子どもが何かできないとき「頑張りが足りない!」という発想をやめよう

頑張りたくても「頑張り方」が分からない

本内容については,スタンドエフエムでもお話ししています。

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子どもが何かできないとき,「頑張りが足りないからだ」と考え,「もっと頑張りなさい!」と声掛けする方がいらっしゃるかもしれません。

しかし,頑張りたくても頑張り方が分からないという子はたくさんいます。怠けて叱られたいと思っている子はいません。頑張りたいけれども,頑張り方が分からないからやる気が出ない,周りからやる気がないように見える子は少なくありません。

私の教室にも「うちの子は本当にやる気がないんです」と保護者の方が悩んで相談に来られる場合があります。お子様の指導を担当すると,やる気がないというより,頑張りたいけどどうしていいか分からない,自分なりに頑張ってみたけれども成果が出ず,やる気をなくしてしまったという子が大半です。

大人から見ると勉強を嫌がったり,宿題をやったと嘘をついたり,問題行動を起こしているので,「もっと頑張りなさい!」「頑張りが足りない!」と言いたくなるでしょう。しかし子ども自身も,頑張りたくても頑張り方が分からない状態で苦しんでいます。そんなところに「もっと頑張りなさい!」と言われると,突き放されたような気分になり,心を閉ざしてしまいます。

「頑張り方」を子どもと一緒に考える

勉強でも,習い事でも,片付けなど身の回りのことでも,子どもが何かできないときに「もっと頑張りなさい!」と言うのではなく,一緒に頑張り方を考えましょう。「こうなったらもっといいね」「どうやったらできそうかな?」「こういう方法はどうかな?」と,前向きに目標や対策を考えられるような声掛けをしましょう。

教室に通ってくれている生徒さんも,頑張り方を一緒に考えると,自ら勉強に取り組めるようになります。「ここができるともっと良いと思うんだけどどうかな?」「そのためにこのページを宿題にするね」「分からなかったら空欄でいいから,できる問題だけ考えてきて」「自分でまずは考えることが大事だよ」など伝えると,保護者の方がガミガミ言わなくても,生徒さん自身で宿題に取り組めるようになります。このように宿題のやり方,勉強の進め方など,頑張り方が分かれば,子どもはやる気を出して取り組んでくれます。ぜひご家庭でも意識してみてください。

 

★勉強のやり方,成果が出る学習法については,セミナーを開催しています。

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