『Learn Better――頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ』(アーリック・ボーザー著/英治出版)をもとに,効果的な学習法について探ります。
Learn Better――頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ
- 作者: アーリック・ボーザー,月谷真紀
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2018/07/19
- メディア: 単行本
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本書では,知識を習得し発展させるためには,具体的な学習を行うことが大事であると書かれています。
人間の脳は抽象が苦手だ。私たちは実体のあるものを好む。じかに触れられ、感覚に訴えるものほど理解しやすい。[……]学習においてこれは重要なポイントで、対象を具体的にするのは効果的だ。においをかいだり、触ったり、目で見ることができるものにすれば理解しやすくなる。
では,具体的な学習とはどのようなものでしょうか?
- 図に描いて学習する
- そろばんを使って計算する(串と珠を見たほうが理解しやすい)
- 頭の中でシュミレーションする
- 何かのエピソードを思い出す
- 美術館や博物館,歴史建造物に足を運ぶ
テレビで見たことのある内容や,実際に行ったことのある場所だと,関連分野について学ぶときに,「見たことある!」「知ってる!」と知識が頭の中に入ってきやすいものです。自分で手を動かして図を描いたり,イメージしたり,誰かと話しながら取り組んだりするのも,記憶に残りやすく,知識を深めるのに効果的です。
また知識を深めるためには,人に教えることも効果的だそうです。
あるテーマについて深い洞察を得るには他人に教えるとよい[……]教える人数の規模には関係なく、教えることによってその専門知識の理解は深まる。
- 兄弟に教えてあげる
- 親が質問して子どもが答える
このような学習法も知識を深めるために効果的でしょう。いずれも少し時間がかかる学習法なので,要所要所に取り入るのがおすすめです。夏休みなど時間が取れるときに,ぜひ試してみてください。
☆著書で子どもへの効果的な声かけや接し方についても詳しくご紹介しています
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