子どもの「そんなの学校で習ってない!」という発言は要注意

生徒さんを指導していると,「そんなの学校で習っていない!」と言う子がいます。確かに,市販の教科書や参考書と,学校の授業で習う順番が異なることはあります(=本当に学校で習っていない)。

しかし,学校ですでに習っている範囲であっても,「そんな問題は学校でやっていないから」と言う子もいます。このような発言をする子は,「学校でやっていない問題は,できなくていい・やらなくていい」と考えているように思います。

学年が上がると学校で習っていない問題もたくさん出てくる

学年が上がると,習った知識・考え方を応用して解かなければいけない問題がたくさん出てきます。学校で全く同じ問題を習っていなくても,知識・考え方を応用して解ける問題であれば,別のバリエーションの問題も出題されるのです。

「学校で習っていない問題はやらなくていい」「解けなくても大丈夫」というように子どもが考えている場合、将来的に伸び悩んでしまいます。だから,考え方を変えることが大切です。

市販のドリル・問題集に自宅学習で取り組む

学校の授業を受け,学校の教材にしか取り組んでいない場合,「学校でやった問題だけできれば大丈夫」と子どもは考えてしまいがちです。市販のドリル・問題集に取り組ませることで,色々なバリエーションの問題があることをまずは知ってもらいましょう。「この範囲にはこんな問題もあるんだ!」「学校ではこんな問題やらなかったけど,こういうふうに解けばいいんだ!」というように,子どもの考え方も少しずつ変わってくるはずです。

「学年が上がると,学校で習っていない問題もテストに出てくるよ」「もしまだ習っていない範囲であっても,遅かれ早かれ習うはずだから,予習だと思って取り組んでおこう」などと保護者様からお子様に話していただくのも良いと思います。

学校で習ったことのない問題でも,「やっておこう!」とお子様が前向きに取り組めるように導きましょう。

 

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