様々な生徒さんを指導してきて、勉強ができるようになる子・ならない子には明確な違いがあると感じています。
今回は、勉強ができるようになる子・ならない子の違いを8つご紹介します。
1. 勉強時間
勉強の習慣があるかどうかはとても大切です。家庭できちんと勉強時間を確保しているでしょうか。勉強ができるようになる子は、毎日コツコツと勉強しています。言うまでもなく、勉強時間の差は、成績の差に直結します。
2. 勉強の内容
子どもに合った教材、勉強内容に取り組むことも大切です。難しすぎる教材に無理に取り組んでいないでしょうか。
逆に、全問正解できる簡単な教材ばかりに取り組むのも、学びが少なく効果的ではありません。子ども自身で7~8割程度解ける難易度の教材を選びましょう。
3. 計画・戦略
「いつまでにこれができるようになりたい」という計画や、「入試にこの教科が必要だから力を入れる」「この教科は不要だから捨てる」という戦略は明確でしょうか。
満遍なくすべての教科に取り組むよりも、計画や戦略をしっかり練って、優先順位を付けたり取捨選択したりすることも大切です。
4. 目的意識
「今回はこれを学びたい!」「これができるようになりたい」という目的意識は明確でしょうか。ただ漫然と勉強時間を過ごす子と、目的意識を持って勉強に取り組む子では、吸収率が大きく変わってきます。
5. 「わからない」に敏感
丸付け・やり直しをせずに、解きっぱなしにしていないでしょうか。わからないことを放置していないでしょうか。解説を読んだり、教科書や辞書を調べたりして、毎回わからないことをきちんとわかるようにすることが大切です。
勉強ができるようになる子は、「わからない」という感覚に敏感で、疑問点を放置しません。毎回わからないことをわかるようにするからこそ、成績が上がるスピードが速いです。
6. マインドセット
勉強ができるようになる子は、「勉強ができるようになりたい!」と思っています。「こうしたらいいんじゃない?」「これを試してみよう」など、先生からのアドバイスを素直に聞くことができます。
そして、「できないことができるようになるのが楽しい!」というように、成長過程に喜びを見出すことができます。
わからない問題に出会っても感情的にならずに、「どうやって解くんだろう?」と興味を持って、楽しんで取り組むことができます。
勉強ができるようになるまでの道のり、正解を導き出すまでの過程を楽しめる子は伸びます。
7. 将来の夢、志望校がある
将来の夢や志望校が決まっている子は、勉強に対するやる気が湧きやすいです。
勉強を継続していると、頑張っているのに成績が上がらなかったり、辛い場面もたくさんあります。「夢を必ず叶えたい!」「この学校に絶対行きたい!」という気持ちが強ければ強いほど、辛い場面を乗り越えることができ、最後までやり抜くことができます。
8. 好きなことに夢中になった経験がある
スポーツ、モノ作り、音楽など、好きなことに夢中になった経験がある子は強いです。将来の夢や志望校が見つかり、エネルギーを注ぐ対象が勉強に移ったとき、とことん打ち込むことができます。
勉強ができるようになるためには、才能以上に、考え方・マインドセットや、どれだけ続けられるか、諦めずにやり抜けるかが大事です。ぜひ上記8つを意識してみてください!
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