集中力がないと考え続けることができない
生徒さんを指導していて,問題が分からないというより,集中力や考え続ける力が足りないのかな?と感じることがあります。
学年が上がるにつれ,「この問題文はどういうことを言っているのかな?」「どうやって解くのかな?」「次の式はどう組み立てるのかな?」と考え続ける力が問われます。難しい問題になればなるほど,考えるべきステップが多くなります。
集中力がないと,考え続けることができません。問題を読んでいる途中で「分かりません!」と言ってしまったり,解き終わる前に途中で諦めてしまったりします。
子どもが「分からない」と言っているので,「分からないんだ」と思うかもしれませんが,実は集中力がないだけということは多いです。集中力を身に付けると,考え続けられるようになる→解ける問題が増えるということはよくあります。
集中力の養い方
分からない問題をかみ砕いて説明したり,「どうやったら理解してもらえるだろう?」と考えたりする前に,まずは子どもに集中力を付けるところから始めましょう。そもそも集中力や考え続ける力がないと,解説しても聞き流してしまうからです。
ポモドーロテクニックという時間管理術は,子どもの集中力を養う上で効果的です。「25分集中→5分休憩」という30分1セットを繰り返すというものです。
小学校低学年・勉強にまだ慣れていない子どもにとって,25分集中するのは難しいかもしれません。その場合は,まず10分計って集中するトレーニングを行いましょう。
私の教室でも「10分でプリント1枚やろう!」というように,最初は10分を目安にしています。国語10分→休憩→算数10分というように進めても,慣れないうちは最後の10分で混乱してしまい,普段は解ける問題が解けなくなってしまう......ということが少なくありません。
集中力が付いてくると,難しい問題も自分でじっくりと考えて解けるようになります。解説を集中して聞くことができるようになり,理解できる範囲も広がります。ますは10分一区切りで集中するトレーニングをお家でもやってみてください。
★勉強のやり方,成果が出る学習法について,セミナーを開催しています。
https://reserva.be/terakinc/reserve?mode=service_staff&search_evt_no=93eJwzNjewtDAHAARdAUM
stand.fm(音声ラジオ)
YouTube
イベント情報
【関連放送】
【関連記事】