子どもが少し難しいことに挑戦したとき、「できない」「もうやらない」とすぐ諦めてしまう――多くの保護者が一度は感じたことがある悩みです。
ですが、“諦めやすさ”には年齢ごとの理由があり、子どもに合った声かけをすると驚くほど改善します。
今日は、子どもが諦める心理と、年齢別の具体的な声かけ方法をご紹介します。
なぜ子どもは「すぐ諦める」のか?3つの共通原因
① 成功体験が少なく、「やればできる」感覚がない
大人が何気なくやっていることも、子どもにとっては大仕事。途中でつまずいたときに、自分で乗り越えた経験が少ないと、「失敗=向いていない」「無理」と判断します。
② 目標が抽象的で、ゴールが見えない
「もっとがんばれ」「しっかりやって」では、どこを目標にして良いか分かりません。目標が曖昧だと、子どもはすぐに気持ちが折れてしまいます。
③ 親が“正解”を急ぎすぎてしまう
丁寧に教えたいと思ってアドバイスすると、子どもは逆に「自分はできていない」と感じやすいです。結果として、やる気より“萎縮”が起きることもあります。

年齢別:諦めにくくなる声かけ方法
【4〜6歳】感情が揺れやすい時期。まずは“気持ちの受け止め”が最優先
この時期は、気持ちを落ち着けて、安心感を与えることが最重要です。
✦ 効果的な声かけ例
「できないって思ってるんだね、そう感じることあるよ」
「ここまでやれたね!次はどこを一緒にやろうか?」
「ちょっと休んでから、もう1回だけやってみようか」
ポイント: 無理に続けさせず、“一緒にやる”姿勢を見せると安心します。
【小1〜小3】成功体験で「やればできる」感覚を作る時期
この年齢では、少しの成功が“大きな自信”に変わります。
✦ 効果的な声かけ例
「最初より早くできたね!成長してるよ」
「どこが難しいと思った?そこだけ一緒に攻略しよう」
「次の1分だけがんばってみよう!」
ポイント:
・“部分的な成功”をほめる
・“時間を区切る”と集中が続く
【小4〜小6】メタ認知が育ち、自分を客観視し始める時期
この時期は「自分は◯◯が苦手」と思い込みやすいですが、同時に“振り返り力”が伸びる大事なタイミングです。
✦ 効果的な声かけ例
「今回はどこで止まったと思う?」
「できなかった理由を一緒に探してみよう」
「こうやればできそう!ってポイントある?」
ポイント:
“できない原因”を客観的に見ると、子どもは自然と「改善できる」と考えられるようになります。
親がやりがちなNG声かけ
「なんでできないの?」
「ほら、こうやればいいでしょ」
「前にできたよね?なんで今日できないの?」
これらはすべて“責められている感覚”を強めます。特に繊細な子は、諦め癖が強くなってしまうことも。
諦めない子に育つための「家庭でできる工夫」
① 小さな成功を積ませる(ハードルはとにかく低く!)
できることを繰り返すことで、徐々に難しいことへ挑戦できます。
② 失敗したら「実験だったね」と捉える
「失敗=悪いこと」ではありません。親が先に“失敗の肯定”を見せることが大切。
③ 「努力の過程」を丁寧にほめる
結果より、取り組む姿勢をしっかり評価しましょう。
まとめ
子どもがすぐに諦めてしまうのは、能力の問題というより“気持ちの問題”であることが多いです。年齢に合わせた声かけをするだけで、驚くほど粘り強い子に育っていきます。
親の声かけ次第で、挑戦を楽しめる子に変わります。ぜひ今日から1つだけ試してみてください。
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