目標達成のために計画立案・実行が大切
本内容については,スタンドエフエムでもお話ししています。
何か目標を立てたら,それを達成するために,「何をいつまでにやればいいかな」「自分はこれができるようになるためにどれくらいかかるかな」と計画を立てることが大事です。
例えば発表会やコンテストがある場合,「いつまでにどこまで仕上げた方がいいかな」「1週間前からプレゼンテーションの練習もした方がいいな」「では作品づくりはその前までに終えておきたいな」「作品を完成させるまで,あとどれくらいの時間がかかるかな」と計画を立てて,日々実行していくと思います。
勉強でも同じです。「志望校に合格するためには,どんな勉強が必要かな」「模試で目標点を取るにはこんな勉強をすればいいな」「ということは,これくらい勉強時間が必要だな」と見積もって計画を立てること,そして日々その計画を実行していくことが大切です。
東大に合格する子は必ず計画を立てて勉強しているそうです。私も東大受験の際は,東大に合格するための長期計画と,直近の模試・定期テスト等に向けた短期計画の両方を立てて実行していました。
スポーツの試合でも,ピアノなど勉強以外の習い事でも,英検,漢検,プログラミング検定などの資格勉強でも同じです。目標を立てて,どうやったらその目標が達成できるか考えて計画を立てること,計画を日々実行していくこと,自分にはどれくらい時間がかかるか見積もり,上手くいかない場合は計画の微調整をしていくことが大切です。
計画立案・実行がスムーズに行くかは時間の感覚が鍵
計画を立てたり実行したりするときに問われるのが,時間の感覚です。普段から時間を意識していないと,自分が時間あたりにどれくらいのことができるかが分からないので,計画を立てられません。「30分でできる!」と思っていたのに1時間かかったりしてどんどんずれ込んでしまい,計画が上手く行かなくなってしまいます。
勉強が苦手な生徒さんを見ていて,時間の感覚があまりない子が多いと感じます。そのような子は勉強面だけでなく,習い事に関しても日常生活においても,時間を意識していないことが多いです。
タイムスケジュールを立てよう
時間の感覚を養うために1日のタイムスケジュールを立てましょう。
朝7時 起床
朝7時~8時 朝食
朝8時~9時 勉強 算数ドリル4ページやる……
というように前の日か一日の最初に,朝起きた時から夜寝るまでのタイムスケジュールを子ども自身に立ててもらってください。
タイムスケジュールを立てると,自分が何にどれくらい時間を使っているか,時間内にどれくらいの学習ができるかが分かってきます。「30分できると思っていたけど1時間かかった」など,認識のズレに気づくこともできるので,計画の立て方や時間の使い方がだんだん上手くなってきます。
勉強が苦手な子,時間の感覚が無い子に取り組んでもらうと,最初は全くタイムスケジュールを立てることができません。しかし数ヵ月続け,回数を重ねるごとに自分でタイムスケジュールを立てられるようになり,時間の使い方も上手になるので,ぜひ根気強く取り組んでみてほしいです。
子どもがまだ小さい場合は,土日などお休みの日の計画を親子で一緒に立てるのも良いと思います。毎日は難しいかもしれませんが、ぜひできそうなときに取り組んでみてください。
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