自ら考え学ぶ子に育てるために,小学校低学年でやっておきたい家庭教育や気を付けたいことについてご紹介します。本内容については,スタンドエフエムでもお話ししています。
①無理に難しい勉強をさせない
学校の勉強は基礎的な内容なのできちんと取り組んでおいた方が良いですが,「難しいものをやらせた方がいいんじゃないか?」と子どものレベルを遥かに上回る教材に取り組ませる方がいます。子どもが勉強好きで自ら「やりたい!」と言う場合を除き,無理に難しいものに取り組ませると勉強嫌いになってしまうので注意しましょう。
具体的には,くもんや学研のドリルができれば十分です。夏休みや学年末にくもんや学研の基礎的なドリルで総復習をして取りこぼしがないようにしておけば,学年が上がっても,中学校に上がっても困ることはないと思います。
以下の記事でも詳しくご紹介しています。
②良くなった点や成長した点を褒める
「集中して勉強できる時間が増えてきたね」「前は間違えていたのに正解が増えてきたね」「ひらがながきれいに書けるようになったね」など,良くなった点を積極的に褒めるようにしましょう。「できないことができるようになった!」と子どもが感じられると,学ぶことが楽しくなるはずです。
保護者の方に褒めてもらえると「お父さん,お母さんはきちんと見ていてくれるんだな~」と子どもは嬉しくなって,もっと頑張ることができます。ぜひ良くなった点や成長した点を具体的に褒めましょう。
③子どもの好きなことを見つけ打ち込ませる
小学校低学年は勉強が本格化していないので,子どもが好きなことを見つける良い時期です。子どもが本当に好きなことに取り組むことで,「どうやったら上達するんだろう?」と考えて試行錯誤する姿勢が身につきます。音楽でもスポーツでも,創作活動でも何でも良いので,子どもがやりたいこと・好きなことにぜひ打ち込ませてあげましょう。
無理やり勉強に取り組ませても,集中力や粘り強さ,やり抜く力は身につきません。子どもの好きなことに取り組んでもらうのが一番です。
東大生は何かしら勉強以外の特技がある人が多いです。部活で賞を取っていたり,楽器の演奏が上手だったり,ものづくりのクオリティが高かったり,一芸に秀でている人が多いです。勉強ばかりしてきたのではなく,自分の好きなことを通して集中力ややり抜く力を養い,それを勉強に生かしたからこそ,東大に合格したのだと思います。
東大に合格するには1日10時間の勉強を1年,2年と続ける必要があります。頭の良し悪し以上に,情熱を持って学び続けられるかが重要です。好きなことをやり抜けなければ,勉強もやり抜くことができないでしょう。
「どんな勉強をさせたらいいのでしょうか?」「小2だから学校の勉強が簡単すぎて」「宿題以外もやらせた方がいいのでしょうか?」という質問を受けることがありますが,勉強だけが学びではなく,習い事を通して子どもが自分で考え成長していくことも学びです。
小学4年生ごろから勉強が難しくなり,なかなか時間も取れなくなるので,ぜひ低学年のうちに取り組んでおいてください。
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