面倒くさがり屋は本当に悪いこと?
本内容については,スタンドエフエムでもお話ししています。
「子どもが面倒くさがり屋で困っています」「あの子は粘り強くコツコツ取り組めるのに,なんでうちの子はこんなに面倒くさがり屋なんだろう」と悩んでいる保護者の方もいらっしゃることと思います。
面倒くさがり屋は悪いことではありません。私が指導している生徒さんの中にも面倒くさがり屋の子はいますが,良いところもあると感じます。
面倒くさがり屋の子は,試行錯誤して効率の良い方法を見つけていくことができます。「もっとラクにできる方法はないかな?」「書くのが面倒くさいから,ほかの方法で覚えられないかな?」というように,勉強面でも自分で工夫することができます。努力が苦にならない子は効率を考えずに,愚直にやり続けることが少なくありませんが,それでは成果がなかなか出ないこともあります。
面倒くさがり屋の子はいつもより良い方法,よりラクにできる方法を探し出すので,勉強でも習い事でもコツを掴むのが早いです。東大生でも「面倒くさい!」が口癖の子は意外にいます。世の中にイノベーションが生み出されるのも,「面倒くさい」「ラクしたい」「もっとこうなれば便利なのになぁ」という考えからではないかなと思います。
そして面倒くさがり屋の子を指導して思うことは,チームワークで何かを成し遂げるのが上手だということです。自分ですべてやらずに,「これは~くん,~ちゃんがやってね」「自分はこの部分をやるから」と自然と周りを巻き込んでいくことができます。まじめにコツコツ頑張る子は,一人で抱え込んでしまう子が少なくありません。
一人では難しいことも,人を巻き込んでいくことで達成することができます。大きな仕事になればなるほど一人でやり遂げることは難しく,周囲を巻き込む力が必要です。これは特に社会に出てから役に立つ資質でしょう。
個性自体に良し悪しはない!
隣の芝生は青く見えるものです。どんな個性も見方によって良い面もあり,悪い面もあります。ぜひ両方の側面から子どもの個性を見ていただければと思います。
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