前回の記事で,自信はそれほど必要ないのでは?と書きました。
自信と混同されやすい言葉に「自己肯定感」があります。自信と自己肯定感は何がちがうのでしょうか。
自信と自己肯定感のちがい
自信:自分の能力を信じること
自己肯定感:能力に関係なく自分を信じること
自信がある=自分の能力を信じている状態です。努力して結果を残し,自分の能力を信じていても,自己肯定感が低ければ,もし何かできないことがあったり,スランプに陥ったりしたら,「自分はもうダメかもしれない......」と挫折しやすくなります。
自己肯定感が高い=「どんな自分でもOK」「自分には価値がある」と信じている状態です。何かできないことがあっても,スランプに陥っても,自己肯定感が高ければ,「自分は自分」「自分なら大丈夫」と前向きに捉え,自分のやりたいことをやり続けることができます。
子どもの自己肯定感を高める声掛け・接し方
子どもの自己肯定感を高めるには,「ありのままの自分に価値がある」と子どもに思ってもらうことが大切です。
①子どもの話をよく聞く
「それはおかしくない?」「何でそんなことしたの!?」など,子どもが話している途中で否定せず,最後まで聞くようにしましょう。「お母さん,お父さんは自分の話を聞いてくれるんだ」「何を言っても受け止めてくれるんだ」と子どもは安心します。子どもの話を最後まで聞いた後に,「どうしてそう思ったの?」と質問したり,「こうするのもいいんじゃないかな?」と親の視点を伝えたりしましょう。
②親がジャッジしない
「またできなかったの?」「そんな悪い点数取ってきて」と親が子どもをジャッジしないようにしましょう。毎回,親から点数や結果で評価されると,「勉強ができない自分には価値が無い」「スポーツができない自分には価値が無い」と子どもは考えるようになり,自己肯定感が育ちません。その子なりに頑張っている姿勢が見られれば,「最近,よく頑張っているね」「努力する姿勢が素晴らしいね」と取り組み方や過程を褒めるようにしましょう。
③存在自体を認める
「勉強ができなくても,スポーツができなくても,お母さん,お父さんはあなたのことが大好きだよ」「あなたの存在自体が大切だよ」「生まれてきてくれてありがとう」と子どもに伝えましょう。
つい,子どもの悪い点ばかりが目につき,叱ってばかりいる......という保護者の方もいらっしゃるかもしれませんが,ぜひ①~③を意識してみてくださいね!
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