「子どもが勉強しないのですが,親が付いてでも勉強をやらせるべきでしょうか?」という質問を受けることがあります。
勉強の習慣が付くまでは親が関与したほうが良い
子どもの年齢が小さかったり,まだ勉強の習慣が付いていなかったりする場合,親がある程度関わって子どもに勉強をさせることも大切です。最初から「自分で勉強しなさい」というのはなかなか難しいと思います。
勉強の時間を決めておいて,「そろそろ勉強を始める時間だよ」と声掛けしたり,勉強のやり方が分からないうちは横に付いて教えたりしましょう。
勉強の習慣が付いてきたら声掛けを減らしたり,「このページが解けたらノートを持ってきてね」とだけ伝え,親が席を外したり,少しずつ勉強を子どもに任せていきましょう。子ども一人で勉強に取り組めたら,「すごいね!自分一人でできたね!」と褒めて,やる気をさらに引き出しましょう。
小学校低学年のころは親が横に付いて勉強の習慣を付け,中学年から少しずつ子どもに勉強を任せていき,高学年で子ども一人で学習できるようになると理想的です。
怒るくらいなら親が勉強に関与しない
勉強の習慣を付けることはとても大切ですが,問題を解けないときに親が子どもを怒ってしまったり,「何でできないかなぁ」というようなネガティブな声掛けをしてしまったりする場合は,勉強に関わらない方が良いです。
子どもが「どうせ自分はできないんだ」というマイナス思考に陥ってしまうと,その後塾に通ってもその考え方を変えるのに時間がかかってしまい(数年かかることも多いです),成績がなかなか伸びません。精神面でブロックがかかってしまうと,できない問題を見ただけで感情的になってしまったり,解説を聞いても思考停止状態のため身に付かなかったり,吸収率が大幅に低下してしまいます。
親が関わって子どもに勉強の習慣を付けること自体はとても効果的ですが,関わり方がポイントです。親のコンディションによるところもあると思いますので,「今日は怒ってしまいそうだな」という日は子どもの勉強に関わらないなど,調整していただくのも良いと思います。お母さん(お父さん)ばかりが教えるのではなく,時にはお父さん(お母さん)にバトンタッチするのも良いでしょう。親も子どもも,気長に楽しみながら家庭学習に取り組みましょう!
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