答えを見て学習するのは良い?悪い?効果的な学習法について 

本テーマについては,スタンドエフエムでもお話ししましたが,再生回数が多かったためブログにも記載します。

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「答えを見て学習するのは良くない」と思っている保護者の方やお子様がいますが,答えを見て学習することは効果的です。解き方が全く分からないとき,答えを読み解きながら,解き方の流れや考え方を把握しましょう。

答えを見て学習するときには,次の2点に気を付けてください。

①まずは自分で考えてみること

一度自分で考えてみて,それでも分からなければ答えを見るようにしましょう。最初から答えを見てしまうと,内容が頭に残りません。「どう解くんだろう?」と懸命に考えたからこそ,答えを見た際「そう解くのか!」と学びがあります。

最初から答えを見て,そのまま全てノートに書き写す子がいますが,これでは自分がどこまでできるか,どこからできないかが分かりません。学習を効果的に進めるためには,自分ができないところを重点的に取り組んでいく必要があります。

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答えを見ずにやってみて,できる問題・できない問題を区別すること,できない問題だけ何度もやることが大切です。

②答えを見ずに解き方を再現できるか確認する

答えを見た後,答えを閉じて,自分で解き方を再現できるかチェックしてみましょう。「分かった!」と思っても,解き方を再現できないことは意外にも多いですが,それは理解が完璧ではないということです。

答えを閉じた後,すぐに解けるか確認する→それができたら少し時間を空けて再確認する(1日後,1週間後というようにどんどん期間を空ける)ようにしましょう。このような反復演習を行うことで,解き方の「型」を身に付けることができます。

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問題が難しくなればなるほど,答えを研究して,考え方や解法を自分のものにすることは大切です。私自身も高校生のとき,特に東大過去問については,よく答えを見て学習していました。ぜひ答えを上手く活用して,効果的に学習を進めましょう

 

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