こんな親は要注意!「できない」「分からない」と投げ出す子にしないために

「できない」「わからない」と投げ出す子が増えている

先日,教育関係の仕事をされている方とお話ししたとき,「できない」「わからない」と言う子が最近増えているという話になりました。

例えば工作のイベントで「できない」と子どもが言うので,先生がその子のもとに手伝いに行きやってあげます。するとまた次の作業で「できない」と子どもが言い,先生がまたその子のところへ行ってやってあげる――ということを繰り返します。

「できない」「わからない」と言うのが,一過性のものである場合は,心配は要りません。自我が芽生え始めてきて,少し反抗的になっている小学生2年生くらいの子どもであれば,一時的にそのような発言が増えることもあるでしょう。

しかし「できない」「わからない」と言うのが常習化している場合は,親の接し方に原因があるかもしれません。子どもに次のような接し方をしていないでしょうか。

1.親が何でも代わりにやってあげている

いつもやってもらっているので「できない」「分からない」という状態に子どもは慣れていません。すぐにイライラして助けを求めてしまいます。そうすれば親や先生が助けてくれると思っているからです。

2.親が子どものやったことに口出しする

子どもが頑張ってやっても「そんなんじゃダメ!」「もっとこうしなさい!」と口出しをする保護者の方がいます。すると子どもは「どうせケチを付けられるんだから,最初から自分でやらずに親や先生にやってもらったほうが楽だ!」と考えるようになります。子どもが学習した結果,自分でやらなくなるのです。

工作や体験講座など何事も子ども自身でやることが大事です。失敗しても「こうやったら上手くいくんだな」と学んだり,その中で自信を付けたりすることに価値があります。

「できない」「分からない」と投げ出す子が増えると,日本の将来が心配です。子どもが自分自身で取り組めるよう,親がサポートしすぎないこと,子どものやったことに口出ししないことをぜひ心がけましょう。

 

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