最近、「AIがここまで進化しているなら、もう塾や先生はいらなくなるのでは?」という話を耳にすることがあります。
確かに、AIは非常に便利です。わからない問題を質問すれば、すぐに解説を返してくれて、英作文の添削や要約、問題作成まで行ってくれます。
私自身も仕事の中でAIを活用しており、今後ますます教育現場でAIが使われる時代になると思います。

しかし、それでもなお、“人が教える価値”はなくならないと感じています。なぜなら、子どもが伸びるかどうかは、「知識を知ること」だけでは決まらないからです。
実際には、
- どこでつまずいているのか
- 何が原因で手が止まっているのか
- どの順番で学習すべきか
- 今の負荷が適切か
- モチベーションが落ちていないか
など、学習以外の部分も非常に大きく影響します。
AIは「答え」や「解説」を出すことは得意ですが、「この子は今、自信を失っているな」「このやり方だと途中で折れるな」「ここは少し成功体験を積ませたほうがいいな」という“人間の状態”を見ながら伴走することは、まだ難しい部分があります。
また、子どもは「わかった」だけでは動きません。
- 計画を立てる
- 実行する
- 継続する
- 修正する
という部分で、多くの子が止まります。
教育コンサルティングでも、「勉強法がわからない」というより、「続かない」「やり切れない」というご相談のほうが多いです。
だからこそ、人が関わる価値があります。
AIを否定するつもりはありません。むしろ、AIを上手に活用できる子は強い時代になると思います。ただ、そのAIを「どう使うか」を考えたり、継続できる環境を整えたりする部分には、やはり人の力が必要です。
これからの時代は、「AIか人か」ではなく、“AIを活用しながら、人が伴走する”という形がますます重要になっていくのではないかと思います。
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