テストの点数が悪いとき、子どもを叱るのが逆効果な理由

子どもを叱っても意味がない

子どもがテストで悪い点数を取ってきたら叱る保護者の方がいます。悪い点数を見ただけで怒りがこみあげてくる方もいるかもしれません。子どもに反省してほしくて,厳しく𠮟る方もいるでしょう。

しかし私の経験上,テストの点数が悪いときに子どもを叱るのは逆効果です。その理由を3つお伝えします。

① 勉強自体が嫌いになるから

点数が悪いと叱る,間違えたら叱る――このような家庭教育は子どもを勉強嫌いにします。勉強のやり方が分からないうちは,誰しもテストで点数を取れないものです。コツコツ学習を続け,自分に合った勉強法を見つけていくことで,少しずつ点数を取れるようになっていきます。問題が解けなかったり,テストの点数が悪かったりするのは,誰しも通る通過点ですが,そこで子どものやる気の芽を摘み取ってしまっては,継続的に学習することができず,勉強ができるようになりません

② 子ども自身もどうしていいか分からないから

テストの点数が悪いときに叱られても,子ども自身どうすればいいか分からない場合が多いです。勉強のやり方が分からないから,テストで点数が取れないのに,「またこんな点数取ってきて!もっと頑張りなさい!」と言われても子どもは困ってしまいます

実は勉強のやり方が分からないから,やる気が出なかったり,サボってしまったりする子が大半です。しかし「勉強のやり方が分からない」と気づいている子は少ないため,大人が一緒に「どうやって勉強するのがいいかな?」と具体的な対策を考えることが大切です。

③ 現状が改善せず叱り続けないといけなくなるから

テストで悪い点数を取ってきたときに子どもを叱っても,①,②のような理由から勉強ができるようになりません。いつまで経っても現状が改善せず,叱り続けなければいけなくなります。子どもはどんどん勉強嫌いになり,中学生ごろに反抗期を迎えると手が付けられなくなります

  • なぜ今回のような点数になったのか
  • どの範囲からどんな問題が出題されたのか
  • どの問題が正解で,どの問題が不正解だったのか
  • 今後,どの問題集にどういう計画で取り組むか
  • 親が手伝った方が良いことはあるか
    • 丸付け,計画管理,理解度確認のクイズ,分からない問題の解説など

子どもがテストで悪い点数を取ってきたら,このようなことについて親子で話し合って今後の対策を立てましょう。叱るよりも,きっと効果が表れるはずですよ。

 

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