目的のある成功した人生を送る指針となる「7つの習慣」。ティーンと保護者向けに書かれた『7つの習慣 ティーンズ』をもとに,自分の意志で人生を切り拓ける,社会で活躍できる子供の育て方について考えます。
習慣とは何か?
そもそも習慣とは何でしょうか。習慣は,人が「繰り返し行うもの」であり,どんな習慣を身に付けるかによって人生で成功するかどうかが決まります。繰り返しているうちに,「そういう自分」になってくるからです。
まずは,人生の成功に役立つ7つの習慣をご紹介します。
幸せと成功を手に入れるための「7つの習慣」
第1の習慣――主体的になる
自分のやることに責任を持つという原則
第2の習慣――終わりを考えてから始める
自分のミッションと目標をはっきりさせるという原則
第3の習慣――一番大切なことを優先する
時間管理と優先順位づけの原則
第4の習慣――Win-Winを考える
相手も勝ち,自分も勝つという原則
第5の習慣――まず相手を理解してから,次に理解される
人の話を誠実に聞くコミュニケ―ションの原則
第6の習慣――シナジーを創り出す
創造的な協力の原則
第7の習慣――自分を磨く
定期的自己再新再生の原則
一つ一つの習慣については,次回以降,詳しく説明していきますが,その前に今回は「7つの習慣」と反対の悪習慣について触れておきます。
不幸せになる7つの習慣
ティーンだけでなく,大人でもこれらの悪習慣に溺れてしまうことが少なくありません。具体例を挙げていきますので,保護者様ご自身やお子様に該当しないか,日常を振り返ってみてください。
第1の「悪」習慣――人のせいにする
・思うように事が進まないと「あの時,友達の遊びに付き合わされたからだ」などと考える。
・成績が悪いと「塾に行っていないからだ」「先生の教え方が悪い」「もともと出来が悪いからだ」と考える。
・先生に怒られたら「先生の機嫌が悪かった」「先生が自分を嫌っているからだ,自分は悪くない」と考える。
第2の「悪」習慣――行きあたりばったりで始める
・勉強は気分でやったりやらなかったりする。
・子供への接し方が気分で変わる。子供が同じことをしていても,感情的に怒るときと怒らないときがある。
・習い事をすぐに変える。子供が「辞めたい」と言ったら,目標を達成していなくてもすぐに辞めさせる。
第3の「悪」習慣――大切なことは後まわし
・テレビやゲームなどの誘惑に負けて,なかなか勉強しない。
・「忙しいから」「面倒くさいから」と言って家庭教育を改めない。
・受験直前に慌てて塾に入れる。
第4の「悪」習慣――人生は勝ち負けだ
・勉強やスポーツが出来る子,クラスで上手くやっている子の悪評を流す。
・いじめたり,嫌がらせをしたりして,ダメージを与える。
第5の「悪」習慣――まず自分が話し,それから聞くふりをする
・自分の言い分を先に言う。
・相手の話を聞かず,自分がたくさん話そうとする。
・適当に相槌を打ったり頷いたりして,相手が話しているときは違うことを考えている。
第6の「悪」習慣――頼れるのは自分だけ
・自分が常に正しいと考え,違う考えの人をバカにする。
・子供の意見を認めず,親の価値観・やり方を押し付ける。
・協力関係にある学校・塾の先生にも情報開示をしない・アドバイスを受け入れない。
第7の「悪」習慣――自分をすり減らす
・忙しくしているのに成果が出ない。
・睡眠時間を削ってまで勉強する。親が子供のそのような姿勢を歓迎する。
・スポーツ,塾以外の習い事,リラクゼーションなど,成績に直結するもの以外は無駄だと考える。
以上,7つの悪習慣をご紹介しましたが,該当する項目はどれくらいありましたか?
該当項目が多かったとしても,大丈夫です。人間は自分で習慣を変えることができます。ぜひ保護者様・お子様共に,悪い習慣を断ち切り,良い習慣を身に付け,人生をより良くしていきましょう。習慣を変える方法については,次回以降,お伝えしていきたいと思います。
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