親が子どものことを何でも決めると「責任感のない大人」になる
本内容については,スタンドエフエムでもお話ししています。
親が子供の代わりに何でも決めてしまうと「分からない!」と言って考えるのを放棄したり,親に何でも「どうすればいいかな?」と聞いてきたり,自分で決められない子になります。
そして上手くいかないと親のせいにするようになります。「だって自分が決めたんじゃないもん」「お母さん,お父さんが決めたんだから」「自分はこっちの方がいいと思っていた!」というように自分で決断していないので責任感を持つことができません。
例えば中学受験をするかしないかについて,親が「中学受験させた方がいい」と考え,子どもに勉強させて中学受験させたとします。志望校に合格したものの,学校で上手くいかないことがあると「私が選んだ学校じゃないし」「本当は地元の中学校に友達と一緒に行きたかった」「お母さん,お父さんが中学受験しなさいっていったから期待に沿っただけ」と言う子がいます。実際にそのような生徒さんを何名も指導したことがありますが,不登校になってしまっている子も少なくありませんでした。
子どもを誘導しようとするのもNG
話を聞いてみると,保護者の方が強制したわけでなく「中学受験した方がいいんじゃない?」と言っただけのパターンもあるようです。しかし親の期待が強いと子どもはそれを敏感に感じ取り「~しなきゃ!」と受け取ることがあります。
判断材料を与えて最終決定は子どもに委ねよう
「中学受験した方があなたのためになるよ」「そういう選択肢もあるよ」など色々な選択肢を子どもに提案すること自体はとても良いです。そうすることで子どもの視野が広がり,様々な考え方ができるようになります。
判断材料をなるべくたくさん子どもに与えて,最終的な判断は子どもに任せるようにしましょう。「こうした方があなたに合ってるかなと思うけど,あなたの人生だから自分で決めることが大事だよ」と伝えて子どもに自分で決めてもらいましょう。
何事も自分で決めることが大事です。自分で決めた道であれば、「自分で決めたことだから」と壁にぶつかっても諦めずにやり抜くことができます。他の人が決めた道だと「やっぱりあっちの選択肢の方がよかったな」とできない理由を探してしまいます。
日常生活のことでも進路のことでも,何でも子ども自身に最終決定してもらう,親は判断材料をなるべく多く与え,子どもが結論を導き出すのをサポートしてもらえればと思います。
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