<誰でも解けるようになる!>論述問題・難問を解くコツ~『「超」勉強力』から学ぶ家庭教育⑥

『「超」勉強力』(中野信子, 山口真由 著/プレジデント社)をもとに,効果的な家庭教育について考えます。

「超」勉強力

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『「超」勉強力』(中野信子, 山口真由 著/プレジデント社)をもとに,効果的な家庭教育について考えます。

「超」勉強力

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 論述問題を解くポイントは出題者の意図を想像すること

本書では著者の山口氏の幼少期~大学時代の経験や学習に対する考え方等が紹介されています。その中で,論述問題を解くポイントは「出題者の意図を想像すること」だと書かれています。

〔……〕論述問題を解くことは、出題者が「どんな正解を思い浮かべてその問題をつくったか」を想像することに尽きます。そこで重要なのは、ある程度の情報量があってはじめて、出題者の意図を想像できるということ。

出題者の意図を想像するためには情報量が必要

山口氏は,出題者の意図を想像するために情報量が必要だと言います。

〔……〕どんな問題でも、解答に至る道筋の候補が複数見えているからこそ、「出題者はここでなにを書かせたいのだろう」と、いろいろ検討ができるわけです。自分が持っている情報量が少ないのに、突然、答えがひらめくなんてことは、残念ながらわたしにはまったくありませんでした。

基本となる知識・型が身に付いていないのに,難しい問題の解き方がひらめくということはありません。以前,スタンドエフエムやYouTubeで学習の守破離についてお話ししましたが,頭が良いから難しい問題が解けるのではなく,地道な努力を積み重ねて様々な解法・考え方を習得しているからこそ,難しい問題に対応できるようになります。

stand.fm

youtu.be

山口氏は次のように述べています。

だからこそ、わたしは「知識偏重」で勉強を積み重ねたのです。よく勉強において、「頭が固い」「発想力がない」と悩む人がいます。これは実は、必要な情報量が足りていないだけの場合がとても多いものです。

たしかに、世の中にはひらめきの天才も存在します。しかし、それはあくまでも天才なのです。さらにいえば、そんな才能がなくても地道な勉強によって情報量を担保すれば、出題者の意図を想像することは十分に可能です。

必要な情報や基本となる解法を身に付けるために,具体的にどのように学習すればいいのかは,スタンドエフエムやYouTubeでお話ししているので,ぜひ参考にしてください。

 

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