「うちの子,宿題をギリギリまでやらないんです」「どのような声掛けをすればいいでしょうか」というご相談を受けることがあります。対処法はお子様の状況によって変わってきます。
宿題を難なく期限内に終えられる場合は問題ない
ギリギリまでやっていなくても,スイッチが入ったらすぐに宿題を終えられる場合は,そこまで心配ありません。子ども自身で「この宿題の内容なら,これくらいの時間があれば終わるな」「ギリギリに取り組んでも大丈夫」と見通しを持つことができているためです。宿題が難しくなったり,量が増えたりしたら,「早めに始めないとマズい!」と子ども自身で気づいて前もって取り組めるようになるでしょう。
夜遅くまで終わらない/子どもが感情的になる場合
ギリギリまで宿題に取り組まず,夜遅くになってしまったり,「終わらない!どうしよう!」と感情的になってしまったりする場合は,改善が必要です。
まずは子どもに「宿題をそのタイミングで始めても間に合わない」ということに気づいてもらうことが大切です。(子ども自身で気づかないと,親が「早く宿題をやりなさい!」といつもガミガミ言わなければならなくなります。)宿題をギリギリまで放置していたためにイライラしてしまった,夜遅くまでかかって翌日眠くなってしまった......というような失敗体験を子どもに何度も経験してもらうのが一番です。そうすることで,「宿題をギリギリまで放置しておくのはマズいな」「もっと早くから取り組まないといけないな」と子ども自身で気づくことができます。
とはいえ,子どもだけでは宿題に早めに取り組むのが難しいこともあるでしょう。頭では「早く宿題をやらないと」と分かっていても,目の前の楽しいことに流されてしまうこともあります。
そんなとき,保護者の方から「先に宿題をやろう!」「また宿題が終らずにイライラしたり,夜遅くになったりするのは嫌でしょ?」と声を掛けていただくと,子どもの心に響きます。宿題をやる曜日と時間を予め決めておくのも手です。
宿題がきちんとできたら「早めにやったから,今回はイライラせずに済んだね!」「やっぱり宿題を早めに始めるとラクだね!」と声掛けしましょう。どういう行動を取ると,どのような未来が待っているのか,因果関係について話すと,「今これをすれば将来こうなる」と子ども自身も見通しを持って行動できるようになってきます。
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