダヤ式Why思考法』から学ぶ自律教育③「感情に流されない!効果的な家庭教育を行うコツ3つ」

「感情任せの教育」は効果が期待できない 子供が何かできないとき,代わりにすぐやってあげる親がいます。理由は「できないと子供がかわいそう」「親自身が恥ずかしい」「イライラして見てられない」など感情的なものが多いです。感情は論理的思考を妨げます…

『ユダヤ式Why思考法』から学ぶ自律教育②「子供の思考力を伸ばす接し方3つ」

なぜ思考力を鍛える必要があるのか 日本人は疑問を持たず,議論することをしない。議論しない人=思考が停止している人であり,日本では「良い子」「空気が読める人」として重宝されるかもしれないが,世界では活躍できない。また議論をしない国は革新を生み…

『ユダヤ式Why思考法』から学ぶ自律教育①「子供の思考力を伸ばす教育,殺す教育」

『ユダヤ式Why思考法―世界基準の考える力がつく34のトレーニング』(石角完爾著/日本能率協会マネジメントセンター)を参考に,子供の思考力の伸ばし方について考えてみたいと思います。 ユダヤ式Why思考法 作者: 石角完爾 出版社/メーカー: 日本能率協…

『ファーストクラスに乗る人の教育』理論③「教育とは子供に気づきを与えること」

「教える・覚える」は教育ではない 自分で気づく経験を通じて,社会を生き抜く力が高まる 『ファーストクラスに乗る人の教育』では,子供に気付きを与えることこそ教育であると書かれています。子供が社会を生き抜くために使うのは,教えてもらったことや覚…

『ファーストクラスに乗る人の教育』理論②「親が教育者である自覚を持つ」

親は「保護者」ではなく「教育者」である 今の親は,「先生=教育者」「自分=保護者」であると考え,「教育は先生がやる仕事でしょう」と言って教育から逃げていると『ファーストクラスに乗る人の教育』では記述されています。親が保護者になると「私の仕事…

『ファーストクラスに乗る人の教育』理論①「母親とのコミュニケーションが子供の将来を決める」

『ファーストクラスに乗る人の教育』(中谷彰宏著/きずな出版)をもとに,子供への効果的な接し方を考えていきましょう。 ファーストクラスに乗る人の教育―モテ稼げる力を育てる64の方法 作者: 中谷彰宏 出版社/メーカー: きずな出版 発売日: 2014/07/15 メ…

『トヨタの問題解決』から教育を考える⑧「親子が変わらない原因とその対策」

子供の状況が改善しない大きな要因として,親が家庭教育を変えられない,途中で諦めてしまうことが挙げられます。対策が分かっていて,あとは実行するだけなのに,できない――なぜこのような事態になってしまうのか,どうすれば家庭教育を変えることができる…

『トヨタの問題解決』から教育を考える⑦「『なぜ』を繰り返すことが家庭教育改善のコツ」

いつも子供に声掛けをしているが,一向に状況が良くならない......それは問題の真因を取り除けていないためかもしれません。 真因を取り除かないと問題が再発してしまう 真因とは,問題を発生させる真の要因のことであり,解決すべき課題を発生させている真…

【ご受講者様募集】静岡駅周辺で講座開催を検討しています

現在,テラックは浜松市を中心に事業を展開していますが,受講希望者様のお問い合わせがあり,静岡駅周辺での講座開催を検討しております。 一定数以上の受講希望者様が集まりましたら,保護者様向け・お子様向けサービスともに静岡にて開催予定ですので,ご…

『トヨタの問題解決』から教育を考える⑥「子供を自律させる目標の決め方」

子供が物事を達成できない理由のひとつとして,大人が最初から高い水準を求めすぎていることが挙げられます。子供一人で物事を成し遂げられるようにするにはどうすればよいか,『トヨタの問題解決』((株)OJTソリューションズ/中経出版)をもとに考えてい…

新サービス「学びマイニング」の提供を開始しました

本日より合同会社テラックは新サービス「学びマイニング」の提供を開始します。 「学びマイニング」では,お子様のテスト答案を分析し,学習方法・家庭教育に関するアドバイスを行います。テストを受けっ放しで放置するのではなく,テスト答案より学びを採掘…

7月22日静岡新聞にて「テラック保護者向け学習支援事業」が紹介されました

2015年7月22日,弊社保護者様向け事業活動に関する記事が静岡新聞に掲載されました。 <a href="http://www.at-s.com/news/detail/1174216378.html" data-mce-href="http://www.at-s.com/news/detail/1174216378.html">保護者向け学習支援事業を強化 浜…

『トヨタの問題解決』から教育を考える⑤「子供の『やりたい』を通す前にやるべきこと」

「やりたいこと」ではなく「やるべきこと」に取り組む 『トヨタの問題解決』に次のような記述があります。 解決すべき問題テーマを選定する段階では,「やりたいこと」ではなく,「やるべきこと」に焦点を合わせるのが原則です。 家庭教育でも,「やりたいこ…

親ならば知っておきたい!テストの点数よりも大切なこと

テストの点数に一喜一憂している,子供にテストで良い点数を取らせたい一心で,親の言う通りに学習させている家庭は少なくありません。そもそも,テストの点数に一喜一憂する価値はあるのでしょうか。親の言う通りに勉強して良い点数を取ることに,どれくら…

『トヨタの問題解決』から教育を考える④「問題や対策を親が決めつけない」

『トヨタの問題解決』((株)OJTソリューションズ/中経出版)を参考に,家庭教育で陥りがちな状況とその対策について考えていきましょう。 「問題ありき」「対策ありき」ではうまくいかない 『トヨタの問題解決』に次のような記述があります。 ステップ①「…

『トヨタの問題解決』から教育を考える③「英語力のみではグローバル人材になれない」

グローバルに活躍するためには問題解決力が必要 『トヨタの問題解決』に次のような記述があります。 最近では,英語を社内公用語にする先進的な会社も増えていて,英語を話せる人材が重宝される傾向にあります。しかし,いくら英語が話せてもグローバル化が…

『トヨタの問題解決』から教育を考える②「問題がない親こそ問題」

「問題がない」が最大の問題である 『トヨタの問題解決』にこのような表現があります。問題を認識できていれば,解決に向け対策を立てられますが,問題を認識できていない状態ではいかなる改善も期待できません。 困らんやつほど,困ったやつはいない 本書で…

『トヨタの問題解決』から教育を考える①「親こそ問題解決力が必要」

『トヨタの問題解決』((株)OJTソリューションズ/中経出版)を参考に,教育のあるべき姿や目指すべき方向性について考えてみたいと思います。 トヨタの問題解決 作者: (株)OJTソリューションズ 出版社/メーカー: KADOKAWA/中経出版 発売日: 2014/05/15 メ…

ニートのなりやすさと親の学歴との相関性

親が東大卒ならば,その子供は社会で活躍しやすいのでしょうか。逆に親の学歴が低ければ,子供はニートになりやすいのでしょうか。今回は,子供がニートになる確率と親の学歴の関係性について考えてみます。 子供の将来と親の学歴の関係性 【復習】子供をニ…

要注意!子供をニートにしてしまう教育法5つ

今回は,子供をニートになりやすい性格にしてしまう教育法について紹介します。家庭教育によって,子供の性格や個性の大部分が決定します。すなわち親の接し方によって,子供がニートになる確率が左右されるのです。具体的に,どのような接し方で子供はニー…

高学歴でもニートになってしまう原因

現在,日本ではニートの増加が社会問題化しています。高学歴でもニートになってしまう人も少なくありません。子供に「良い学校に入ってほしい」と願う親は多いですが,良い学校を卒業した結果,ニートになる可能性だって十分にあるのです。そのためにはニー…

社会を生き抜くのに必要なのは理想を実現する力

これからの時代を生き抜くために必要な力とは何でしょうか。 勉強が出来て高学歴であれば,幸せな人生を送れるでしょうか。大企業に就職したり,公務員になったり,国家資格さえ保有していれば,安定した人生を歩めるのでしょうか。 これからの時代,絶対的…