先日の勉強のやり方講座で,小学生のお子様をお持ちの保護者様から「語彙力を付けるためには,どんな勉強をしたら良いですか」というご質問をいただきました。
東大卒業生が教える!成果が出る勉強のやり方講座を開催しました。目標設定の重要性、計画の立て方・実行の仕方、やる気の出し方(そもそもやる気は存在しない!)など、皆様のご質問に沿って様々なお話をしました🗣私にとっても有意義なひと時でした。ありがとうございました✨#浜松 #教育 #子育て pic.twitter.com/qFrW0ziZxW
— 多田 淑恵@英文法ドリル📕今夏出版予定 (@yoshie_tada) 2023年4月12日
漢字の学習をしっかりと行う
語彙は,漢字の組み合わせででてきいることはほとんどです。しかたがって,漢字一つ一つの意味が分かれば,意味を類推できる言葉が増え,語彙力も高まります。漢字一つに対して,読み方・意味が複数あるものも多いので,きちんと理解しておくことが大切です。
SNSや講座でよく紹介するエピソードなのですが,教室の生徒さんで「雪の宿(やど)」というお菓子を「雪の宿(しゅく)」と読んでいる子がいました。確認したところ,「宿(やど)」という漢字の読み方や意味を知らなかったようです。「宿題の宿(しゅく)」しか知らないから,「雪の宿(しゅく)」と読んでいたとのこと。
「宿(やど)」という言葉の意味を説明すると,お菓子の見た目・ネーミング等について「そういうことだったのか!」と深く理解できたようです。
このように,読み方・意味が複数ある漢字なのに一つしか知らない場合,理解できる言葉が限られてきてしまいます。この生徒さんも語彙力がなく悩んでいましたが,根気強く漢字テストを行い,複数の読み方・意味を理解することで,少しずつ語彙力が高まっていきました。
ご家庭でゲーム感覚でできる語彙力アップのための取り組みについては,以下の記事でご紹介しています。
アプトプットが大切
分からない言葉に対して辞書を引いたり,四字熟語やことわざの漫画を読んだりするだけでは,語彙力は身に付かないかもしれません。これらの取り組みはもちろん行った方が良いですが,インプットにとどまってしまうからです。
その言葉を正しい文脈の中で使える,自分のものとして使いこなせて初めて,語彙力が付いたと言えるため,アウトプットすることが重要です。
私の教室では以下のような問題集を使用しています。
語彙に関する問題に取り組んでもらった後,出てきた語彙を使って自由に作文を書いてもらいます。語彙の使い方が間違えていたり,不自然だったりした場合は指導を行います。そうすることで,「この言葉はこういうときに使うんだ!」「こういう理由でこの使い方は間違いなんだ!」と理解がより深まります。
ご家庭でできそうな取り組みがあれば,ぜひ試してみてください。少しでも参考になれば幸いです。
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