テレビやゲームは禁止しない方がよい

『「非認知能力」の育て方 心の強い幸せな子になる0~10歳の家庭教育』(ボーク重子/小学館)をもとに,効果的な家庭教育について学びます。

子どもにテレビやゲームをどれだけ許したらいいのか,悩んでいる保護者の方も多いことでしょう。『「非認知能力」の育て方 心の強い幸せな子になる0~10歳の家庭教育』著者は,テレビやゲームを禁止する必要はないと言います。

[……]我が家ではテレビやゲームについて特に決めごとはせず、娘の意思に任せていました。(やるべきことをきちんとやり、それでもまだ時間があればOKとしていたようです。)[……]娘がテレビやゲームに夢中になることはほとんどありませんでした。

それは、娘がテレビやゲームよりも面白いもの、またそのときにやらないといけないことがあるということを知っていたからだと思います。

テレビやゲームより面白いものを探す

テレビやゲームにばかり夢中になる子どもは「やりたいことなんてない」「テレビを観ているとき,ゲームをやっているときが一番楽しい!」と言います。

テレビやゲームよりも面白いこと,子どもが興味のありそうなことをぜひ保護者の方が一緒に探してみてください。勉強ではなく,スポーツや音楽,趣味でも何でも構いません。ゲームが好きな子はプログラミングが好きなことも多いです。子どもが夢中になれることが見つかれば,テレビやゲームへの依存もなくなるはずです。

ゲームを禁止するとますます魅力的に感じる

きつく叱って無理やりゲームをやめさせたグループと,優しく諭して自主的にやめさせたグループを比べてみると,前者の方がテレビゲームに対して強い魅力や興味を持ち続けたという実験結果があるそうです。 

ゲームを禁止されて育ち,大学に入って親の目が離れた途端,ゲームに明け暮れて大学を中退してしまったという同級生を何人も知っています。ゲームを禁止することで受験は突破できても,親の管理下から離れると,その分の反動がやってくるでしょう。

子どもに判断させることが大切

テレビやゲームをやみくもに禁止するのではなく,「やるべきことはきちんとできたのか?」「本当にテレビやゲームが一番やりたいことなのか?」「やるべきことが全て終わったから,今日は気分転換にゲームをする!」など子どもに考えてもらい,テレビやゲームとも上手く付き合っていきましょう

 

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