「親がつい言ってしまう」NG声かけとその代替案

子どもに対してつい言ってしまう口ぐせ、あなたにも心当たりはありませんか?

「早くしなさい」「何回言ったらわかるの?」「〇〇ちゃんはできるのに…」。

このような声かけは、親にとっては無意識の“指導”かもしれませんが、子どもにとっては“責められている”と感じることが多く、やる気や自信を削ぐ結果につながってしまうこともあります。

今回は、よくあるNG声かけと、今日からすぐ使える代替フレーズをご紹介します。

 

■ よくあるNG声かけ3選

「早くしなさい!」

朝の支度やお風呂、宿題など、何かと時間に追われる場面で出てきがちな言葉です。しかし、これを繰り返されると子どもは「せかされること=ストレス」と感じ、行動の質も下がってしまいます。

 

「何回言ったらわかるの?

これは“叱責”のようでいて、実は何も具体的な指示になっていません。子どもは「わかってるのにできない」「責められてばかり」と感じ、自信を失いやすくなります。

 

「〇〇ちゃんはできるのに…」

他人との比較は、やる気を刺激するどころか逆効果です。子どもが自分を否定されたと感じ、「どうせ自分なんて…」という無力感に繋がることもあります。

 



■ 今日から使える代替フレーズ

NG声かけを完全になくすのは難しくても、意識して少し言い換えるだけで、子どもとの関係性が大きく変わります。

 

「早くしなさい」→「あと5分で出かけるよ。今なにをしてる?」

「時間が迫っている」ことを伝えつつ、自分で行動を見直すきっかけを与えられます。

 

「何回言ったらわかるの?」→「次はどうしたらうまくいくかな?」

過去の失敗を責めるのではなく、前向きな思考に切り替える声かけです。

 

「〇〇ちゃんはできるのに」→「あなたはこういうところが得意だね」

他人との比較ではなく、本人の長所に注目することで自己肯定感を高めます。

 

■ まとめ:声かけは「指示」より「対話」

大切なのは、子どもを「動かす」ことではなく「気づかせる」ことです。

私たち大人も、上司やパートナーに怒鳴られたり比較されたりすれば、モチベーションが下がってしまいますよね。子どもも同じです。

ちょっとした言葉の選び方で、子どもは驚くほど前向きに行動し始めます。

完璧な声かけはできなくても大丈夫。「つい言ってしまった」と気づけた時点で、それは立派な成長です。

今日から少しずつ、声かけを“指示”から“対話”に変えていきましょう。

 

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