いよいよ春休み。春休みにどのような学習をすればよいか、お悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
東大卒で指導歴15年以上の私が、おすすめの学習内容をご紹介します。
予習よりも、前の学年の復習をするのがおすすめです。
小学生の場合は算数、中学生の場合は数学・英語の学習内容は、前学年の学習内容の発展となります。前学年の学習内容で取りこぼしがあると、次学年の学習も行き詰まってしまうので、注意が必要です。
前学年の総復習ができるのが一番理想的ですが、春休みは日数が少なく、そこまで手が回らないかもしれません。
特に優先的にやっておいたほうが良い学習内容は次の通りです。
① 算数、数学の計算
繰り上がりの足し算、繰り下がりの引き算、掛け算、割り算、小数や分数の計算が速く正確にできるでしょうか。中学生の場合は、文字式や方程式を正しく解けるでしょうか。
計算は学年が上がるにつれ、複雑になります。
文章題で式が立てられても、計算で間違えてしまったり、計算に時間がかかり過ぎて試験時間が足りなくなってしまったりする子が少なくありません。
ぜひ春休みに計算のトレーニングを行い、速く正確に解けるようにしておきましょう。
webの計算プリントを活用するのも効果的です。
▼小学生:全学年向け 計算混合ミックス(四則計算)
▼中学 数学 【計算たしかめミックス】
② 漢字
習ったときには覚えていても、時間が経つと忘れてしまっている子が少なくありません。ぜひ春休みのタイミングで前の学年に習った漢字の復習をしておきましょう。
中学生でも、小学校で習った漢字を間違えてしまう子がいます。中学生以降は、国語以外の教科も、漢字の間違いがあると毎回減点されてしまうため、漢字が苦手だとテストの点数が伸び悩んでしまいます。小学校で習った漢字が曖昧な中学生は、ぜひ春休みに復習しておきましょう。
③ 英文法の総復習(中学生)
次の学年では新しい英文法を学びますが、これまで学んだ英文法が曖昧だと、混乱してしまいます。
学校では英文法について詳しく学ばないかもしれません。
拙著『日本語と英語くらべてわかる中1・2・3英文法』は、なぜそのような英文法になるかを日本語と英語を比べて詳しく解説しています。英文法を体系的に学ぶことで、理解が深まるはずです。
お子様によって得意、不得意が違うため、①〜③がすでに問題なくできる子は、ご自身の苦手な分野に取り組んでいただければと思います。
毎日コツコツ学習に取り組み、充実した春休みを過ごしましょう。
家庭学習・教育のコンサルティングを実施しております。お子様に合った教材や学習法のご提案,進路設計・志望校・習い事選び,声掛け・接し方等,家庭教育に関するアドバイスを行います。目標設定→計画立案・実行→改善→振り返りという学習PDCAサイクルをお子様自身で回せるよう,学習サポ―トも行っております。
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