『イェール+東大、国立医学部に2人息子を合格させた母が考える 究極の育て方』(小成富貴子 著/KKベストセラーズ)をもとに,国際社会で活躍できる,どこに出しても恥ずかしくない子どもの育て方を学びます。
イェール+東大、国立医学部に2人息子を合格させた母が考える 究極の育て方
- 作者: 小成富貴子
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 2017/03/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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子どもに成功体験をさせることが大切
子どもが勉強をしないからと言って,無理やり取り組ませていないでしょうか。親がやってほしい習い事を押し付けてはいないでしょうか。勉強や苦手なことにも,子どもが自発的に取り組めるようになるためには,成功体験をさせることが大切です。
『イェール+東大、国立医学部に2人息子を合格させた母が考える 究極の育て方』にて,小成氏は次のようなエピソードを紹介しています。
長男が勉強に目覚めたのも、小さな成功体験がきっかけでした。[……]
小学校で来賓の方の前で合唱を披露する機会があり、2年生の担任の先生が「(長男は)歌が上手だよね」と独唱のパートを任せてくれたのです。[……]
初めて先生に「選ばれる」という体験をし、学校の代表として歌ったことで、先生やお客さまのみならず周りの友人たちにも「小成、歌うまいよ」と褒められました。それがとてもうれしかったようで、長男の中で「また褒められたい」という気持ちがどんどん育っていきました。そして「褒められるにはどうしたらいいだろう?」と考えるようになったのです。
子どもの好きなこと,得意なことを通じて,成功体験をさせましょう。音楽や運動など,勉強以外の取り組みであっても、「認められる」「褒められる」経験をすること自体が大切です。
勉強に取り組ませる場合も,いきなり難しい問題にチャレンジするのではなく,最初は実力の範囲内の問題を学習させるようにしましょう。(目安としては,正答率が8割以上となるようなレベルの問題がおすすめです。)特に勉強嫌いの子どもの場合,まずは「できる!」という感覚を持ってもらうことが重要です。
「できたね!」「がんばったね!」「じゃあもう少し難しい問題にも挑戦してみようか」という声掛けが,自然と子どもをより高い目標に向かわせるでしょう。
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