子どもが問題行動を起こす原因を知る①~構ってほしいから

問題行動を起こそうと思って起こしている子はいません

お父さん,お母さんに叱られたくて,問題行動を起こしている子どもはいません。子どもは皆,お父さんやお母さんからほめてもらいたい,認めてもらいたいと願っています。それなのに,なぜ問題行動を起こしてしまうのでしょうか。

構ってほしいから問題行動を起こしてしまう子もいる

やってはいけないことだとわかっていながらも,ついふざけたり,悪いことをしてしまう子がいます。お父さんやお母さんが忙しく,あまり構ってもらえなかったり,「もっと自分のことを見てほしい」という気持ちが子どもの中で大きくなると,問題行動を起こす場合があります。叱られてもいいから自分に注目してほしい,叱られても自分に構ってくれることがうれしい――。このような感情から子どもは問題行動を起こすことがあるのです。

実際に私の教室でも,そのような生徒さんがいました。ご両親はとても優秀な方で,お仕事で忙しくされていましたが,事情を説明すると納得してくださいました。「なぜうちの子は問題行動を繰り返すんだろう,他の子より問題行動が多いと感じていましたが,理由がわかりました」とおっしゃり,その後は私のアドバイスに沿って,子どもへの接し方を変えてくださいました。

子どもの話をこれまで以上にきちんと聞き,よい点やがんばった点は意識的にほめてもらったところ,その生徒さんの問題行動は収まりました。

子どもが問題行動を繰り返すとき,「子どもと向き合う時間をきちんと確保できているかな?」「子どもなりにがんばってる点を見つけてほめられているかな?」と,ぜひふりかえってみてください。

 

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