『ファーストクラスに乗る人の教育』理論①「母親とのコミュニケーションが子供の将来を決める」

『ファーストクラスに乗る人の教育』(中谷彰宏著/きずな出版)をもとに,子供への効果的な接し方を考えていきましょう。

ファーストクラスに乗る人の教育―モテ稼げる力を育てる64の方法

ファーストクラスに乗る人の教育―モテ稼げる力を育てる64の方法

 

 

親とのコミュニケーションが多いほど,モテ稼げる大人になる

教育の目的は「モテ稼げるようにすること=生きる力をつけること」であり,モテ稼げる大人になるには,コミュニケーション能力が必要であると本書では述べられています。子供が最も多くコミュニケーションを取るのは親であり,特に母親と接点が多いことから,「母親が子供と話す量で,その子の将来の年収が決まる」と記述されています。

コミュニケーションの取り方にも注意が必要

(1)難しい話も積極的にするべき

本書では加えて,子供向けに簡単な話題や言葉を選んで話すのではなく,むずかしい言葉を積極的に使ったり,哲学的な話もした方が良いと述べられています。

親が「この子には分からないだろう」「大人の話や現実的な話はまだすべきではないだろう」と制限を設けてしまうことで,子供の理解力はその上限を超えることができなくなってしまいます。

子供がある話題に興味を持てば,自発的に分からない言葉を調べたり,尋ねてきたりするはずです。辞書の引き方さえ先に教えてしまえば,どんどん哲学的な難しい話をしてしまって構いません。その方が子供の視野が広がり,深い思考力も培われます

(2)親が話すのではなく子供に話をさせる

親が一方的に話すだけでは,子供は話す機会を失ってしまいます。子供の考えを聞かずに自分の意見を押し付けるだけでは,子供とコミュニケーションを取ったことにはなりません(一方的に話しているだけなのに,「子供とコミュニケーションを取っている」と錯覚される親が多いです)。子供は自分の意見の伝え方や,相手と話しながら会話を広げていく術を習得できないので,モテ稼げる大人になれません

親が話すのではなく,質問をして考えを引き出し子供に話をさせること,子供の意見に対してさらなる質問を投げかけ深掘りをすることが大切です。

(3)子供の意見に対して新たな視点を与える

好き勝手,子供に話をさせても,コミュニケーション能力は高まりません。質問から外れた答えが返ってきた場合は,きちんと指摘して考え直してもらうことが大切です。考えが偏っている場合も同様です。「他人から見たらどうか?」「自分ができることはないか?」「今はそうかもしれないが長期的に見たらどうか?」など,欠けている視点を補う声掛けを実施してください。テーマに沿って的確に考えを深めることができる,広い視野から物事を見られるようになります

母親のコミュニケーション方法が,子供の思考力・将来を左右する

「どれだけコミュニケーションを取るか」よりも「どのようにコミュニケーションを取るか」が非常に重要です。母親のコミュニケーションの取り方によって,子供の思考力は大きく変わってきます。母親とのコミュニケーションを通じて,俯瞰的・多面的な物の見方,思考の深め方,意見の伝え方などを学ぶことができれば,子供は将来,モテ稼げる大人になれるはずです

 

 

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